フローリング床の「見切り」について知っていますか?

フローリング 床の「見切り」について

見切り材について

みなさん、床の「見切り」とは何か知っていますか?家の中では空間ごとに床仕上げをフローリングやクッションフロア、タイルなどいくつか種類を分けて採用することがあります。異なる床材が隣接すると繋ぎ目に段差ができ、端部が劣化しやすい恐れがあります。

その心配を解消し、それぞれの端部をきれいに納めるために使う部材を「見切り」というのです。床の面積に比べると細く、小さな部材ですが意外と目につきやすい場所です。

今回はこの「見切り」について、おすすめの組み合わせや採用のポイントについてご紹介します。

<この記事のポイント>

・見切り材は床の段差の解消、消耗しやすい端部を保護する役割がある
・木製の見切り材は一般的で床にも馴染みスッキリした印象に
・金属製の見切り材を使うとシャープでアンティークな雰囲気になる

更新日:2024/1/19
初稿:2021/10/13

見切り材の役割とは?

グリーン住宅ポイント

改めて、見切り材とは、廊下と洗面所や浴室、トイレの境目、リビングとキッチンや隣接する部屋の境目などに細い部材が入っているものを差します。

ふすまを入れる床にある溝の部材である「敷居」や、「階段の端につける滑り止め」も見切り材の1つです。

床と床の厚みの違いによってつまずいたりしないよう、段差の解消が一番の目的ですが、消耗しやすい端部を保護するといった役割もあります。また、デザインの区切りとして同じフローリングであっても、張り方や色を変える時には見切り材を入れることが多くあります。

床の見切り材は、必ずしも必要ではありません。異なる仕上げ材同士を段差をなくしきれいに施工することができれば不要になります。ただ、床は毎日歩くことによって摩擦により消耗するので、やはり剥がれやすい端部を保護するために見切り材を入れるのはおすすめです。

見切材の素材によって部屋の印象もチェンジ

フローリング

床は家の中でも面積をしめる大切な部分です。素材や色合いで部屋の印象も変わります。また、硬さ、質感によって快適性も変わってきます

無垢材のフローリングは、天然の木をそのまま使用するので、丈夫で長持ちします。合板フローリングは基材に薄くスライスした木のシートを貼り付けたものなので、深い傷が出来た場合は中の基材が見えてしまい、補修は難しくなってしまいます。

一方で無垢フローリングの場合は、傷が付いても紙ヤスリで削るなどして補修が可能です。見切り材を上手に活用して、長く愛用できる無垢フローリングを採用してみませんか?

LIFE UP FLOORでは無垢フローリングの無料サンプルをご用意しております。家の新築、リフォーム、リノベーションを検討中の方はぜひ一度手に取って、無垢材の質感、色合いをお確かめください!

見切り材を選ぶポイント4つ

見切り

1.素材の選び方

見切り材で木製はもっとも一般的な見切り材で、フローリング材同士、もしくはフローリング材と他の仕上げ材とをつなぐ際に使います。木製のものはフローリングと馴染むので、目立たなくスッキリとした印象になります。樹脂製もポピュラーな素材です。クッションフロアや洗面所など水回りの見切りにおすすめです。木製よりも安価で色のバリエーションが豊富なのも魅力的です。

アルミ製真鍮製ステンレス製などの金属の見切り材もあります。外靴で歩く場所や、人の往来が多く、摩擦が多い場所におすすめです。

金属の見切り材は細めで、タイルや土間とフローリング材の境目に採用するパターンが多く、レストランなどで採用されています。外靴で室内を歩く文化のある海外のお家でも多いデザインです。金属素材はシャープで無機質な印象ですが、真鍮製の見切り材と無垢フローリングなどはアンティークな雰囲気になります。あえてデザイン性を持たせて床を区切る方法もあります。無垢フローリングの経年変化と共に飴色に変わっていく質感とも馴染みます。

リフォーム

2.色の選び方

見切り材はつなぎ合わせる床材の端を保護するために使うので、繋ぎ合わせる床材と近い色を選んで目立たせないようにするのが一般的です。多くのメーカーが、フローリングの色に合わせてブラウン系やホワイト系など使いやすい床の見切り材を用意しています。

反対に、見切り材を床のアクセントとなるように、異なる床材のどちらにも色を合わせず、あえて境目を強調してデザイン性の高い床にすることも可能です。リビングとキッチン、リビングと和室など、同一空間ながら用途をはっきり区分けしたい時は床の見切り材を目立たせると個性的なインテリアになります。

3・形状の選び方

床の見切り材にはL型やT型、フラット型など複数の形状があります。見切り材の断面の形から型が決まっています。L型は床と壁が接する部分に使い、床材の端部と壁の間にできるすき間を埋めるためにこの形状になっています。T型やフラット型は同じ厚みの床材同士を床面の途中でつなぎ合わせるために使います。

床の区切りかたも直線だけでなく、斜めやアール(曲線)を付ける方法もあります。部屋を広く見せてくれたり、遊びごころの空間になります。

施工事例のご紹介

KRONOTEX ラミネートフロア 施工事例のご紹介

株式会社BlackPepper様よりご提供いただきました、KRONOTEXフローリングの施工事例です。

KRONOTEXフローリングは、スイスクロノグループのメンバーとして、1993年に設立され、 ヨーロッパにおけるラミネートフロアーの大手メーカーの一つとして、最も厳しい環境基準を満たす製品をつくり、世界80か国以上へ輸出しております。
KRONOTEXは傷つきにくい、汚れにくい、施工しやすいのが特徴です。

こちらの階段では框の部分にアルミ製の見切材を使用しています。ナチュラルな木の質感とシルバーの輝きがシャープな質感となって異なる素材の組み合わせが個性的なインテリアとマッチしていますよね。

KRONOTEX ラミネートフロア 施工事例

新築戸建てのオーク無垢フローリングの施工事例となります。

オーク無垢材の質感と幅広のフローリングが高級感がありますね。階段の見切り材も幅を広く持たせつつ、フローリングと色が馴染んでいます。無垢材は経年変化も楽しみです。使いこむほどに深まる艶と飴色に変化していきます。

施工事例のフローリングはこちら

まとめ

フローリング

今回は床の「見切材」について紹介しました。

存在は知っていたけど、名前までは知らなかったという方もいるでしょう。

意識しないと気付かないような部分でも、注目してみるといろんなタイプがあり奥深いですよね。お部屋の隅々までこだわりが詰まった素敵な家づくりに、無垢フローリングとマッチした見切材を検討してみてください。

弊社では、幅広い樹種の無垢フローリングをご用意しております。

無料サンプルもございますので、ぜひ、お気軽にお問合せください!

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コラム監修者からのメッセージ

監修者

鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者

LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。

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