フローリングの黒ずみの原因とお手入れ方法について

フローリングの黒ずみの原因とは

フローリング

こんにちは!LIFE UP FLOORです。

新築やリフォーム当初は綺麗だったフローリングも時間が経つと共に、黒ずみが気になることがあります。黒ずみは掃除機をかけただけでは取ることができません。特に頑固な汚れは拭き掃除を加えて黒ずみを除去します。明るくぴかぴかのフローリングを保つために、フローリングの黒ずみの原因を知り、適切なお手入れ方法でキレイを保ちましょう。

<この記事のポイント>

・黒ずみの主な原因やお手入れ方法がよくわかる
・複合フローリングのお手入れについて
・落ちにくい汚れの除去方法とは?

更新日:2023/12/25
初稿:2022/03/27

黒ずみの原因

フローリング

黒ずみの原因は様々ありますが、主な原因としてあるのが、人の足の裏などから出る皮脂汚れや、お料理の際の飛び散った油汚れです。

フローリングの上をスリッパを履かずに素足で歩き回ると皮脂がつきやすく、これが溜まって時間が経つと徐々に黒ずみの原因となります。特に夏場は皮脂汚れでベタつくこともあります。このベタつきは合板の複合フローリングや塩化ビニール素材で出来た、クッションフロアなどでは特に感じるかもしれません。

一方で、無垢フローリングは1年を通して素足で歩いても心地よく、ベタつきも少ないと言われています。それは、天然木の持つ調湿効果によるもので、夏は湿気を吸収してサラサラに、冬場は湿度をしっとりと保ってくれる作用があるからです。

キッチンフローリング

油汚れに関しては、キッチンやダイニングでの調理や食事の際に油が跳ねてフローリングにつき、黒ずみの原因となることもあります。
その場でさっと拭き取っても落としきれず、油の酸化やホコリ等が付着し余計に黒ずみの原因となるのです

これらの皮脂、脂汚れですが、合板やクッションフロアだとベタつきにしかなりません。

一方で無垢フローリングについて油分は木にあるていど吸収され、それが自然な艶となって、経年変化の色味の深まりと共に、床の味となるのです。

長い目でみて、愛用できるフローリングを考える時は、ぜひ無垢フローリングを検討してみてください。

無垢フローリングのお手入れ方法

雑巾しぼり

無垢フローリングの黒ずみや汚れは紙ヤスリで削ることもできます。もし、水拭きをする場合は固く絞った雑巾で拭いた後に、乾いた布で乾拭きをしましょう。

無垢材フローリングは天然の木を板状にしたフローリングなので、水分と乾燥のバランスを考える必要があります。水分が多すぎると床にシミになり、乾燥しすぎると反り等の歪みが生じてしまいます。無垢フローリングには過剰な水分を吸収させないことが大切です。

複合フローリングのお手入れ方法

複合フローリング

合板で出来た複合フローリングは耐久性に優れているため、中性洗剤やアルカリ性の洗剤を使ってお手入れをします。

中性洗剤は黒ずみの中でも軽い汚れを取るのに向いています。使用してもワックスが剥がれる心配は少ないと言えるでしょう。フローリング専用の中性洗剤は、ホームセンターなどでも売っています。スプレーボトルに入ったタイプだと、汚れているエリアにピンポイントでお掃除できるので便利です。

落ちにくい汚れは重曹やセスキ炭酸ソーダ水で

「中性洗剤」にも様々な種類がありますが、フローリング用を買わなくても、食器用中性洗剤でも黒ずみを落とすことができます。食器用洗剤は油汚れに効果的で除菌効果や消臭効果のある製品も多く便利です。水を使用するよりお湯(ぬるま湯程度)に食器用中性洗剤を混ぜて、雑巾を浸して固く絞った後に拭くようにしましょう。

重曹やセスキ炭酸ソーダの成分が入ったアルカリ性洗剤は皮脂汚れを強力に落としてくれます。ただし、フローリングにワックスをかけている場合、ワックス部分も減ってしまう可能性があるので、注意して使いましょう。

水拭き

フローリングの黒ずみの中でも長年放置してしまった皮脂汚れや油汚れは、中性洗剤では落ちないこともあります。そんな時は、水100mlに対して、小さじ1の重曹を溶かした重曹水を作ってお掃除しましょう。

