マンションのフローリングをリフォームするポイント

マンションフローリングのリフォーム

マンションのフローリングをリフォームをする際には押さえておいた方がよいポイントがあります。この記事ではリフォームの工法や素材、業者を手配する方法などについて詳しくポイントをまとめたので参考にしてみてください。

マンションでのフローリングリフォーム

【この記事のポイント】

・マンションのフローリングリフォームする際の注意点をご紹介
・フローリングの施工方法を知ろう
・おすすめのフローリング素材って?
・見積りをとる際に大切なことは?

更新日:2023/11/12
初稿:2022/12/12

マンションフローリングリフォームの注意点

内装のリフォームとして、フローリングを張り替える際には、壁紙やカーペットなどインテリアとの色合いを合わせるとイメージが沸きやすくなるので、そういったことも加味しながらリフォームについて考えていきましょう。
まず始めに、マンションのフローリングリフォームをするときに押さえておきたい注意点を紹介します。業者に相談を始める前に家族と確認をし、考えを統一しておくとスムーズにリフォーム工事を進められます。事前に確認しておきたい点は以下の通りです。

マンションフローリング

目的と予算を確認しよう

まずは、マンションのフローリングリフォームの目的と予算を決めましょう。
フローリングリフォームをしたいと考え、色々なサービスを見ていると目移りしてしまうことがあります。予算オーバーになってしまって考え直さなければならなくなったり、無理に施工を依頼してしまってリフォーム後の生活が苦しくなってしまえば本末転倒です。予算の面でも失敗や後悔をしないように注意が必要です。

マンション フローリング
今回のリフォームでどのような部屋にしたいのかをよく考えて目的を定めましょう。そして、リフォームローンを使用するかどうかも検討した上で予算を立て、希望の予算内に収まるようにリフォーム計画を立てるのが大切です。
各自治体や国の制度によって、リフォームの補助金や助成金が使える場合もあるので、HPや問い合わせをして事前に確認しておくことをおすすめいたします。
助成金

マンションの管理規約を調べよう

マンションフローリングをリフォームする際にはマンションの管理規約を確認するのが欠かせません。
マンションによっては無垢材の使用が禁止されていたり、近隣の部屋に通知する必要があったりと、各方面への対応などもあるので管理組合から許可を得ることが一般的です。
また、リフォームをするときには騒音や振動などを考慮し、近隣住民に対する説明や、同意を得ることを原則としていることもあるので注意しましょう。

マンション

マンションの管理規約に詳細が記載されている場合もあります。そういったマンションごとの規約を確認した上でフローリングリフォームの計画を立てましょう。そうすることで余計なトラブルを避け、安心して工事してもらうことができます。
そして、マンションを購入したからと言って良いということでもなく、購入時に禁止事項の説明などもあったかと思いますので、契約の際の約款なども確認しておくことをおすすめいたします。

約款
大掛かりな工事が難しい場合には、置き敷き施工が可能なラミネートフローリングがおすすめです。
既存のフローリングの上からでも施工が可能なため、工事の際の騒音なども最小限に抑えることができるでしょう。ラミネートフローリングのKRONOTEX見た目もおしゃれで近年人気急上昇中です!
マンション以外にも商業施設や宿泊施設などでも多く利用されています。気になる方はぜひ、施工事例をご覧になってみてください。

