人気のラミネートフローリングKRONOTEXと塩ビシート・無垢フローリングとの比較について

KRONOTEXは世界80ヶ国以上で販売されている人気のフローリング材ですが、
他の素材と比較してどのような特徴やメリットがあるのでしょうか。

ここでは、一般的な塩ビシート（長尺シート）や無垢フローリング材と比較してご紹介します。

塩ビシート（長尺シート）とは、合成樹脂のひとつである塩化ビニールを使用した床材です。
加工方法によって硬・軟のどちらにも対応可能であり、耐水性も高いことから床材としてはもちろんのこと、屋外で使用するパネルや看板など幅広い用途があります。

床材としての特徴は、耐久性に優れていることが挙げられます。
種類も豊富で、摩耗に強い単層シートや滑りにくく加工された防滑シートなど、価格や用途に合わせて使い分けできることが魅力です。

また、ロール状になっているため大きな床の施行に最適で、商業施設や学校、ホテルなどの不特定多数の人が訪れる場所で多く使用されています。
一般住宅においても床面はもちろん、耐水性が高いことから洗面所や浴室の床やキッチン周りなどで使われることが多くなっています。
塩ビシート（長尺シート）を使用するメリットには、次の2点が挙げられます。

◆加工が簡単
塩ビシート（長尺シート）は比較的柔らかい素材であるため、
カッターなどで床の形状に合わせて簡単に切断することが可能で、加工が簡単です。

◆優れた機能性
耐久性や耐水性の他にも耐熱性や防音性、耐油性など、
機能を重視した製品が多いため、使用する場所に適した使い方ができます。

床材としての特徴は、保湿性に優れていることが挙げられます。
木が本来持っている特性がそのまま発揮されるため、梅雨のようなじめじめした時期には湿気を吸収し、冬のように乾燥しがちな時期には水分を放出して室内を快適な湿度に保ってくれることが特徴です。
この他にも、無垢フローリングを使用するメリットには次の2点があります。

◆肌触りが良く温かみがある
木材であるため、人工床では得られない肌触りの気持ち良さがあり、
ほんのりと温かみが感じられます。

◆経年美を楽しめる
無垢材は年を重ねるごとに色やツヤが変化しますので、
アンティークのような味わいを楽しめるのも魅力です。

施工方法についても接着剤や釘を使わない「置敷施工」ですので、他の床材材と比較して施工時間やコストを抑えることができます。
KRONOTEXを使用するメリットには次の2点があります。

◆掃除が簡単
KRONOTEXは頑固な汚れも水拭きできれいになります。
ジョイント部の隙間についても、原産国ドイツを含む欧州の統一規格である「EU規格」の厳しい基準をクリアしていますので、対汚染性が高く衛生面でも安心です。

◆種類が豊富
無垢材のような木目調から大理石、ヘリンボーンなどの本物の質感を備えた8シリーズ・300以上もの豊富な種類があります。
そのため、住宅や店舗のイメージに合わせた空間づくりを可能にしています。

塩ビシート（長尺シート）と無垢フローリング、KRONOTEXにはそれぞれに優れた点がありますが、長期的に考えるとKRONOTEXがおすすめと言えます。
質感は本物の無垢材には及びませんが、基板に木材を100%使用しているため、塩ビシートよりも本格的な質感があります。

また、ラミネート加工が施されていることから劣化しにくく、塩ビシートのような「たわみ」や無垢材のような反りや割れの心配もありません。
KRONOTEXは高い耐摩耗性があるためキズが付きにくく、リフォームの際にも施工費用が抑えられるなど、品質的・コスト的に最も優れている床材と言えるでしょう。