アルカリ性の重層水はワックスやコーティングこをかけ直す前提で使用するようにしましょう。もし、賃貸住宅などで、心配な場合はトラブルを防ぐためにも事前に管理会社に確認するようにしてくださいね。

フローリングワイパーの使い方

フローリングワイパー画像

最近では、お掃除用の重層やセスキ炭酸ソーダが、100均などでも販売されているので、手軽に掃除用品を揃えることができます。

もっと簡単にお手入れするには、ウェットタイプフローリングシートを使うのがおすすめです。セスキ炭酸ソーダとアルカリ電解水が入ったフローリング用のお掃除シートなども売られているので、黒ずみの予防として、洗剤無しでさっと拭きとることができます。

ドライタイプのシートを使う場合はお掃除の一番最初に使います。フローリングワイパーでホコリや髪の毛を絡めとったあとに、細かい隙間に入り込んだチリなどを掃除機で吸い取ります。

水拭き

その後、水に中性洗剤を溶かし染み込ませた雑巾を硬く絞って黒ずみを中心に拭き取りましょう。モップやウェットタイプのフローリングシートを使う場合もこのタイミングです。

仕上げに洗剤を拭き取るように水拭きをしたあと、乾いた雑巾で乾拭きして良く乾かすようにしてください。

フローリング
その他にもフローリングの黒ずみの原因の一つにカビがあります。窓の結露や、観葉植物の鉢から水漏れなどが長期間発生し、湿度が高まるとカビが生えやすくなるので注意が必要です。また、フローリングに布団を敷いたままで生活しているような場合もカビの温床になるので、注意が必要です。
結露

黒カビが一度生えてしまうと、中性洗剤を使っても取るのは難しいでしょう。その場合、無理に取ろうとすると傷の原因になりますので、プロのお掃除業者にお願いしてください。それでも取れない場合は、フローリングの張り替えが必要です。

LIFE UP FLOORでは豊富な無垢フローリングをご用意しております。無垢フローリングというと高価なイメージをお持ちの方も多いかもしれません。樹種によって、取り入れやすい価格の商品もございますので、ご相談ください。一般のお客様からのお問合せも大歓迎です。

ラミネートフリーリング|KRONOTEX MAMMUT 施工事例

また、最近では、本物の木のような質感と耐久性を兼ね備えた、KRONOTEX(クロノテックス)フローリングも取り扱っております。

無垢フローリングよりも安価でありながら、豊富な種類があり、お手入れやメンテナンスが楽な商品です。

一見本物の無垢フローリングと見分けがつかないような、美しい木目や色合いが楽しめるシリーズもあり、ワンランク上のラミネートフローリングとなっています。

店舗や一般住宅など幅広い用途で使うことができます。

定期的なワックスがけで黒ずみ予防

フローリング

フローリングを黒ずみから予防する方法の一つにワックスがけがあります。フローリング表面をキズや汚れから守ってくれるので、黒ずみの原因となる油分の多い汚れを防いでくれるのです。

ただし、中途半端なワックスがけや、ワックス後のメンテナンスを怠るのは逆効果となります。ワックスが剥がれた部分から黒ずみの原因となることもあります。

年に一度はワックスの上塗りをするようにしましょう。無垢フローリングの場合は天然木の質感を失わない、オイルタイプの浸透性のワックスがおすすめです。

フローリング

複合フローリングの場合は表面にしっかりと塗膜を作って保護するタイプのワックスも艶が出るのでよいでしょう。

更に5年に1度は塗ってあるワックスを一度はがし、塗り直しをするようにしてください。

自分でフローリングメンテナンスが大変な場合プロにフロアコーティングをお願いすることも検討してみてください。

プロはスチームクリーナーなど専用の道具を使い徹底的に汚れを落として、ピカピカの床に仕上げてくれます。

まとめ

ここまで、フローリングの黒ずみについて原因や対処方法をご紹介しました。

黒ずみを防ぐ一番のポイントは小まめなお掃除によって、汚れを溜めないことです。無垢フローリングも複合フローリングも基本的な掃除は掃除機で行って構いません。掃除機だけで落ちない汚れが付いた時は雑巾を使います。

しっかりフローリングを乾燥した状態に保つことが重要です。カーペットやゴザなども敷きっぱなしにせず、黒カビの発生を防ぎます。窓辺に結露ができた際は、水分をしっかり拭きとってください。

日々のお手入れで快適なフローリングで過ごしましょう。

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