床のフローリングリフォームとは|天然木材 無垢専門店LIFE UP FLOOR

床のフローリングリフォームとは

床は部屋に占める面積が広く、インテリアとの組み合わせで部屋の雰囲気が決まる大切な要素です。

また、毎日歩く床はその触感で部屋の居心地の良さも変わってくるポイントになります。 今回は、暮らしやすさを左右する床のフローリングリフォームについてご紹介します。

フローリングリフォーム

フローリングと言っても、その構造、素材によって様々なパターンがあります。また、選ぶ床材の価格、施工の方法によっても費用の相場が変わってきます。

「リフォーム工事後に失敗した!」と後悔することにならないように、慎重に選びましょう。

<この記事のポイント>

・フローリングの種類を知ってリフォームに活かそう
・フローリングのオススメの張り方教えます
・DIYする時のポイントって?

更新日:2024/02/16
初稿:2021/05/03

床材やフローリングの種類について

床をフローリングリフォームをするにあたって、まず「どのような床材があるのか」知ることから始めましょう。

一般的な住宅で使われる代表的な床材に、クッションフロア複合フローリング単層(無垢材)フローリングラミネートフローリングがあります。みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

それぞれの特徴を知って、好きな床材、自分たちの暮らしにとって快適な床材はどれか、じっくり比較、検討してみましょう。

フローリング

クッションフロア(CF)

主に塩化ビニール樹脂を原料とする、柔らかい床材です。表面に木目調やタイル、大理石調のプリントがされているものが多く、手軽にリフォームすることができます。ビニール素材なので耐水性が高く、掃除もしやすいので洗面所やトイレ、浴室などの水回りに向いています。

費用面でも他の床材に比べて、安い金額に抑えることができます

フローリング
一方で、ビニール製であり、クッション性があるので、家具等の重いものをを長く置いた場合、痕が残りやすく、熱にも弱いというマイナス点があります。通気性も良くないため、床下が湿気でカビてしまうこともあるので、注意が必要です。

複合フローリング

複合フローリングは基材となる合板を張り合わせた下地材の表面に天然材やシートの化粧材を張り合わせたものです。既存の床の上から貼りやすくリフォームに向いており、床暖房にも対応するなど、機能性の高い商品が多いのが特徴です。

弊社でも、フローリング材として人気のある、ブラックチェリーオークメープルなどの複合フローリングを取り揃えています。

複合フローリングは表面に張り合わせる素材によって、次の3種類に分類することができます。

挽き板フローリング:天然木を鋸などで挽いて切った厚みのある板(2mm~3mm)を基材に張り合わせたもの。表面に天然木を張っているので、見た目、質感ともに無垢材のようでありながら、反りやゆがみなどのくるいがほぼ無いのが特徴です。

フローリング

突き板フローリング:表面に0.3〜1mm程度の薄い天然材を基材に張り合わせたもの。木目を生かす塗装を施し、無垢材とほぼ見分けのつかない商品もあります。深く傷つけてしまうと中の合板が見えてしまうこともあるので、注意が必要です。

シートフローリング:表面に木目がプリントされたシート(樹脂化粧シート、特殊加工化粧シートなど)を基材に張り合わせたもの。天然木の質感は感じられませんが、リーズナブルかつメンテンスもしやすいので経済的です。一方で経年劣化が見られます。

施工事例

施工事例
リビングをヒッコリー複合フローリングにした施工事例です。ヒッコリーは北米に分布しているクルミ科の広葉樹です。単調な表情にならず、天然木材ならではの個性を感じることができます。芯材と辺材の色の違いがはっきりしていて、褐色の縞模様が特徴です。

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無垢フローリングとは

天然木材から切り出された一枚板のフローリングです。このお役立ち情報でも度々魅力をお伝えしていますが、何より肌触りがよく自然の調湿機能があるので素足で歩いてもべとつかない、美しい木目と高級感があります。

