土足で使用するフローリングの選び方

土足で使用するフローリングの選び方

一般的なフローリングは、室内で使用するものとして、私たちにも馴染み深いものですが、土足での使用を前提としたフローリングは、家庭用とは異なり、耐久性やメンテナンス性が重視されます。特に店舗やオフィス、公共施設など、人の出入りが頻繁な場所では、土足対応のフローリングがおすすめです。ここでは、土足で使用するフローリングの選び方から、そのメリットについても詳しく解説していきたいと思います。

オフィス フローリング

<この記事のポイント>
✔️土足でも対応できるフローリング商品の選び方やメリットがわかる

初稿:2024/5/22

<目次>
土足対応フローリングの特徴
土足対応フローリングの種類について
土足対応フローリングのメリットとは?
土足対応フローリングの選び方
土足対応フローリングについてまとめ

土足対応フローリングの特徴

土足対応のフローリングは主に、欧米諸国での利用から始まりました。
日本では家庭内での土足禁止の文化がありますが、海外、特にアメリカやイギリスといった欧米諸国では、土足で家に上がるのが一般的です。そのため、耐久性や防汚性メンテナンスのしやすさなどを考えて考案されたものです。しかし、最近は日本でも屋内施設の床材にフローリングを採用するケースが増えています。そこで今回のような土足対応可能なフローリングが注目を浴びています。
ここからは、土足対応フローリングの特徴について紹介していきます。

1:耐久性
家庭内で裸足で歩くのとは異なり、靴を履いた状態で歩くと、靴と床の間で摩耗が生まれます。そのため、土足での摩耗に耐えるため、土足対応のフローリングでは耐久性の高い素材や、特殊な加工を施したものが使用されます。もちろん、通常のフローリングを採用しても問題はないですが、公共・商業施設・オフィスビルといった多くの人々が土足で行き交う場合には土足対応フローリングの方が適しています

2:防汚性
例えば、飲食店でフローリングを採用した場合、お料理やドリンクをこぼしてしまったり、キッチンからの油汚れが付着することが考えられます。すぐに対応できれば良いのですが、お客様がいる手前、早急な対応が難しいこともあるかと思います。しかし、土足対応フローリングのように、表面に特殊な加工が施されていると、汚れが付きにくく掃除もしやすくなるため、お客様が帰った後にキレイに掃除をするだけで状態を維持できるようになります。
他にも、雨の日の水滴や、外部から持ち込まれた土や砂、石など靴底の裏には多くの汚れやゴミが付着しています。そういった汚れも防汚性があれば、染み込んだりすることもなく、キレイを保ちやすくなるでしょう。

飲食店 フローリング

3:メンテナンス性
防汚性からもわかる通り、日常的な清掃が簡単に行えることは、土足で出入りする場所にとってはとても重要になってきます。モップや掃除機で掃除するだけでなく、水拭きや乾拭きも難なくできることは、汚れの性質に合わせて対処できメンテナンス性に優れているとされます。

LIFE UP FLOORのKRONOTEX(クロノテックス)高密度繊維板(HDF)を基材とし、表面に高性能なメラミン樹脂シートを使用しているラミネートフローリングで、4つの層により優れた耐久性と独特の品質をもちます

クロノテックス構造

ラミネートフローリングのKRONOTEXのように、特殊な表面加工が施されていると土足でも安心して利用でき耐キャスター耐衝撃耐熱性にも優れて床暖房にも対応!そのため、近年では室内施設のフローリング材として人気が出てきています。また、水にも強いため、お掃除にも水を使うことができ、水溶性の汚れであれば簡単に落とすことができます。

店舗やショップ、オフィスや施設内でフローリングをご検討でしたら、ラミネートフローリングのKRONOTEXも参考にしてみてください。カラーバリエーションも豊富で、様々なタイプがあるので、空間に合わせてお好みの雰囲気を作ることもできます。

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土足対応フローリングの種類について

ここからは、土足対応可能なフローリング材として代表的なものをいくつかご紹介いたします。

◆ビニールフローリング
ビニールフローリングは塩化ビニルを主成分とし、柔軟性や耐久性を向上させるために色々な添加剤を混ぜて作られています。クッション・シートフローリングと言われるときもあります。ビニールフローリングは、防汚性にも優れ、石や木目調など多彩なデザインを楽しめます。以前は、このビニールフローリングが主流でもあり、オフィスや病院、商業施設などで幅広く採用されていました。ただし、経年によって剥がれてきたり、フローリングの下に空気が入り凸凹したりすることがあるので、定期的な張り替えが必要になります。

