フローリングに布団を敷いて使いたい 快適に使うポイントをご紹介

フローリングに布団を敷いて使いたい

フローリング

最近では、フローリングのお部屋が主流で、和室を設けないお家も多くなってきました。一方で日本で育ったのなら、寝る時は布団が良いという方も多いかと思います。布団の場合ベッドと違い、落ちる心配がないので、特にベビーや小さなお子様がいるご家庭では安心して寝ることができますよね。

そして、寝具を折りたたみ毎日片づけることで、生活スペースの融通がききやすくお部屋を広く使うことも可能なコンパクトさ省スペース性も一人暮らしの方にも人気な理由だと思います。押入れに収納することでインテリアにもこだわることができることも布団が優れているポイントです。

また、ベッドのマットレスとは違い、布団は洗えるので洗濯やクリーニングができ、清潔に使えるというメリットもあります。

今回は、フローリングに布団を敷いて使用する場合のポイントや注意点についてご紹介します。

<この記事のポイント>

・布団はベッドマットレスに比べて洗いやすいので清潔に保てる
・フローリングへの湿気対策には「すのこ」を使うのが一般的
・無垢フローリングは天然の調湿高価があるのでカビが生えにくくおすすめ

初稿:2021/12/21
更新日:2024/1/16

湿気対策にはすのこがおすすめ

カビ

フローリングに布団を敷いて寝るときのポイントは、湿気の対策です。

人は冬でも寝ているときに約コップ1杯分、200mlほどの汗をかくと言われています。フローリングに布団を敷きっぱなしにしてしまうと、この汗で布団に湿気が溜まり、カビをはじめとする雑菌が発生する原因になってしまいます。カビや雑菌は布団自体に発生するのはもちろん、フローリングにも発生してしまう恐れがあります。

もし、カビの生えた布団を使い続けると、アレルギーを引き起こしたり、喘息の原因になってしまったり、健康を阻害してしまうことになりかねません。安心して眠ることができなくなってしまいます。

一度布団に生えてしまったカビは完璧に除去することはなかなか難しく、もしカビが生えてしまった場合は、布団そのものを買い替えないと解決が難しくなります。

前回コラムでもご紹介した通り、フローリングにカビが生えてしまった場合も、最悪の場合、フローリングを交換するリフォームが必要になることになります。

また、雑菌が繁殖してしまった場合は肌荒れやニオイの原因になってしまいます。雑菌の繁殖した布団や枕が肌に直接触れることで肌荒れしてしまう可能性が高くなってしまいます。洗濯機でも手軽に洗える枕カバーやふとん用のシーツ、敷パッドを活用することにより汗を布団を清潔に保てます。

そういった大きな事態を避けるために、フローリングに布団を敷くときはしっかりと湿気の対策を行いましょう。

ジョイントマット

湿度対策で最もポピュラーなのが、フローリングと布団の間にすのこを敷くことです。

フローリングと布団の間にすのこを敷くことで通気性が良くなりカビや雑菌を予防することができます。

すのこ自体には「防カビ加工」がしてあること多く、すのこにカビが生える心配はほぼないでしょう。

布団の湿度が80%以下になれば、カビを始めとした様々な雑菌の増殖を防ぐことができます。晴れた日には布団をしっかり天日干しをして湿度を逃してあげるといいでしょう。天日干しすることで雑菌の殺菌、抗菌、それによる消臭の効果も期待できます。

毎日布団を上げ下げするのが面倒な場合は、折りたたみ式で、布団を干せるタイプのすのこを使えば、布団を使う毎に干すことができ、湿気を取り除くこともできておすすめです。

布団は毎日使いますがそのまま敷きっぱなしにしたり、三つ折りにして置いておくと通気性が悪くカビや雑菌の、折りたたみ式のスノコを使い毎日干して対策しましょう。折りたたみ式のスノコは収納や干すことができる機能の面でもおすすめできます。

除湿シートを効果的に使う

除湿シート

布団ではなくどうしてもマットレスの方がいいという方もいるのではないでしょうか?マットレスの厚みは体全体を支えることで圧を分散してくれます。

次はマットレスを使用したい方向けにご紹介します。

布団ではなく、マットレスをフローリングに直接置いて使いたい時も同様に、マットレスの下にすのこを敷くようにします。海外ではすのこベッドも人気です。インテリアとしておしゃれである上に、ベッドとフローリング間の熱や湿気も解消してくれます。木製のすのこの上にマットレスを置くだけで簡単にできるので試してみてはいかがでしょうか?

