ラミネートフローリングのメリットや特徴を解説

ラミネートフローリングについて

ラミネートフローリング施工事例
フローリング材を選ぶ際の選択肢のひとつが、「ラミネートフローリング」です。しかし、無垢材のフローリングやフローリングシートとの違いや、ラミネートフローリングならではのメリットについて知らない人は少なくないでしょう。そこで、今回はラミネートフローリングとは何か、フローリング材としてラミネートフローリングを選ぶことのメリットなどについて解説します。

<この記事のポイント>
・ラミネートフローリングの特徴が分かる
・ラミネートフローリングを導入する際の注意点がわかる

更新日:2023/6/19
初稿:2022/9/20

<目次>
・ラミネートフローリングとは何か
・ラミネートフローリングの特徴
・ラミネートフローリングの注意点
・おすすめのKRONOTEXをご紹介
・ラミネートフローリングのまとめ

ラミネートフローリングとは何か

フローリング

まず大前提として、フローリングは天然の木材のみを使った「無垢フローリング」と複数の素材を重ね合わせた「複合フローリング」の2種類に大別されます。ラミネートフローリングは複合フローリングの一種で、3種類以上の異なる素材を貼り合わせたタイプのフローリングのことです。ラミネート(laminate)という言葉には「貼り合わせる」「積層する」という意味があり、まさに読んで字の如く「積層構造で素材を貼り合わせたフローリング」こそがラミネートフローリングです。

ラミネートフローリング構造

ラミネートフローリングは高密度繊維の基材、メラミン樹脂を含浸した紙でできた装飾材、最上層と最下層の傷や薬品などからフローリング材を護る保護シートの4層を基本として構成されています。無垢フローリングや合板を使った複合フローリングと異なり、本物の木材が使われているわけではありませんが、種類によっては無垢材と見紛う程の質感を誇るケースがある点は特筆に値するでしょう。また、クリックと呼ばれる特殊形状の実(さね)がついていることも特徴の一つで、このことからラミネートフローリングによる床の施工は「クリック施工」と呼ばれることもあります。クリック施工は専用工具やハンマー等を使わないため、静かでスピーディな施工を行うことが可能です。

クリック施工
ラミネートフローリングには国際規格(EN13329)が存在し、この規格に合格した製品には規格で定められた等級が設定されます。しかし、日本において流通しているラミネートフローリングは本来梱包材等に明記すべき等級が明記されていないケースも多いです正規のラミネートフローリングはEN13329の等級が明示されたものに限定されるため、ラミネートフローリングの素材選びの際には注意しましょう。弊社ではお手元で実際にご覧いただけるよう無料サンプルをご用意しております。気になる方はぜひこちらを参考にしてみてください。

ラミネートフローリングの特徴

ここからはラミネートフローリングがどういったものなのかメリット・デメリットを含めてご紹介していきます。メリット・デメリットを知ることで今後のフローリング選びの指標となることでしょう。
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ラミネートフローリング

ラミネートフローリングのメリット

ラミネートフローリングのメリットとしては、まずコストの安さが挙げられるでしょう。天然の木材を使用した無垢フローリングや複合フローリングと比較して、樹脂を使用しているという点で価格は安く済ませることが可能です。また、前述したクリック施工により工事の工数も少なくなるため、工事費を安く抑えることにもつながることでしょう

ラミネートフローリング施工
ラミネートフローリングは表面に保護シートが貼り合わされている関係上、ワックスをかける必要がありません。清掃も基本的には掃除機や水拭き程度で十分であり、メンテナンスの手間がかからない点もメリットと言えるでしょう。ただし、あくまでも清掃やお手入れ目的でのワックスが不要なだけであり、フロア表面に輝きが欲しいという場合には、市販用のワックスやクリーナーでワックスがけを行うことも可能です。

