無垢フローリング【東信カラマツ】

東信カラマツについて
寒冷地に適応するため冬に葉を落とす国内唯一の落葉針葉樹として、厳しい冬に耐えながら地域の林業者によって大切に育てきました。
ウッドショックなどで国産材が見直されている今、注目の木材です。
信州の育林の歴史は古く、今から158年も前に植栽された最古の人工カラマツ林として、長野県御代田町の国有林に現存しています。
森林資源に恵まれた信州において、特に豊富に育成されてきた東信カラマツは人口林のため安定的に供給され、品質も高いことからフローリングや内装材としても重宝されてきました。樹齢80年以上の資源量は長野県が国内の45%を占め、全国一の資源量を保有しています。また小径木は土木材として利用されています。
美しい色と傷に強い

カラマツは、国産の針葉樹の中でも強度が高く構造用等の建築材としても使われます。
杉などと比べても傷が付きにくいので、フローリングにもおすすめです。加工の仕方によって伸縮、ソリひび割れの可能性がありましたが、近年では加工技術も発達しており、じっくりと乾燥させることで、反りがでにくく、強度・寸法安定性にも優れます。
カラマツの大きな魅力として、美しい風合いがあります。温かみのある褐色の色味は経年変化と共に艶が増し、品の良い柾目や味わいのある板目のコントラストは存在感があります。
辺材は白色、心材は褐色で赤味を帯びているので明るい表情となります。
腐りにくいので、外壁材、外内壁や腰板など、様々な場所に適していますが、フローリングや天井などに使用すると、カラマツの美しさが引き出された華やかな空間になるでしょう。
経年変化によって、落ち着きのある表情を見せてくれるので、モダンな雰囲気を作ることもできます。
カラマツは調湿性が高くダニの繁殖も抑制できます。そして、針葉樹の持つ柔らかさから断熱性・吸音効果の高さも魅力的です。足腰への負担も少く、お子様からお年寄りまで幅広い年齢の方が快適に使える床材といえるでしょう。
国産材が見直されている今、無垢フローリングとして、信州の高原で厳しい冬に耐えながら大切に育てられるカラマツの魅力を味わってみてはいかがでしょうか。