フローリングに布団を敷いて使いたい 快適に使うポイントをご紹介

フローリングに布団を敷いて使いたい

フローリング

最近では、フローリングのお部屋が主流で、和室を設けないお家も多くなってきました。一方で、寝る時は布団が良いという方も多いかと思います。布団の場合ベッドと違い、落ちる心配がないので、特に小さなお子様がいるご家庭では安心して寝ることができますよね。

そして、都度片づけることで、生活スペースの融通がききやすくお部屋を広く使うことも可能です。

また、ベッドのマットレスとは違い、洗濯やクリーニングができ、清潔に使えるというメリットもあります。

今回は、フローリングに布団を敷いて使用する場合のポイントや注意点についてご紹介します。

<この記事のポイント>

・布団はベッドマットレスに比べて洗いやすいので清潔に保てる

・フローリングへの湿気対策には「すのこ」を使うのが一般的

・無垢フローリングは天然の調湿高価があるのでカビが生えにくくおすすめ

湿気対策にはすのこがおすすめ

カビ

布団を敷いて寝るときのポイントは、湿気の対策です。

人は寝ているときに約コップ1杯分、200mlほどの汗をかくと言われています。フローリングに布団を敷きっぱなしにしてしまうと、この汗で布団に湿気が溜まり、カビが発生する原因になってしまいます。カビは布団事体に発生するのはもちろん、フローリングにも発生してしまう恐れがあります。

もし、カビの生えた布団を使い続けると、アレルギーを引き起こしたり、喘息の原因になってしまったり、健康を阻害してしまうことになりかねません。安心して眠ることができなくなってしまいます。

もし、一度布団に生えてしまったカビを完璧に除去することはなかなか難しく、布団そのものを買い替えないと解決が難しくなります。

前回コラムでもご紹介した通り、フローリングにカビが生えてしまった場合も、最悪の場合、床のリフォームが必要になることになります。

そういった事態を避けるために、フローリングに布団を敷くときはしっかりと湿気の対策を行いましょう。

ジョイントマット

湿度対策で最もポピュラーなのが、フローリングと布団の間にすのこを敷くことです。

すのこを敷くことで通気性が良くなりカビを予防することができます。

すのこ自体には「防カビ加工」がしてあること多く、すのこにカビが生える心配はほぼないでしょう。

布団の湿度が80%以下になれば、カビを始めとした様々な雑菌の増殖を防ぐことができます。晴れた日には布団をしっかり干して湿度を逃してあげるといいでしょう。

折りたたみ式で、布団を干せるタイプのすのこを使えば、布団を使う毎に干すことができ、湿気を取り除くこともできておすすめです。

除湿シートも効果的

除湿シート

布団ではなく、マットレスをフローリングに直接置いて使いたい時も同様に、すのこを敷くようにします。

フローリングに布団やマットレスを敷いたままの状態にすることは、最もカビが生えやすい原因の一つです。フローリングとすのこの間にも更に除湿シートを敷くことで、シートが湿気を吸収し、カビの発生を予防できます。

汗の臭いを吸ってくれる効果があるので、汗のかきやすい夏場などは特に効果的です。

梅雨の時期など、布団をなかなか天日干しできない時は、布団乾燥機で湿度を除去するといいでしょう。湿気だけでなくダニも減らすこともできておすすめです。


 

カビが生えにくい無垢フローリングの魅力

無垢フローリング

天然の調湿効果がある無垢フローリングは、湿度が高い時は木が湿気を吸い取り、湿度が低い時は湿気を放出して湿度を保ってくれるので、湿気が溜まりにくいのでカビの生えにくい床材としておすすめです。

布団をフローリングに直接敷くと、床の硬さが気になりますよね。赤ちゃんをちょっとお昼寝させたい時など、すのこやマットを敷く余裕がない時も、杉やパイン材など、柔らかい針葉樹の無垢フローリングはクッション性があっておすすめです。

素足で歩いても膝への負担が少ないのも特徴です。子供からお年寄りまで安心して使える床になります。

杉やひのきなど、木の天然の香りには畳のい草と同じ癒し、リラックス効果のある成分が含まれています。木の香りに包まれて、ごろんと横になれば疲れもスッキリできそうです。

LIFEUP FLOORでは、豊富な無垢フローリングを取り揃えております。無料サンプルのご用意もあります。お気軽にご相談ください!

ジョイントマットで結露対策

アルコール

フローリングの硬さや冷たさが体に伝わると、安眠の妨げにもなり、肩こりや腰痛の原因になることも。そして、寝ているときの汗を敷布団が吸収すると、体温で温まった布団と冷えたフローリングの間で結露します。すると、ほどよい温もりと水分で、カビもダニも発生する原因になるのです。

フローリングの表面の硬さ、冷たさを軽減し、結露を防ぐためには、ジョイントマットを敷いてその上に布団を敷く方法がおすすめです。

同じように、置き畳や、厚めのい草ラグなども、日中は子供の遊び場として使い、夜はその場に布団を敷くことができ、クッション性があるので、寝心地は畳の部屋に敷き布団を敷いた状態に近くなります。

いずれの場合も万年床にするのは避けましょう。ほこりはカビやダニの餌になります。

カビやダニは空気中に散乱しやすく、吸い込むと健康被害が発生します。自分が使わない布団でも、同じ空間に布団があれば症状が出る可能性があるので気をつけましょう。

フローリング

今回はフローリングに布団を敷く時のポイント、カビやダニを抑える方法をご紹介しました。

人生の3分の1は睡眠時間と言われるように、良質な眠りは健康に関わる大切なことです。フローリングに布団を敷いて寝るときも安心して快適に眠れる環境にしたいですよね。

無垢フローリングは、カビも生えにくく、シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(接着剤やボンドに含まれる)を使わないので、身体に優しい床材です。フローリングに布団を敷く生活スタイルに、最適な床と言えるでしょう。

快適な睡眠、健康的な家づくりのために、新築、リフォームの際はぜひ、無垢フローリングをご検討ください。

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