床材の種類を紹介!フローリングでおしゃれな部屋づくりのコツ

床材の種類と黄金比率を知ろう

フローリング
マイホームやマンションを購入したり中古物件をリフォーム・リノベーションする際、オフィスのや店舗を開く際にに悩むのが部屋のフローリングです。インテリアのように手軽に買い替えられるものではないので、施工する前にこだわって選びたい人が多いのではないでしょうか。今回は、お洒落な部屋に合うフローリングについて詳しく解説します。おしゃれなフローリングを選び、快適な家、マンション、オフィスや店舗にしましょう。
フローリング

<この記事のポイント>

・フローリングには様々な種類がありメリットデメリットを理解することが大切

・肌触りを求めるなら無垢フローリングがおすすめ

・おしゃれでメンテナンスフリーならKRONOTEXを選ぼう

更新日:2023/12/21
初稿:2022/08/22

床材の色はインテリアのベースになる

フローリング

店舗やオフィス、マイホームやマンションの部屋の大部分を占めるフローリングは、インテリアのベースとなる色合いとなります。部屋の印象を決めるインテリアのカラーコーディネートの配色には黄金比率を意識するとよいでしょう。

フローリングと壁紙、天井という配色が大きい色味は「ベースカラー」といいます。長期間見ても飽きないように、ホワイトやブラウンといったベーシックカラーが使われます。

インテリアのメインとなる家具やカーペット、カーテンなどは「アソートカラー」、クッションやオブジェなど小物の色は「アクセントカラー」といいます。

ベースカラー70%、アソートカラー25%、アクセントカラー5%の割合でコーディネートすると、バランスの良い部屋に仕上がります。フローリングの色味で部屋の見た目が大きく変化するので、実際のインテリアとの組み合わせをイメージしてフローリングは慎重に決めましょう。

インテリア

フローリング選びのポイント

ここからは、たくさん種類がある中でフローリング選びのポイントについてお伝えします。

・インテリアのテーマに合わせてフローリングの色を選ぶ

インテリアのテーマが決まったら、そのテーマのインテリアにどのような種類のフローリングが選ばれているかチェックしましょう。例えば、ナチュラルテイストのインテリアにするなら、白っぽい色味のフローリングが合います。北欧インテリアを取り入れたい場合は、深みのある色合いの家具を引き立てるためにナチュラルな色合いがおすすめです。

インテリアテーマに合った家具とフローリングの組み合わせ方が分からないときは、プロの意見を聞いたりインターネットや書籍などの具体例を参考にしてみてください。

インテリア

・フローリングと家具との組み合わせで考える

フローリングと家具の色を合わせるかコントラストにするかで、部屋の雰囲気が大きく変わります。フローリングと家具が同じ色味だと、調和して馴染んで見えます。一方、フローリングと家具の色が離れていくほど、家具が際立って見えるようになります。

どちらの色の組み合わせが良いというのはないので、住む人のインテリアの好みによってフローリングの種類や色を変えると良いでしょう。

フローリングの種類

フローリング

では、フローリングにはどのような種類があるのでしょうか。

・フロアタイル
フロアタイルとは、合成樹脂でできた薄いタイル上のフローリング材のことです。1枚1枚が薄くて軽量で、パズルのように貼り付けられるので施工もすぐに終わります。メリットとして、水や油などの汚れに強く、メンテナンスが簡単という点が挙げられます。トイレや洗面所に使われることも多い床材です。ただし、他のフローリング素材と比べると経年劣化が早いので注意が必要です。

フローリング

・4複合フローリング
複合フローリングは、合板などの表面に化粧材を貼り付けたフローリング材のことです。天然木が100%使用されている訳ではなく、人工的に加工された木材が使用されています。複合フローリングはダニやカビが発生しにくいのがメリットです。しかし木材を使っているため、キズがつきやすいといったデメリットもあります。

・挽き板タイプ
挽き板タイプは、複合フローリングの種類の一つです。合板の表面に厚さ2〜3mm程度の天然木を貼り付けたタイプです。無垢の板を使用することで、より高級感のある雰囲気に仕上がります。ただ、天然木を使っているタイプなので、他の複合フローリングより費用が高くなるのがデメリットといえます。

無垢フローリング

・突板タイプ
突板タイプも複合フローリングの種類の一つで、挽き板タイプより薄い天然木を合板に貼り付けたものです。利用する天然木が少ないため、比較的価格は抑えられます。しかし天然木の部分が薄い分、表面に傷がつくと合板が見えてしまう場合があるので注意しましょう。

・シートタイプ
シートタイプも複合フローリングの種類の一つです。合板の上にMDFという中密度繊維板を挟み、さらにその上に木目調のプリントを貼り付けたものです。1番上の木目部分はプリントになっているため、他のタイプと比べて安価で設置することが可能です。

部屋をおしゃれにする床材

フローリング

お洒落なお部屋にしたいときは、どのようなタイプのフローリング素材を選べば良いのでしょうか。

・メープル
メープルはカエデ属の広葉樹で、メープルシロップが採れる木として知られています。日本では葉の形がカエルの手に似ていることから、「かえるで」が変化して「かえで」と名付けられました。経年変化により、表面の色合いが黄檗色に変化しツヤが増すという特徴があります。

またメープルのフローリングは明るい色合いで、どのような雰囲気の部屋とも相性が良いといわれています。メープルは昔から家具の素材として使われているので、フローリングと家具の色合いを合わせるのも良いかもしれません。逆に、メープルのフローリングとは異なる色合いの木製家具を選ぶと、家具がより際立って見えるでしょう。

ナラ(オーク)

