フローリングシートについて 無垢フローリングとの比較

シートフローリングについて知ろう

フローリング掃除

みなさん「シートフローリング」とは何か知っていますか?家づくりをしている方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
一般的にフローリングは、本物の薄い木材を表面に貼ってある「複合フローリング」や無垢材そのものを加工した「無垢フローリング」に分けられますが、シートフローリングは、木目などの柄を印刷したシートを貼ってあるフローリングのことです。

パッと見た目は同じ木目でも、本物の木ではなく印刷したシートを貼っているので、木のフローリングとは別のものになります。

<この記事のポイント>

・シートフローリングとは木目などを印刷したシートを貼ったフローリング

・価格が安くお手入れが簡単というメリットも                                      

・シートフローリングと比べると無垢フローリングは身体に優しく、経年変化も楽しめるのでおすすめ

シートフローリングの特徴

シートフローリング

シートフローリングは一般的な木のフローリングとは別のもの特有の特徴があります。

・価格が安い

シートフローリングの最大の魅力は価格の安さではないでしょうか。印刷したシートなのでコストが安く、デザインも豊富です。木目以外のデザインで、大理石調のものも人気があるようです。

本物の大理石はとても高価で、石なので足ざわりが硬くて冷たくなります。キッチンなどの水回りで、やわらかい踏み心地を残しながら、大理石風の床にしたい人にシートフローリングはおすすめです。

一方で、木目のデザインによってはチープな質感は否めません。シートフローリングの表面はあくまで印刷物なので、本物の木ならではの木目の美しさは出せません。

掃除

・汚れが落としやすく掃除がラク

シートフローリングは他の木を使ったフローリング、無垢や複合フローリングと比べるとラクにお手入れができます。ワックスがけやオイルなどのお手入れは一切不要です。

表面が木ではなくシートなので、汚れなどがつきにくく、水がしみ込みにくい構造です。ジュースなどをこぼした時もさっと拭き取ればシミにもなりません。

シートフローリングを掃除する時は、ゴミやホコリを掃除機で吸い、乾いたぞうきんで拭くだけで大丈夫です。

ただし、シートの下は合板なので、フローリングのつなぎ目から水が入れば膨れなどにつながります。長時間濡れたタオルを置いたままにしたり、直接洗剤をフローリングにスプレーするとシミや変色の原因になる可能性があるので、注意しましょう。

シートフローリング

・日焼けしにくく寸法安定性が高い

シートフローリングは表面が印刷したシートなので、天然の木に比べると紫外線による日焼けの影響は受けにくいと言われています。空間のイメージを崩さず、長い間見た目が変わらないことは魅力と言えるかもしれません。ただ、完全に色が変わらないわけでなく、日に焼けてシートの色が黄ばんだり、色味が変わってしますことはあります。

無垢フローリングのような「変化を楽しむ」という使いかたは、シートフローリングでは味わえません。

シートフローリングは土台の部分は合板でできているため、寸法安定性の高さは抜群です。季節ごとの変化による湿度の影響で、伸縮することはほぼなく、フローリングのすき間が大きくなることもありません。寸法安定性が高いので、床暖房に利用にも向いています。

無垢フローリングとの比較

無垢フローリング

・劣化が目立つ

シートフローリングは表面に印刷したシートを合板に貼っている作りなので、深い傷がついた場合、シートがめくれて合板がむき出しになります。その場合、補修することは難しく床を張り替える方法以外の対策はできません。

シートフローリングの時間と共に起きる傷や色あせは劣化になります。

その点、無垢フローリングの場合は、経年変化は味として空間に趣を与えてくれるのです。無垢フローリングは木そのものを床材として加工しているので、天然の木目、一つひとつ異なる色合いが唯一無二の床材です。そして、多少の傷であっても基材が見えることはなく、紙やすりで削る、専用のパテでDIYするなど、修復が可能です。時間と共に、木の色合いに深みもでます。日常の中で付着した油分は艶になります。それらは「劣化」ではなく、「味」となって暮らしを彩ってくれるでしょう。

無垢フローリング

・足触りが硬く、冷たい

シートフローリングは合板に薄いシートが張ってあるだけなので、足触りは合板そのものの踏み心地です。木の温もりややわらかさを感じることはできません。冬場はひんやりして、床暖房やカーペットを敷く必要があります。

無垢フローリングの場合、樹種にもよりますが、木の温もり柔らかさを足の裏で感じることができます。すべすべした天然木の触り心地、弾力性は子供の足にも優しく、お年寄りへの腰への負担も軽減してくれます。杉やひのき等の針葉樹の無垢フローリングは保育園などの施設にもよく使われています。

また、無垢材は天然の調湿効果があり、夏や湿度を吸収し、冬は湿気を吐き出してくれます。

シートフローリングにはそういった性能はないので、夏場、素足で歩くと、足の裏がベタベタするでしょう。スリッパが欠かせません。

無垢フローリングは一年を通して素足で歩きたくなる床です。

施工事例

床

LIFE UP FLOORでは豊富な種類の無垢フローリングを取り揃えております。

樺(カバ)130巾無垢フローリングの施工事例です。

樺のフローリングは白過ぎず、適度な色むらがこの商品の特徴で、和風室内、畳との相性もばっちりですよね。畳でもフローリングでも素足で歩くことができるのは魅力的だと思いませんか?

お客様のライフスタイルに合わせて、最適な無垢フローリングをご案内いたします。

無料サンプルもございますので、ぜひ、お気軽にお問合せください!

フローリング

・シックハウスの原因になることがある

シートフローリングは大量の接着剤を使って、合板に印刷したシートを貼り付けています。そのため、揮発した化学成分がアレルギーを引き起こす可能性もあります。空気の変化に敏感なお子様や身体の弱い方には天然素材でできている無垢フローリングをおすすめします。

漆喰の壁や土間など、天然素材をふんだんに使ったお家と無垢フローリングに組み合わせはばっちりです。長く住み続けたいと思う家になるよう、誰もが安心して暮らせる空間を作ってみませんか。

フローリング

・無機質な印象になる

シートフローリングのシート部分は、各メーカーがより本物感を出すために、凹凸をつけるなどの工夫がなされ、最近では天然の木のような見た目のものも増えてきました。ただ、人工的に量産されたものなので、シートフローリングの空間はチープ感があり、無機質な印象になりがちです。

無垢フローリングには世界の銘木と言われるような、チークやマホガニーといった木材を使ったものもあります。これらは昔から高級家具などにも使用され、長年大切にされていた木です。こういった木材を使った無垢フローリングは高級感があり、シートフローリングでは再現できない色合い、質感があります。上質な家具と組み合わせても違和感なく、インテリアとの統一感ある空間が作れるでしょう。

無垢フローリングをおすすめしたい理由

無垢

今回はシートフローリングについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。併せて、無垢フローリングと比較した場合のメリット、デメリットもお伝えしてきました。

シートフローリングは手軽に楽しめる床材として、マンションや戸建建売などで採用するケースが増えています。

しかし、私たちLIFE UP FLOORでは無垢のフローリングを自信を持ってオススメします!

天然の木の持つ、香り、温もりは人々に癒しと安らぎを与えてくれ、他の素材では叶いません。床材は家の中でも占める面積が広く、空間の快適さを左右する大切な要素です。

誰もが家にはリラックスして落ち着けえる場所を求めるのではないでしょうか。無垢フローリングで家族みんなが安らげる空間を造って欲しいと考えています。

新築、リフォーム、リノベーション、無垢フローリングについて気になることがある時はお気軽にお問合せください。

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