ペットのために選ぶ床材!おすすめのフローリングを紹介

ペットが快適な床材とは?

フローリングと犬
ペット飼育可能なマンションや賃貸物件の増加に伴い、ペットの室内飼いが増えて来た近年。大切なペットと暮らす住まいには、人にとってもペットにとっても優しく快適である事が大切です。その中でも最も接触の多い床材選びが重要です。見た目の美しさはもちろん、ペットの足腰に優しく動きやすい素材であること、日々の生活で生じる臭いや汚れなどのお手入れが簡単であることなど押さえておきたいポイントがいくつかあります。この記事では、ペットに優しい床材の特徴やおすすめのフローリング素材などについて解説します。

<この記事のポイント>
・ペットが喜ぶ快適なフローリングのポイントがわかる
・ペットと暮らすのにふさわしい床材がわかる
・人もペットも満足できるフローリング素材も紹介

更新日:2023/11/18
初稿:2022/11/16

ペットが喜ぶフローリングの要点

フローリングと猫

ペットは大切な家族の一員、パートナーとして、同じ屋根の下で一緒に過ごすのが当たり前となってきました。しかしペットといえども動物ですので、本来は屋内で過ごすよりも屋外で過ごす方が自然かもしれません。そのため、屋外に出たがるという場合もよく目にします。
その原因の一つに住宅の床が関係している場合があります。特に床がコーティングされていたり、フローリングである場合、人間にとっては快適でもペットは大きなストレスを感じているかもしれないので注意しましょう。人にもペットにもうれしい床材とはどのようなものか、そのポイントをまとめてみます。

ポイント①滑りにくさ、足腰に負担が少ないもの

フローリングと猫
ペットとして飼われることの多い犬や猫は、滑りやすい床材が苦手です。床がツルツル滑るようだと、歩行の際バランスを保つために不自然な力が加わって、体にダメージを受けやすくなったり、場合によっては転倒して怪我をしてしまったりということにもつながります。
フローリング 犬
犬や猫には肉球がありますが、あれは地面から受ける衝撃を和らげ、高いところから飛び降りても滑らないようにする役目を持つそうです。しかし床材が滑りやすいと本来の役目を果たせず、その分足腰に大きな負担をかけてしまうことになりかねません。そのため、ペットにとっては滑りにくく、足腰に負担のかからない床材がおすすめとされています。

ポイント②臭いが残りにくいもの

フローリングとペット
ご飯の食べ散らかしや毛の抜け落ち、おしっこ(尿)の粗相など、ペットには臭いがつきものです。一緒に生活している家族はこの臭いに慣れているかもしれませんが、来客があったりする場合は気になることも。普段から気をつけていたとしても動物のニオイは中々落ちにくい物でもありますから、床材にはなるべく臭いが残りにくい性質のものを選びたいものです。

ポイント③引っかき傷がつきにくいもの

フローリングとペット
ペットを室内で飼っていると、爪で壁や床に引っかき傷がついてしまうことがあります。遊びに夢中になって動きがエスカレートし、気が付くと傷があったなどのケースは日常的によく見られる光景です。それだけでなく、そもそも犬などは穴を掘ってくぼみを寝床にする習性を持っており、眠気を感じると無意識のうちに引っかいてキズが増えてしまうこともあるのです。
この他にも飼い主の気を引こうとしたり、何らかのストレスを感じていたりする際に床を引っかいてしまうケースがあるそうなので、引っかき傷がつけられることを前提に、爪痕がつきにくい、または引っかかれても傷が目立たない耐久性を持った床材を選ぶことが大切になります。

ポイント④掃除が簡単にできるもの

フローリングとペット
室内に外からの汚れを持ち込んだり、食べ物を食べ散らかしたり、所構わず粗相があったりと、ペットとの生活はさまざまな汚れが付き物です。そのため、一度汚れが付着したらなかなか落ちないような床材ではなく、その都度さっと拭き取れて簡単に汚れが落とせるような素材を選ぶと、掃除にかかる日々の時間や負担を軽減することにも繋がります。

ペット向き?床材の種類と特徴

ペットとの暮らしを快適にしてくれる床材として、どのような素材がふさわしいのでしょうか。ここで一般的な床材の種類とその特徴を整理して、その適性を確認してみましょう。
フローリングとペット