防音対策について考えるポイント

マンションのフローリングリフォームをするときに注意が必要なのが防音です。
戸建て住宅の場合はそこまでの心配はありませんが、マンションの場合には階下への防音効果は気になるところです。集合住宅で暮らす以上、周囲に音や振動による迷惑をかけないように配慮する必要があります。
マンション 階層
フローリングで防音効果を高める方法には様々なものがあります。釘などを使わない置き敷工法のフローリングを選ぶ、下地やフローリングの質に防音効果の高いものを選ぶことなどが挙げられます。現在は、マンションの足音や衝撃音などを考慮して新しいタイプの下地材が販売されていたり、新たな防音対策などがあります。
特に、小さなお子様がいるご家庭では、工事後にも周囲を気にして、フローリングの上にクッションマットを敷く方も多いことでしょう。クッションマットの場合、防音だけでなく、傷や汚れからもフローリングを守ってくれるのでお子様が大きくなるまで使用するのもいいかもしれません。
クッションマット
また、リフォームコストを抑えるために、安価な床材を選んでしまうと、十分な厚みのない合板でできたものになりがちです。床の防音性能は床材の厚みとも比例し、薄いほど防音効果は下がる傾向にあります。そのため、使う床材の防音性能やコスト面のバランスをよく検討することが重要です。
マンション 床
防音性能は、遮音等級と呼ばれる L値で確認することができます。このL値については、マンションの規約によって条件が定められている場合もあるので事前に確認しましょう。 一般的に防音に効果的とされる床材の一つがクッションフロアです 。
クッションフロア
クッションフロアはその名の通り、クッション性があり、防音に繋がるとされています。塩ビ素材にプリントしたりするので模様やカラーなどのバリエーションも豊富でマンションにもよく採用されていました。特に洗濯機や冷蔵庫など、振動も音も出る家電製品がある脱衣所や洗面所、キッチンなどに使われるケースが多いです。
しかし、クッションフロアはシート状のものが多く、他の床材と比べても耐久性が低く劣化スピードも早い傾向にあります。表面に傷がついてしまうと補修は困難で、一面張り替えとなります。
国産杉 フローリング
一方、無垢材を使った無垢フローリングの場合、中でも針葉樹と言われる杉やパインの床材が柔らかく伸縮性もあるのでクッション性があるとされています。柔らかい無垢フローリングはお子様だけでなく、猫や犬などのペットにも優しい床材としておすすめです。

クッション性のある無垢フローリング商品

パインヒノキなど針葉樹の無垢フローリングは和室との馴染みもよく、和風な雰囲気の住宅にも合います。ですので、マンションだけど内装は純和風な雰囲気にしたいという要望にも応えることができます。また、杉やヒノキは香りも良さも魅力の一つです。香りの成分に含まれるフィトンチッドはリラックス効果がるとされ、癒しの空間を造ってくれます。
杉 フローリング
無垢フローリングは冬場など素足で歩くとひんやりとした冷たさを感じるという方も中にはいらっしゃるかもしれません。ただ、スギなどの針葉樹であれば木質が柔らかく、クッション性もあるので、冷たさを軽減してくれます。最近では、床暖房に対応した商品もあるので、無垢フローリングの選択肢の幅も広がりました。冬場に足元の寒さが気になる場合は床暖房への改築も検討してみてください。

フローリングリフォームで重要な施工方法

マンションのフローリングリフォームでは施工方法の選択が必要です。フローリングの施工法には大きく分けると二つあり、「張替え」「重ね張り」の2種類のフローリング工法があります。ここからはそれぞれを比べ、施工方法の特徴とメリット・デメリットを簡単に解説していきます。

フローリング 張り替え

フローリングの張替え

張替えは今まで使用していた床材を撤去してからフローリングを張る施工方法です。
床材のリフォームの際には最もスタンダードなスタイルで、元々フローリングだったときだけでなく、畳やタイルなどを使用していたときにもすべて撤去してフローリングに張り替えることができます。

畳からフローリングへ張替え
張替えをするメリットは古い床材をきれいに撤去して下地を整備してからフローリングを敷くことができる点です。ずっとフローリングリフォームをしていなかった場合には下地が傷んでいることがよくあります。そのため、下地の補修をしつつ、下地もキレイに平らにした上でフローリングを敷くと美しい仕上がりになるのが魅力です。築年数の古い物件や、住んで長い住宅で床下が気になる場合は、張り替え工法がおすすめです。
マンション フローリング

築年数が経っている場合は、白アリ対策としても張り替え工法を行うと床下の状態を調査することができるので安心です。ただし、張替えの場合には施工工程が多くなるので費用も期間もかかります。どのくらい工事に時間がかかるかはケースによりますが、マンションで全面張替えをするときには仮住まいの用意が必要になることもあるので注意が必要です。見積時に工期の確認もすると良いでしょう。

費用についても工事費が高くなるだけでなく、古い床材の廃棄費用などもかかるため、想定以上に費用が掛かる場合があります。しかし、張替えは丁寧な補修をすれば、フローリングを長持ちさせることに繋がります。そういった点で、張替えをする方がコストパフォーマンスが良いと思う方もいらっしゃるでしょう。

LIFE UP FLOORではフローリングの無料見積を承っております。業者様だけでなく、一般の方もご依頼いただけます。フローリングリフォームを検討中の方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。