無垢フローリング
また、無垢ならではのナチュラルな雰囲気は、最近人気のあるラスティック、インダストリアル、北欧系のインテリアとマッチし、上質で快適な空間を生み出してくれます。ただし、無垢材なので、樹種よって特徴は違ってきます。

スギひのきは白く美しい木目と芳香がありますが、柔らかい木質なので、傷が付きやすくなります。オークなどは水にも比較的強く、反りも少ない硬い木質ですが、熱伝導性がやや高いため冬はひんやりとした触感となります。それぞれの天然木材の持ち味を知り、リフォームしたい空間とお好みに合わせて選んでみましょう。

おすすめの無垢フローリングはこちら

施工事例

施工事例
樺(カバ)無垢フローリングの施工事例です。畳敷きの和室とリビングの白系カバフローリングがバランスよく、すっきりとした仕上がりです。白過ぎず、適度な色むらがこの商品の特徴で、和風の内装にも洋風の内装にも合います。

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KRONOTEX(クロノテックス)とは

KRONOTEX

KRONOTEX(クロノテックス)は近年店舗や商業施設でも使われているラミネートフローリングです。

選ばれる理由は、高級感がありながらも、耐キャスター、耐衝撃、耐熱性にも優れていますので、土足でも使用頂いける商品だからです。

高密度繊維板(HDF)を基材とし、表面に高性能なメラミン樹脂シートを使用しています。4つの層により優れた耐久性と独特の品質をもちます。

リフォームのタイミングはいつ?

フローリング

床の張替えリフォームについて最適なタイミングはいつでしょうか?ライフスタイルの変化クロスの張り替えに合わせてお部屋のテイストに合わせたイメージに変えたい等、人それぞれあるかと思います

特に和室やカーペットからフローリングへのリフォームはお部屋の雰囲気が一変します。また、一般的には戸建・マンションのどちらであっても、約15~20年程度が張り替えのタイミングになりますが、目に見える劣化がある時は経過年数に関わらずリフォームを行うべきと言えます。 

フローリングリフォーム

具体的には、ペットによる大きな引っ掻きキズや汚れの目立ち床の沈み床鳴りがする窓辺の日光が当たる部分の色褪せ等です。先に紹介した無垢フローリングなら、ある程度の傷や色の変化も天然木特有の経年変化として、子供の成長、家族の歴史を刻んだ愛着の湧くものになるかもしれません。

また、無垢材のフローリングは、使い込む程にツヤが出て飴色に変わっていき、味わいになります。 一方でクッションフロアや複合フローリングの場合、使い込むほどに表面の化粧材が剥がれたりして中の合板が見えてくるような、経年劣化が見られます。この場合には、早めのリフォームを検討した方がよいでしょう。

フローリングの張り方を知ろう

フローリングにも様々は張り方があるのをご存知でしょうか?

フローリングを張り替えるときには、壁の長編に沿った向きで張っていくと、奥行き効果で部屋が広く見えます。また、幾何学的な張り方をすれば、デザイン性の高いインテリアと組み合わせれば個性の光る空間ができるでしょう。以下に、代表的な5つの貼り方をご紹介します。

ヘリンボーン床

定尺張り:最もポピュラーな張り方で、同じ寸法の床材を一定の幅で交互にずらしながら貼っていく方法です。規則性があるので、整然としたスッキリしたな印象になります。

乱尺張り:こちらもポピュラーな張り方で、長さが一定ではない様々な長さのを床材を四方に貼る方法です。尺が揃った床材を集める必要がないので、余りが出にくく、コストを抑えることができます。定尺張りとは一味違うリズムを生みます

フローリング張り方

斜め張り:壁に対して、床板を斜めに貼り上げる方法です。動きのある空間に仕上がり、キッチンや廊下などの狭い空間も床の広がりがでてモダンな印象に仕上がります。

ヘリンボーン張り:ヘリンボーンとはニシンの骨という意味で、開きにしたニシンの骨の形に似ていることから名付けられています。海外インテリアデザインが似合う張り方です。ヴェルサイユ宮殿でも用いられており、洗練された雰囲気が特徴です。