カーペット

カーペット(マット、ラグ、絨毯)は、床用の敷き物全般を指します。今ある床材の上に重ねて、汚れや傷を隠したいという場合には、費用もそれほどかからないことから、カーペットを取り入れる方法が最も簡単かもしれませんが、床全面に敷き詰めるものではなく、部分的なサイズでインテリアとして使われるケースがほとんどです。
カーペットの特徴としては、保温性に優れ、肌触りが良いといった点があげられます。さらに滑りにくいという性質を持っているので、床材として全面に敷き詰めた場合には、ペットにとっては歩きやすく足腰への負担が軽減できるというメリットもあります。
ただし、汚れた場合は汚れが目立ちやすくお掃除は汚れが落ちにくく大変といった欠点もあります。汚れた部分だけを取って洗えるタイルカーペットもありますが、カーペットは部分的に敷いて用いることが前提とされているので、ペットの行動範囲をカバーすることには少し難があるかもしれません。
カーペットとペット

クッションフロア

クッションフロアとは、その名のとおりクッションのような弾力性に富んだ塩化ビニル樹脂製のフローリング素材です。ビニル製なので水や油をよく弾きます。木目やコンクリート、タイルなど柄やデザインが豊富です。主にキッチンや洗面所、トイレなどで用いられることの多い素材となります。汚れてもすぐに拭き取れて手入れが簡単であるという点が特徴で、衝撃吸収にもすぐれているので、足腰への負担が少なくペットにとっては優しい素材です。食べこぼしや粗相などがあっても簡単に掃除ができてお手入れがしやすいといったメリットがあります。
一方で、見た目が安っぽく、リビングなどに敷き詰めるのには少し抵抗があるかもしれません
フローリングとペット

無垢フローリング

無垢フローリングとは、一本の丸太から切り出した天然木の一枚板で、混じりけのない自然の状態のまま使用した床材のことを指して言います。天然木なので時間とともに風合いを増し、芳香、質感とも他のフローリング素材に抜きんでて最も高級感を漂わせる床材として知られます。調湿作用を持つことで常に心地よい肌触りが実感できます。それによって材質が伸縮し、反りやねじれが生じることもあります。
自然本来という部分で繊細な素材ではありますが、素材としては柔らかく滑らかで、ペットにとっては足腰に負担が生じにくい優しい床材と言えるでしょう。滑りが気になる場合は、滑り止めワックスを施すという方法もあります。
一方でその柔らかさゆえに傷がつきやすいという点がデメリットとされますが、無垢材はその傷が味わいに変わる唯一無二の床材でもあります。
無垢フローリング

複合フローリング

複合フローリングとは、複数貼り合わせた集成材や合板の基材の上に、さらに天然材やシートを貼り合わせた素材を指して言い、その意味で混じりっ気のない天然木の無垢フローリングとは異なるものです。見た目には無垢フローリングと比較しても遜色がない上、温度や湿度などの外的変化にも順応力があり、反りやねじれが生じにくいという特徴があります。
また、水や油などもすぐに拭き取ることができるので、ペットがいる家庭でもお手入れが簡単にすむという点もメリットです。ただし、木材ならではの性質で傷がつきやすいということがペットにとっては難点となりますが、複数ある複合フローリングの種類によってはそのデメリットを解消しているものもあります。

複合フローリング

では次に、この複合フローリングの種類ごとの特徴を見ていきます。
複合フローリングには「挽き板タイプ」「突き板タイプ」「シートタイプ」の3種類があります。

挽き板タイプとは、2~3ミリ程度の厚さに挽いた天然材を基板の表に貼り付けたフローリングで、無垢フローリングに近い質感を出すことができるので、高級感があふれる仕上がりになります。厚みも多少あることで無垢フローリングに最も近く肌触りもいいでしょう。

フローリングとペット

突き板タイプは、0.3~1ミリ程度の厚さにスライスした天然木を合板の基材の表に貼り付けたフローリングです。挽き板タイプと異なり、貼り合わせる天然木が薄いので、反りやねじれに強いという点が特徴です。
しかし、表面の天然木が薄いだけに、ペットがつける傷の深さによっては下地の基材が見えてしまう可能性もありますので注意が必要です。