フローリングの重ね貼り

重ね貼りは今の床材の上にフローリングを敷く施工方法です。床材の撤去をしないので工事にかかる費用も期間も短くて済むのがメリットです。重ね貼りの場合には、そのまま床に新しい床材を重ねるだけなので、マンションの全面リフォームでも1日で終えられることが多く、仮住まいを用意しなくても問題ありません。また、フローリングリフォーム費用を抑えたい時におすすめの施工方法です。また、DIYで床をリフォームを検討する場合も重ね張り工法がおすすめです。

リフォーム工事

張り替え工法の場合、湿気によって生じる床板の反りや間隔を綿密に計算して施工する必要があるため、経験と専門技術が必要です。重ね張りは床材を剥がす必要がなく置き敷タイプのフローリングを選べばDIYでも施工がし易いでしょう。

置き敷きにはラミネートフローリングのKRONOTEXが最適です!

ただし、重ね貼りをする場合、 既存の床材や下地が傷んでいると、後に不具合が生じる可能性があります。下地が傷み、床が傾いてしまったり、既存の床の劣化によって段差ができるといったリスクもあります。そのため、まずは、重ね張り工法が適しているのかを判断するために、床下を調査することが大切です。やみくもに重ね張りリフォームを行い不具合が出て再度リフォームをしなければならない状況になってしまっては大変です。まだ新築マンションの場合や、数年前に一度床のリフォームをした場合にはそこまでの心配は不要かもしれませんが、長年リフォームをしていない中古マンションの場合には重ね貼りで良いかどうかは慎重に検討する必要があります。

新築マンション

マンションフローリングの施工事例

ここからは、マンションのフローリングの施工事例をいくつかご紹介していきたいと思います。
置き敷きが可能なKRONOTEXやその他、無垢フローリングの施工事例をご覧になって参考にしてみてください。
マンション リノベーション
クロノテックス
クロノテックス

海外の古い倉庫や工場をイメージした4「インダストリアル系」の内装に合わせて選ばれたフローリングは、天然の木と遜色のない質感を実現しています。

KRONOTEX EXQUISIT D2774は木目や節がはっきりとしており、ヴィンテージ調のインテリアとの相性が良く、KRONOTEXシリーズの中で最も無垢フリーリングに近い見た目のラミネートフローリングです。

マンション クロノテックス
クロノテックス
クロノテックス

こちらもRC造新築マンションでKRONOTEXのEXQUISITを採用した事例になります。同じシリーズでも色味や風合いが異なり、お好みのものをお選びいただけます。KRONOTEX(クロノテックス)は、全てのシリーズで床暖に対応しており(施工について制約がございます)張替えが可能で、他室での再使用も可能となっております。

施工事例
施工事例

続いてはマンションのフルリノベーションにて、オークの床材と、天井にはレッドシダーの羽目板を採用いただいた事例になります。インテリアとの相性もよく、新築のように生まれ変わっています。

ご覧いただいたように、フローリングを張替えることで見違えるほど室内が明るくキレイになっています。マンションのリフォーム・リノベーションをする際にはフローリングは欠かせない部分です。もっと他の施工事例をご覧になりたい方は下記よりご覧ください。

マンションフローリングにおすすめの素材

マンション

フローリングリフォームでは素材選びが重要なポイントです。防音性が基準を満たすことも大切ですが、手入れのしやすさや施工のしやすさ、耐久性の高さなども確認した方が良いでしょう。同時に間取りに合わせて、デザインや風合いも検討するとよいでしょう。納得のリフォームをするには素材選びを重視するのがおすすめです。最近では、たくさんのフローリングがあり、見た目、踏み心地が異なります。

無垢床

無垢フローリングは木材が持っている自然の美しさを楽しみたいときに適している素材です。フローリングに用いられている無垢材は多岐にわたっていて、オークブラックウォールナットヒッコリーメープルなどがよく用いられています。

日本で伝統的なひのきカラマツなども候補にできるでしょう。無垢フローリングでは種類によって色合いも木目も違うので、暮らしや間取りに沿って、一つずつ丁寧に吟味してベストを選び出すのが大切です。

無垢フローリング

無垢フローリングの魅力は本物の木の質感と使い込むほどに自然な艶が出て、多少の傷も味わいとして長く愛用いただけることです。「お手入れが難しいのでは?」と心配される方もいますが、通常のお掃除と同様に掃除機を使い、汚れが気になる時は固く絞った雑巾で水拭きすることもできます。