市松張り(平行):同じ長さの小片を一定方向に組み合わせた一枚のパーツを、市松柄に貼り合わせていきます。どこか懐かしいレトロな印象になる他、フローリングの柄で空間を区切るのにも向いています。

フローリング

おすすめのヘリンボーン張りのフローリング

フローリングリフォーム方法

古い床から新しいフローリングに張り替えるには、2つの工法があります。それぞれのメリット、デメリットを理解しておくことが大切です。

張り替え工法

古いフローリングを一度、全面剥がしてから、新しいフローリングに張り替える方法を「張り替え工法」といいます。 長年使用した床は、表面の経年劣化だけでなく、床下地部分にも腐食などの痛みが起きていることもあります。新築施工から10年以上経過している場合は、張り替え工法により一度フローリングを剥がして、目に見えない部分、床全体のダメージを確認することをおすすめします
フローリング

張り替え工法は、床の高さは変わることがありません。同時に床下の補強も行えます。リフォーム費用は高くなりがちですが、毎日使うフローリングのこの先の10年を見据えて、考えてみてはいかがでしょうか。

重ね張り工法

古い床を剥がずに上から重ねるのが、「重ね張り工法」です。既存の床に、上から重ね張りするだけなので、工期も1日程度で済むこともあります。新築施工から年数は経っていないけど、インテリアに合わせてイメージを変えたい時や、狭い範囲をリフォームする際に手軽にできるオススメの工法です。
フローリングリフォーム

重ね張り工法でリフォームした場合は、二重床構造となり、防音、床の強度が上がります。その分、床に高さが出てしまうので、注意が必要です。 また床下地部分の痛みを確認できないため、事前に、プロに床下点検をお願いすればリフォームの失敗はありません。明らかに床の浮きや凹み、きしみ音等の痛みがある時は、重ね張り工法は避けた方が良いでしょう。


⇩⇩⇩⇩重ね張りにおすすめはこちら⇩⇩⇩⇩

DIYでリフォームを考えた場合

近年DIYブームが続いていますが、床のリフォームについても自分でDIYしたいと考える方もいるでしょう。ホームセンターなどで材料、工具を揃えて、インターネットで検索すれば、リフォームの手順を調べることも可能です。クッションフロアの重ね張りや、複合フローリングでしたら比較的挑戦しやすいかと思います。
DIY

ただし、無垢材フローリングの場合は、天然木材特有の湿度による膨張や収縮を考慮し、最適な間隔をとってフローリングを張り替える必要があります。もし、この調整に失敗してしまうと、時間と共に隙間や歪みが出る恐れがあります

フローリング

プロの施工業者は、長年の経験からこの特性を熟知しているので、専用の工具で隙間を作ったり、逆に敷き詰めたりと、木材の伸縮を前提に作業を進めます。無垢材フローリングのリフォームはプロである施工会社に任せると安心と言えるでしょう。

もし、木材にこだわりがあり、床材を自前で調達したい方は、施主支給のかたちをとって、施工だけを業者に依頼できる場合もあります。事前にリフォーム業者に問い合わせ、相談してみましょう。

LIFE UP FLOORでは、実際に木材を手に取って確かめることのできる、無料サンプルをご用意しております。お気軽にご利用、お問い合わせください。

お気軽にご利用、お問い合わせください!

床のリフォームについてまとめ

今回は床のフローリングリフォームについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

新築ですと、住宅ローン控除など、費用面でのメリットもありますが、実はリフォームについても一定の基準を満たすリフォーム工事を行うことで、減税制度や、都道府県から助成金を受けられる場合もあります。

床リフォームまとめ

床の断熱性能を上げる、バリアフリーに改築する等、環境と人に優しいリフォームについては積極的に助成金を出したり、減税措置がとられる事業がなされています。ぜひ一度、皆さまもお住まいの自治体ホームページを確認してみてください。

コラム監修者からのメッセージ

コラム監修者

鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者

LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。

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