ペット フローリング
最後にシートタイプです。これは樹脂などに木目柄などをプリントしたシートを指し、合板に貼り付けたものもあります。シートと合板の間にMDFを挟みこむという点に特徴があります。MDFとは「中密度繊維板」のことで、小さくほぐした木材を固め直したものをいいます。これを挟むことによって、反りやねじれの発生が抑えられ、見た目も美しくお手入れもしやすくなるというメリットが生まれましたが、やはり傷がつきやすいという木材ならではのデメリットは完全には解消しきれておらず、ペットを飼う際には注意しなければなりません。
しかし最近になって、この複合フローリングの中に、表面の傷がつきにくいシートタイプの製品が開発され、ペットのいる家庭でも使いやすいと好評を得るようになりました。それが次に紹介するKRONOTEX(クロノテックス)」です。

人もペットも満足のフローリング

施工事例

写真のフローリングは、KRONOTEX AMAZONE D3572

人もペットも快適に過ごせるフローリング素材について、改めて条件を確認してみます。
まずペットにとっては滑りにくく、足腰に負担がかかりにくいもの、臭いが残らず傷がつきにくくて、お手入れも簡単なものという点がポイントになりました。人にとってみれば、見た目に美しく、木材が持つ高級感や質感が漂うものといった点に集約されるのではないでしょうか。

フローリングとペット
これらの条件の共通項を探ってみると、複合フローリングに行き着きそうです。木材には、クッションフロアなどにはない見た目の美しさと高級感が漂い、木の素材自体が柔らかいのでペットに優しい、身体に負担をかけにくいとされています。ワックスなどでお手入れすれば滑ることも減るでしょう。
施工事例

ただの無垢のフローリングは反りやねじれが生じやすく、定期的なお手入れが必要ですが、複合フローリングであればその心配も少なく、水や油もさっと拭き取れて掃除が簡単です。ペットとの暮らしにぴったりと思われるこの複合フローリングですが、唯一の欠点が木材ならではの傷のつきやすさでした。そしてその欠点を克服したのが、次におすすめするKRONOTEXです。

上記の写真のフローリングは、KRONOTEX EXQUISIT D3223

複合フローリングのシートタイプにあたるKRONOTEXは、表面に高性能なメラミン樹脂シートを使用しているラミネートフローリングです。本物そっくりの美しい木目プリントで、反りやねじれの心配がない上に、傷がつきにくいフローリング素材として注目を集めています!
傷がつきにくい理由は、基材にHDFを採用したことにあります。HDFとは「高密度繊維版」のことをいい、一般的なシートタイプの基材に採用されるMDFと比較しても強度の点で各段にすぐれているので、仮に土足で使用したとしても全く問題ないとされています。

KRONOTEX商品は床暖房にも対応しています。(床の表面温度が27度以下でご使用ください。)水や油をこぼしてもシートならではの手軽さでさっと拭き取ることができるなど毎日のお手入れも簡単で、さらにジョイント部分への水の侵入を防ぐ設計が施されていることで、ダニやカビの発生を抑えられるため、衛生面でも安心してペットと過ごすことができるなど、KRONOTEXにはメリットが満載です。

KRONOTEX商品はこちら

ペットも快適なおすすめ素材とは

ペットに優しい床材のポイントとしては、足腰に負担がかからず、傷に対しても丈夫で、臭いが残りにくくお手入れが簡単であるなどの点があげられます。床材にはいくつか種類がありますが、中でもKRONOTEXのラミネートフロアは、ペットが過ごしやすい床材の条件を満たし、高級感があって見た目にも美しいという点でおすすめです。
施工事例

上記写真のフローリングは、KRONOTEX HERRINGBONE D4764

ペットと暮らす床材をお探しなら、KRONOTEXの取り扱いが豊富な「LIFE UP FLOOR」に相談してみてはいかがでしょうか。他にも豊富なバリエーションの無垢フローリングをご用意しております。

今までに多くのお客様からご注文いただき、施工事例も掲載しているので、ぜひ、イメージづくりの一貫として参考にしてみてください。特に、今回ご紹介したKRONOTEXはおしゃれな空間演出にも最適!施設や店舗でも多くご好評いただいております。

コラム監修者からのメッセージ

コラム監修者

鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者

LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。

KRONOTEXのおすすめ商品はこちら

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