一方で、無垢フローリングよりも単価が安いとされる複合フローリングや三層フローリングなどもあります。見た目は無垢材と変わりないですが、性質や特徴が異なるので調べてみるのもいいでしょう。また、前途でも出てきたクッションフロアやシートフローリングなどもマンションでは利用されることがあります。
今では多くの床材が商品化され、通販やホームセンターでも簡単に手に入る時代です。だからこそ、より良いもの、自分達に合ったものを吟味して後悔のないフローリング選びをなさってください。

弊社ではフローリングの無料サンプル請求が可能です。まずはお手元で実際に質感や色合いをご確認してみてはいかがでしょうか?気になる商品がございましたらお気軽にお問合せください。

ラミネートフローリングはリフォームにおすすめ

リビング

現在、弊社商品の中でも人気のある、ラミネートフローリングは高級感と美しい質感がありながらも高いコストパフォーマンスを発揮するのでおすすめのフローリングです。

KRONOTEXが代表的で、高密度繊維板を基材としてメラミン樹脂シートを組み合わせた4層構造を形成することにより高い性能を持つ素材に仕上げられています。メンテナンスをしやすいことがラミネートフローリングのKRONOTEXを選ぶ魅力です。

ラミネートフローリング
水や汚れ衝撃にも強くて長持ちしやすいフローリングなので、キャスター付きの家具の移動や土足歩行でも傷が付きにくい性質を持っています。釘を使わない置き敷施工に対応できるのも特色で、張替えでも重ね貼りでも問題なく施工できます。防音性も期待でき、マンションにも最適なフローリング素材です。

フローリングリフォームの依頼のポイント

マンションのフローリングリフォームを依頼する業者をどこにするかは悩みどころでしょう。口コミや、会社のサイトをみて評判や実績を調べる方多いのではないでしょうか。リフォーム業者に依頼するときの重要なポイントをまとめたので参考にしてください。

フローリングリフォーム

複数社で見積もりを取って比較する

フローリングリフォームをするときには複数社で見積もりを取りましょう。比較してみると気づきがあり、より良い業者に依頼できるようになります。最初に見積もりを取った業者で見積書に不明点があったら質問するのがまず大切です。
フローリングリフォームでかかるのは施工費と材料費だけではありません。養生費用や床材の処分費用などもかかることがあります。見積もりを出してもらったときに、個々にかかる費用の内訳が明確になっていると比較しやすいでしょう。

複数社で見積もりを取ると自分が見落としていた意外な費用に気付く場合があります。
例えば、張替えをするのに見積もりには処分費用が記載されていないのに気付くことがあるでしょう。後から処分費用を請求されることもあるので、必要項目が全部見積もりに記載されていることが大切です。複数社の見積もりを比較すると過不足が明確になります。

予算に合う業者を選ぶ

費用

お客様のライフスタイルに沿った造りたいお部屋のイメージ、予算をあらかじめしっかり固めてから、複数の業者から見積もりをとることで比較検討がしやすくなります。LIFE UP FLOORでは自社倉庫で品質管理し、多様な樹種と価格帯のフローリングを取り揃えております!フローリングでお悩みの方、まずはお気軽にご相談ください。

自由に素材を選べる業者を選ぶ

フローリングリフォームでは自由に素材を選べるのが理想的です。リフォーム業者によっては自社で用意した素材しか使わせてくれないこともあります。しかし、フローリング素材の選択肢は広いので、価格や機能のバランスを考えてベストを選ぶのが大切です。

自由に素材を選べる業者を選定して、自分で好きな素材を手配される方もいらっしゃいます。その際は、事前に業者へ相談し、対応可能かどうかを確認することをおすすめいたします。

フローリングリフォームでは素材が大切

フローリングリフォーム

マンションのフローリングリフォームでは事前に目的や予算を決めて、管理規約の確認をすることが欠かせません。ただ、最終的に重要なのは予算内で満足のフローリングリフォームをすることです。素材は費用にも効果にも大きな影響を与えます。

先ほどから紹介しているラミネートフローリングのKRONOTEXは耐久性や施工性にも優れたおすすめのフローリング材です。キッチンやトイレなどの水回りにも使えます。ぜひ、この機会にKRONOTEXを覧になってみてはいかがでしょうか。

おすすめのKRONOTEXはこちら

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