耐汚染性、耐衝撃性が存在する点もラミネートフローリングの特徴のひとつと言えます。油性マジックのインクや薬品などで汚れてしまっても、水拭きで除去することが可能なほか、土足で歩いても傷がつきにくいためきれいな床を維持することが可能です。極端な摩擦や衝撃に対しても十分耐えることが可能で、重いものを落としてしまったり子供が飛び跳ねたりしても床が抜けてしまう心配はありません。傷の補修などを行うこと無く、末永く綺麗に使うことができるでしょう。
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ラミネートフローリング

さらに、日光による変色が少ないという点にも注目です。保護シートによって紫外線をカットするため、窓から入る日光に含まれる紫外線では日焼けや退色を起こすことがありません。汚れ、傷に加えて日焼けや退色を起こしにくい強靭な素材であり、さらに安価であるという点は、無垢フローリングや合板を使用した複合フローリングには真似できない特徴と言えるでしょう。

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そして、天然の木材を使わないことから、自然環境に優しいというメリットも存在します。ラミネートフローリングの種類によっては、リサイクル材による合成樹脂を使用している場合もあり、限りある木材を節約することが可能です。SDGsが叫ばれている昨今、木々の伐採を伴う天然木材よりもリサイクル材を利用することこそが、将来の地球環境を考える上でも好ましい選択肢と言えるでしょう。

ラミネートフローリングのデメリット

ラミネートフローリングにはいくつかデメリットも存在します。代表的なところでは、ラミネート材の継ぎ目の部分から水が侵入した場合、ラミネート材が膨張して板材の端が浮き上がってしまうという現象が発生する場合があります。最悪の場合、ラミネート材そのものが損傷する可能性もあるため、水が溢れてしまった場合は速やかに拭き取るようにしましょう。
床拭き
高温多湿の環境下にさらされた場合は、変形に加えてカビや腐食など内部から損傷が始まってしまうケースも存在します。これも板材の継ぎ目から水分が入ってしまうことで発生し、一度内側から損傷が始まってしまうと補修ができず、板材を丸ごと交換する以外に方法がありません。外部からの損傷には強い分、内部からの損傷には非常に弱いのがラミネートフローリングの欠点と言えるでしょう。

同様に、老朽化によってヒビが入ったり、摩耗した場合もワックスがけや研磨によって補修を行うことが難しく一度劣化が始まってしまえば補修ではなく板材の交換が必要となりま。板材自体のコストは安く、施工もスピーディかつ簡易に行うことが可能ですので、もし劣化が進むようでしたら、その際は張り替えすることがいいかもしれません。

クロノテックス

ラミネートフローリングは、無垢材にかなり近似した風合いを再現しているため、本物の木材の風合いを同様に楽しめますが、あくまで再現であり、リアルな木の質感や香りなどを完全に再現することはできません。極限まで「本物の木」にこだわりたい場合は、無垢材が適しているかもしれません。
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ラミネートフローリングのKRONOTEXは多くのお客様にご支持いただいております。ぜひ、床材・フローリングでお悩みの方はKRONOTEXの施工事例をご覧いただき、視野に入れご検討くださいませ。

ラミネートフローリングの注意点

ラミネートフローリングを導入する際には、いくつか注意点を頭に入れておく必要があります。まず、ラミネートフローリング材は必ず前述した国際規格(EN13329)にて定められた等級が明示されているものを選びましょう。等級が明示されていないラミネートフローリング材は正規のラミネートフローリング材ではなく、品質の保証がされていないケースもございます。
ラミネートフローリング施工事例

また、Fフォースター認証を取得しているラミネートフローリング材を選ぶ必要もあります。Fフォースター認証は、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの発散量の上限を定めた認証で、基盤材を作る際に使用する接着剤はホルムアルデヒドを多く発散してしまう可能性があります。Fフォースター認証を取得できない建築資材(建材)は日本での流通ができないため、日本でラミネートフローリング材を入手する場合は基本的に認証を通過した物が入手できると考えられますが、念のため確認をしておくと良いでしょう。