スノコ以外にもおすすめのグッズがあるのでご紹介します。

フローリングに布団やマットレスを敷いたままの状態にすることは、最もカビが生えやすい原因の一つです。フローリングとすのこの間にも更に除湿シートを敷くことで、シートが吸湿し、カビや雑菌のの発生を予防できるアイテムです。

除湿シートは吸湿効果だけだはなく、汗の臭いを吸ってくれる消臭効果があるので、汗のかきやすい夏場などは特に効果でおすすめです。除湿シートは抗菌や防臭の商品を選ぶのをおすすめします!

梅雨の時期など、布団をなかなか天日干しできない時は、布団乾燥機で湿度を除去するといいでしょう。布団乾燥する事で、湿気だけでなく布団に付いたダニも減らすこともできておすすめです。利用してみてください。

フローリングの魅了を紹介

無垢フローリング

天然の調湿効果がある無垢フローリングは、湿度が高い時は木が湿気を吸い取り、湿度が低い時は湿気を放出して湿度を保ってくれるので、湿気が溜まりにくいです。寝室で布団を敷いて寝る際は、吸湿効果がありカビの生えにくい無垢フローリング材がおすすめです。

布団をフローリングに直接敷くと、床の硬さが気になりますよね。赤ちゃんをちょっとお昼寝させたい時など、布団の下にすのこやマットを敷く余裕がない時も、杉やパイン材など、柔らかい針葉樹の無垢フローリングはクッション性があっておすすめです。

針葉樹の無垢フローリングは素足で歩いても膝への負担が少ないのも特徴です。ベビーや小さい子供からお年寄りまで家族全員が安心して使っていただけるフローリングになります。

杉やひのきなど、木の天然の香りには畳のい草と同じ癒し、リラックス効果のある成分が含まれています。木の香りに包まれて、ごろんと横になれば快眠で疲れもスッキリできそうです。

LIFEUP FLOORでは、豊富な無垢フローリングを取り揃えております。無料サンプルのご用意もあります。お気軽にご相談ください!

ジョイントマットで結露対策

アルコール

フローリングの硬さや冷たさが体に伝わると、痛いや寒いなどの悩みが出て安眠の妨げにもなり、肩こりや腰痛の原因になることも。そして、寝ているときの汗を敷布団が吸収すると、体温で温まった布団と冬の朝など冷えたフローリングの間で結露します。すると、ほどよい温もりと水分で、カビもダニも雑菌も発生する原因になるので大変です。

フローリングの表面の硬さ、冷たさを軽減し、結露を防ぐためには、フローリングの上にジョイントマットを敷いてその上に布団を敷く方法がおすすめです。

ジョイントマット
結露

同じように、置き畳や、厚めのい草ラグなども、日中は子供の遊び場として使い、夜はその場に布団を敷くことができ、クッション性があるので、寝心地は畳の部屋に敷き布団を敷いた状態に近くなります。軽量なので手軽に押入れ等にしまうことができて収納の性能も抜群で便利です。

いずれの場合も万年床にするのは避けましょう。ほこりはカビやダニの餌になります。

カビやダニは空気中に散乱しやすく、吸い込むと健康被害が発生します。自分が使わない布団でも、同じ空間に布団があれば症状が出る可能性があるので気をつけましょう。

フローリング

フローリングに布団を敷いて使いたいまとめ

今回はフローリングに布団を敷く時のポイント、カビや雑菌やダニを抑える方法をご紹介しました。

人生の3分の1は睡眠時間と言われるように、良質な眠りは健康に関わる大切なことです。フローリングに布団を敷いて寝るときも安心して快適に眠れる環境にしたいですよね。

無垢フローリングは、カビも生えにくく、シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(接着剤やボンドに含まれる)を使わないので、身体に優しいフローリング材です。フローリングに布団を敷く生活スタイルに、最適な床と言えるでしょう。

快適な睡眠、健康的な家づくりのために、新築、リフォームの際はぜひ、無垢フローリングをご検討ください。

監修者からのメッセージ

監修者情報

鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者

LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。

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最終更新日: