複合フローリングとは?
一軒家やマンションを新しく購入する時やフローリングの張替えを検討している際、床材の選択肢として複合フローリングがあります。
複合フローリングも無垢フローリングも見た目や機能が変わらないと思っている人もいるのではないでしょうか。ここでは複合フローリングの特徴に加え、複合フローリングのメリット・デメリットについて解説していきます。
<この記事のポイント>
・小さなお子様やお年寄りがいるご家庭には複合フローリングがおすすめ
・素足で歩く肌触りを重視するなら無垢フローリング
・複合フローリングは丈夫で様々なデザインを選ぶことができる
更新日:2023/12/19
初稿:2022/9/24
複合フローリングって何?
複合フローリングとは、集成材や合板に単板やシートを貼り付けたものを言います。複合フローリングと対の関係にあるのが、無垢フローリングです。無垢フローリングはオークやナラなどの木材を切り出して一枚板にしたもので、複合フローリングと無垢違いは完全に木を切り出したものか、加工したものかという点です。その他にも違いは複数あり、それぞれ一長一短の関係にあります。
ここでは、複合フローリングと無垢フローリングそれぞれのメリット・デメリットについて紹介していきます。
複合フローリングのメリット・デメリット
複合フローリングのメリットはデザインの多さです。木の単板を使ったものなら木の温かみを感じられるデザインになりますし、化粧シートの場合は木のデザインだけでなく、大理石風など木ではできないデザインを選ぶこともできます。デザインの幅が広く、様々なインテリアとも相性が良いのが複合フローリングのメリットと言えます。
加えて傷が目立ちにくいのも複合フローリングのメリットです。そのため、小さなお子様やお年寄りがいるご家庭でも安心で、高い支持を獲得しています。
ただ、複合フローリングはシートタイプのものだと安っぽい印象を与えてしまうことがあります。そのため、加工や塗装の仕上がりをよく見て選ぶことが大切です。また、長期的な目で見ると複合フローリングは基礎部分が弱いため、劣化のスピードも早くなる傾向にあります。
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無垢フローリングのメリット・デメリット
無垢フローリングのメリットは木の持つ自然の温かみや柔らかさをしっかり感じられる点でしょう。裸足で過ごして心地の良い家を目指したい方は無垢フローリングを選ぶことをオススメします。
また、天然の木を使った場合とシートの場合では雰囲気も大きく変わります。本物の木を使った無垢フローリングなら、高級感や温もりのある家を演出できるでしょう。メンテナンス次第で無垢フローリングは張り替え無くても長く使えますから、長期的な目で見ると無垢フローリングはお得になる可能性があります。
ただし、木からフローリングにできるだけのサイズの板を切り出すのは難しいため、無垢フローリングはどうしても値段が高くなりやすい傾向にあります。樹種による値段の差も大きくなります。
加えて、無垢フローリングは定期的にメンテナンスをしないと劣化しやすくなってしまいます。日本は湿気が多い土地ですので、木が湿気を吸って縮んだり腐ったりするリスクを伴います。また、飲み物や食べ物をこぼしたときに無垢材はそれらも吸収してしまう可能性もあり、汚れを吸収してしまった場合、汚れが落ちにくいという面も持ち合わせています。
複合フローリングの種類とは
複合フローリングにも種類が存在します。複合フローリングを使うには、目的に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、複合フローリングの用途や加工による違い、種類について簡単に紹介していきたいと思います。
用途別ついて
使用する場所や用途別によって、フローリングの種類も異なります。中でも、大きく分けると室内用と外履き・屋外用の2種類のフローリングに分かれます。まず、室内用は靴を履かずに過ごす前提のフローリングです。一般家庭で選ばれるフローリングは室内用であり、裸足でも快適に過ごせるように柔らかい仕様になっていることが多いです。
それに対して、外履き・屋外用は靴を履いて過ごすことを前提に作られたフローリングのことを言います。靴を履く前提ですので、屋内用と比べると丈夫で硬く強度が高いのが特徴です。こちらは商業施設や体育館などで採用される傾向にあります。
そして、防音仕様のフローリングでは、音や衝撃を吸収する素材が使われています。このフローリングを採用することで、下の階に伝わる足音を軽減できます。他にも、大きな音が出る楽器を使うスタジオなどでも吸音に強いフローリングが採用されています。
屋内外用のフローリング以外にも床暖房や防音に関するご希望等ございましたらお気軽にお問合せください。公共施設や保育園など、施設でも多く採用されている実績があります。
表面の仕上げ別
複合フローリングの表面の仕上げは【挽き板・突き板・シート】の3種類に分けることができます。
【挽き板】は厚めにスライスした木の板を下地に貼り付けたフローリングのことを言い、比較的安価で無垢フローリングに近い質感・見た目に仕上げられるのがメリットです。ただし、挽き板は基礎が弱く、丈夫さの面では弱いことを理解しておく必要があります。
次に、【突き板】は0.2〜3mmと薄くスライスした化粧板を合板に貼り付けた複合フローリングのことを言います。突き板は見た目や触り心地はしっかり木を感じられる上、合板が厚いですので丈夫です。フローリング自体も軽いというメリットもあります。ただし、表面に使っている板が薄い分、一度傷が入ると目立ちやすく、修理が目立ちやすいデメリットもあります。
最後に、【シート】は合板に化粧シートを貼り付けた複合フローリングのことを言います。化粧シートは種類が豊富で、気軽に木以外のデザインも選べるのがメリットです。色の変化も抑えることができます。ただ、安っぽい印象になりやすいですので、壁などのデザインとのバランスを考えて採用する必要があります。
Life Up Floorでは近年人気急上昇中のラミネートフローリングをご紹介しています。
世界80ヶ国以上で販売されている【KRONOTEX】は置くだけ施工で手軽に取り入れられるだけでなく、高級感がありながらも、耐キャスター、耐衝撃、耐熱性にも優れている機能性が高いフローリングのため、土足でも使用頂ける商品です。
新築はもちろん、リフォーム・リノベーションにも最適な床材です。フローリングにお悩み中の方はぜひ、ラミネートフローリングのKRONOTEX(クロノテックス)も選択肢に入れてご覧になってみてください。実際にご覧になりたい方は無料サンプルにてお問合せください。
フローリングを選ぶポイントを解説!
複合フローリングでも種類がたくさんある上、無垢フローリングも選択肢にある中でどの床材を選べば良いか悩むこともあるでしょう。そこで、場所・場面別のフローリングの選び方のポイントについて解説いたします。
オフィスや店舗
オフィスや店舗のフロアは土足で多くの人が歩きます。また内装の雰囲気もとても重要になってくると思います。そこでおすすめなのがKRONOTEX(クロノテックス)です高級感がありながらも、耐水性、耐衝撃、耐熱性にも優れているます。
そのため、個人宅以外にもオフィスや商業施設・公共施設でも使用され、現在でも多くのお問合せやご相談を受けております。
リビング・ダイニング
リビングは基本的に家の中で最も広い部屋であり、ダイニングと続いているご家庭もあるかと思います。床材はリビングのデザインが家全体のデザインを決める設備と言っても過言ではありません。リビング・ダイニングのフローリングを決めるにあたって確認すべきポイントは「床暖房を使うか」「ペットや子供がいるかどうか」「リビングに置く家具はどんなものか」の3点です。
まず、床暖房を設置するなら前述の通り床暖房に対応しているフローリングでないと反りや膨張のリスクが高くなります。そのため、床暖房を使う場合は床暖房専用の複合フローリングを選ぶことが大切です。
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そして、キャスターが付いた家具や重めの家具を設置する場合、家具の重みに耐えられずにフローリングが凹んでしまうリスクがあります。床面積が広く、重みを分散できる場合は無垢フローリングでも問題ないでしょう。
ただ、床に接する面積が狭く、重さのある家具の場合は柔らかい材質のフローリングでは跡が残りやすいです。また、キャスター付きの家具の場合もキャスターを引きずった跡がフローリングに残ってしまうこともあります。これらが心配なら表面材に丈夫な材質の板を使った複合フローリングがおすすめです。これらの条件を確認して、どんな色の家具を置きたいか、壁の色は何色かなどデザインを考慮し、好きなデザインのフローリングを選びましょう。
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キッチンなどの水回り
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複合フローリングならLIFE UP FLOOR!
多くのメーカーがある中で、フローリング専門店のLIFE UP FLOORでは、無垢フローリングも複合フローリングも豊富な種類のフローリングを取り扱い、販売実績も豊富です。その中でもおすすめなのが、ラミネートフローリングのKRONOTEX(クロノテックス)です。クロノテックスの強みは土足で歩いても問題ない丈夫さであるため、会社オフィスのフロアや店舗、商業施設でも採用するところが増えています。色のバリエーションやデザインも豊富でヘリンボーン柄のフローリングの商品もご用意があります。
複合フローリングは安価で種類が豊富なのが魅力!
複合フローリングは無垢フローリングと比べると安価で、デザインの種類が豊富で人気がある床材です。また、床暖房に対応したものや耐水性に優れたものなど状況別に応じた種類も充実していますので、メンテナンス性の高さを優先したいなら複合フローリングを選ぶと良いでしょう。
もちろん、無垢フローリングにも良さはあることから、リビングなど場所ごとにデザインや利便性をよく考え、状況に適したフローリングを選ぶのがおすすめです。
LIFE UP FLOORではクロノテックス以外にも無垢フローリングも取り扱っています。70年以上の歴史を持つ企業であり、施工実績も豊富です。無料サンプル請求も受付中!実際に手に取ってフローリングごとの違いを比較してみてください。
ぜひ新築の家のフローリング選びやリフォーム・リノベーションを検討しているならLIFE UP FLOORにお問い合わせください。
監修者からのメッセージ
監修者:鈴木 翔吾
LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。
木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。