ナラ(オーク)はブナ科コナラ属の落葉広葉樹です。家具に使われることも多く人気があります。日本や中国、ロシアに自生するナラは木目が緻密で美しいのが特徴。少し硬めの材質ではありますが、加工しやすいこともあり幅広い用途で活用されています。

一方、ヨーロッパや北アメリカに生育されているのがホワイトオークという種類です。ナラと比べると少し白っぽく、木目が荒いのが特徴です。ナラ(オーク)のような温かみのあるブラウン系のフローリングは、組み合わせる家具の色によってカジュアルな雰囲気にも落ち着いた雰囲気にも仕上がります。

ナラ(オーク)と同じブラウンの色合いで家具を揃えると、高級感のある雰囲気のオフィスや店舗部屋になるでしょう

リビング

西南ザクラ

西南ザクラはカバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹です。主な産地が中国の西南部のため、西南ザクラと呼ばれています。西南ザクラはカバの一種ではあるものの、材質の特徴などが桜に似ていることから「サクラ」という名が付いています。

シンプルな木目で、ほんのりピンクがかった色味が特徴。フローリングに西南ザクラを選ぶと、明るく温もりのある空間となります。西南ザクラは時が経っても少し色に深みが出る程度で、それ程大きな変化はありません。フローリングを設置した当時の色をそのまま保ちたい方は、西南ザクラを選ぶのが良いでしょう。

NZパイン

NZパインはマツ科マツ属の針葉樹で、アメリカ・カリフォルニアの原産です。現在ではオーストラリアやニュージランドといった温暖な地域で数多く育てられています。直線的な木目が特徴で、洋風建築だけでなく和の雰囲気とも馴染みやすい素材です。NZパインは柔らかめの木質のため、足への負担が少なく素足で歩けるのも嬉しいポイントです。心材は淡い褐色、辺材は淡い黄白色ですが、時間が経つとともに深みのある飴色に変化するのもこの木材の特徴の一つです。

NZパインは比較的柔らかく加工しやすいので、フローリングの色と同じNZパインを使った棚などをDIYしてみるのもおすすめです。

フローリング

ブラックウォールナット

ブラックウォールナットはクルミ科の広葉樹です。チークとマホガニーと並び世界三代銘木と呼ばれており、最高級の木材として有名です。重厚感のある色合いと木目の美しさが特徴。経年変化でより深みのあるダークブラウンに変化していきます。

ブラックウォールナットは適度に油分を含んでいるため、使えば使う程にきれいなツヤが出てきます。深みのある色合いでインテリアとの組み合わせが難しいように思えますが、アンティークインテリアやモダンなインテリアなどさまざまな雰囲気の部屋と合います。

おすすめのフローリング

KRONOTEX

おしゃれなフローリングを選びたい場合は、無垢フローリングまたはKRONOTEXがおすすめです。ここからは無垢フローリングとKRONOTEXの特徴について解説していきます。

・無垢フローリング
無垢フローリングは、他の木材を混ぜずに天然木の一枚板を使用したフローリング材のことです。天然木ならではの質感や香りを楽しめます。無垢フローリングは調湿作用を持っているので、余分な湿度は吸収して湿度が不足しているときは水分を放出してくれる特徴があります。

天然木を使っているため、他のフローリングよりメンテナンスに手間がかかります。1年に1回程度の割合で蜜蝋などのワックスを塗って、フローリングの表面を保護しましょう。また、経年変化により、風合いが徐々に変化するのも特徴です。

フローリングの変化を楽しみたい人には無垢フローリングがおすすめです。

無垢フローリング

・KRONOTEX
フローリングの種類の中には、ラミネートフローリングというものもあります。ラミネートフローリングは高密度繊維板に木目をプリントし、メラミン樹脂のフィルムで保護したタイプです。中でもKRONOTEX(クロノテックス)は、ドイツ・ハイリゲングラーベにあるSWISS KRONO社が開発したラミネートフロアがおすすめです。

化粧材に木目をプリントしたという点はシートフローリングと同じですが、構造や施工方法などが大きく異なります。KRONOTEXの特徴の一つは、耐久性や耐摩擦性に優れているということです。キッチンなどの水回りがある部屋にも安心して設置できます。床暖房にも対応している種類です。

KRONOTEX

KRONOTEXはメンテナンス性に優れているというメリットもあります。傷に強く油性マジックの汚れや水分が付いたとしても、すぐフローリング用のワイパーや柔らかいモップなどで拭けば問題ありません。フローリングを汚しやすい小さな子どもがいる家庭でも、簡単に掃除できる安心の床材です。

なお、KRONOTEXはワックスが不要のため、ワックスがけの手間がありません。気になるなら市販のワックスを使うこともできますが、基本的にはそのままでも十分きれいな状態です。フローリングのメンテナンスが面倒だと感じている方は、KRONOTEXの方を選ぶことをおすすめします。

KRONOTEX

床材でおしゃれ部屋に

KRONOTEX

おしゃれで使いやすいフローリング素材を選びたいなら、無垢フローリングやKRONOTEXがおすすめです。無垢フローリングやKRONOTEXのフローリングはデザイン性の高いものが多く、どのインテリアテーマにも合う床材です。本物の木の質感を感じることができます。

無垢フローリングは調湿効果で肌触りが良く、KRONOTEXはキズがつきにくくお手入れが簡単というのも嬉しいポイントです。

フローリングには様々な幅、柄、種類があるので、自分好みのインテリアのイメージに合うものを選びましょう。

監修者からのメッセージ

監修者

監修者:鈴木 翔吾

LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。
木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。

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