クロノテックス おしゃれリビング
そして、施工時にも注意が必要です。ラミネートフローリングの説明書には「置き床施工」という手法が紹介されていますが、この施工を行う場合、部分的に接着剤や釘などを使用してフローリングを床下に固定するという方法はご法度となります。また、置き床施工は巾木の厚みが15mm以上であることが前提となっていますが、日本の家屋の場合は巾木が15mm未満の家も少なくないため、施工の際には工夫が必要となります。工務店等に依頼して施工する場合はこの点を加味して施工が行われるケースが多いですが、DIYでリフォームを行う際には説明書を鵜呑みにしないように注意しましょう。

おすすめKRONOTEXをご紹介

ラミネートフローリング材は様々な国や会社からリリースされていますが、今回おすすめしたいのがドイツで開発された「KRONOTEX(クロノテックス)」です。 その特徴は何と言っても無垢材に近い質感と耐久性の両立で、特にキズの付きづらさを示す耐摩耗性はAC5~AC4というかなり高い等級が付与されています。この高い耐久性と質感を両立しつつ、無垢材よりも安価であるという点も見逃せません。フローリング専門店のLIFE UP FLOORだからこそ取り扱っている商品です。

クロノテックス施工事例

フローリング材の接合部分の隙間や精度についても、国際規格(EN13329)で定められた厳しい条件をクリアしており、水滴をすぐ拭き取れば湿度などによる変形やカビを防ぐことが可能です。また、施工の際にも置き床施工に加えて、日本における一般的な床材の「接着施工」も可能であるため、巾木の厚さに応じて施工方法を変えることで使用可能です。

床暖房にも対応しており、欧州では床暖房の仕上材としてクロノテックスが使用されるケースも少なくありません。ただし、床暖房と併用する場合は急激な加熱を避け、27度以下の表面温度で使用するようにしましょう。なお、温水式床暖房と電気式床暖房の両方に対応しています。さらに、前述したFフォースター認証を取得しているため、ホルムアルデヒドによるシックハウス症候群の心配もなく、安心して使用することが可能です。

バリエーションは大きく分けて4種類です。
天然木のようなダイナミックな質感と高級感を兼ね備えた「MAMMUT(マムート)
木目の美しさで上品な空間を演出する幅狭タイプの「AMAZON(アマゾン)
傾斜の付いた文様で洗練されたイメージを実現できる「HERRINGBONE(ヘリンボーン)
そして住宅、事務所、店舗を問わず利用できる汎用性の高い「EXQUISIT(エクイジット)
上記のラインナップで、いずれも高い耐久性と耐摩耗性、そして優れた質感を兼ね備えています。用途や家の作り、好みの色やデザインに合わせて最適なものを選ぶと良いでしょう。
お手元で実際にKRONOTEX商品をご覧になりたい方は無料サンプルがおすすめです。サンプルとラミネートフローリングの資料もご一緒に同封いたします。また、価格が知りたいという方には簡単お見積りで概算見積もりをお出しすることも可能なので遠慮なくお申し付けください。

ラミネートフローリングのまとめ

いかがでしたか?ラミネートフローリングについてご理解いただけましたでしょうか。
フローリングと言っても今では多くのメーカーやサイトで販売されていますが、リーズナブルで高級感あふれるフローリング材を探しているならば、今回ご紹介したラミネートフローリングの「KRONOTEX」をおすすめします。
お手入れが簡単で傷がつきにくいため、長きにわたって美しい床を堪能することが可能です。ラミネートフローリングにこだわりたい、リーズナブルかつ高級感のあるフローリングで床を彩りたいとお考えの方は、 ぜひ一度、KRONOTEX商品を手に取ってご覧ください。
高級インテリア
また、商品に関するご相談や配送や納期に関するサービスについても、いつでもお気軽にお問合わせいただければと思います。特に無料サンプルは評判もいいのでぜひお試しいただきたいです。

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