シート張り替え
◆ラミネートフローリング
ラミネートフローリングは先ほどもご紹介したように、表面に耐久性のある層を持ち無垢材と見分けがつかないほどリアルな見た目と質感で、天然木のような自然な雰囲気が味わえます。木目のデザインも豊富で、比較的安価で購入しやすいのも魅力の一つです。土足用のフローリング材として推奨しておりますが、現代の生活様式から、椅子やテーブルを使う機会も多いため、最近では一般住宅の部屋でも多く採用いただいております。
ラミネートフローリング
◆セラミックタイル
セラミックタイルは名前の通り、タイルを使用したスタイルです。
タイルですので、非常に耐久性や耐水性が高く、特に高い耐摩耗性を持ちます。汚れにも強く、長期にわたり美しさを保ちますが、冷たさや硬さを持ち合わせているので、フローリングというよりはキッチンやバスルーム、エントランスの床や壁などにインテリアとして採用されるケースが多いです。主に粘土、砂、長石、石灰石などを使用して作られ、多彩な色やパターン、テクスチャーがあり装飾性に優れています。
キッチン タイル

土足対応フローリングのメリットとは?

土足で使用するフローリングには、多くのメリットが挙げられます。

メリット1:長寿命
耐久性に優れたフローリングは、長期間にわたって使用可能です。
頻繁な交換や修理の手間も省けますしメンテナンスフリーでもあります。無垢や複合といったフローリングも長期的な使用は可能ですが、定期的なメンテナンスや塗装が必要になるので、DIYが好きな方や、味わいを好んでご自宅で無垢材を楽しみたいという方向けかもしれません。
定期的なメンテナンスが不要なことは、店舗やオフィス、施設、ショールームなど、従業員や清掃スタッフ、そこで働く人たちにとっても嬉しいメリットです。

社食 フローリング

メリット2:衛生的
汚れが付きにくく簡単に掃除ができるため、常に清潔な状態を保てます。特に飲食店など、衛生管理が必須な場所では重宝されます。ラミネートフローリングのKRONOTEXは、シートで手軽にゴミや埃を取り除くことも、水拭きして汚れを落とすことも可能です。営業終了後に、ササっと掃除ができれば、毎日の清掃も苦になりません。

フローリング 掃除

メリット3:コストパフォーマンス
土足対応フローリングは、もし、初期費用が高くても、メンテナンスコストが低いため長期的に見て経済的です。また、KRONOTEXは施工性にも優れているため、工期短縮が望めて工賃を抑えることにも繋がります。ラミネートフローリングのKRONOTEXは、置敷工法を採用しているため、誰でも簡単にパネルをはめ込んで施工することができます。置き敷きだと、フロアを張替える際にも容易にできますし、再利用して使うこともできるので、流行りのポップアップショップなどで間借りする際にセットして、ポップアップが終わったら収納しておくといったことも可能になります。
もちろん、一般的な床材と同様に接着して施工することもできますので、用途や場所に合わせてお好みの方法で施工してください。

土足対応フローリングの選び方

続いては、土足対応フローリングの選び方についてお話ししていきます。
フローリングを選ぶ時には、まず、使用箇所を検討することです。どこでどんな風に使用するか、場所や環境に応じて選択肢も異なります。用途や場所に合わせて最適なフローリングを選べればその後も快適に使用することができます

飲食店で使用するフローリングであれば、防汚性が重視されますし、会社やオフィスでの使用であればデザイン性を重視するなど、使用する場所とフローリングの適性をふまえて選択することが大切です。

会議室 フローリング

また、デザインと機能性のバランスも重要
空間演出を考えた際に、お店のコンセプトや商品、オフィスの雰囲気やテイストなどに合わせてフローリングは選ばれますが、カラーや素材といった見た目だけで選ぶのではなく、実用性も兼ね備えたフローリングを選ぶことが理想的です。
会議室やミーティングルームなど落ち着いた雰囲気で空間を作りたい場合には、シックでシンプルな色合い、そして防音性などが求められます。

打ち合わせスペース フローリング

最後は予算との兼ね合いです。
新築からリフォーム・リノベーションまで、ある程度の予算が決まっている中で、予算に合わせたフローリングを選ぶことも重要です。初期投資の予算だけでなく、その後のメンテナンスに掛かる費用も考慮しながら適切なフローリングを選ぶ必要があります。また、フローリングの施工を依頼する業者への支払いなどもあります。工賃を抑えるために自分たちで施工することも可能ですが、道具が必要となり、別で費用が発生することもあるので事前に確認しておくと良いでしょう。

このように、用途やデザイン、機能性やコストをふまえ、空間演出や内装のイメージを決めることが大切です。そしてそのイメージに合わせてピッタリなフローリングを選ぶことで統一感や一体感が増しクオリティーの高い空間づくりができます
もし、土足対応のフローリング選びでお悩みの方は、いつでもお気軽にご相談ください。お求めの空間演出を土足対応フローリングでご提案いたします。

土足対応フローリングについてまとめ

土足で使用するフローリングは、耐久性やメンテナンス性を重視した素材選びが重要です。今では検索するとオークを始め、多種多様なフローリング商品が表示されます。その中でも、適切なフローリングを選ぶことで、長期間にわたり快適で清潔な環境を維持することができます。また用途や予算、デザインに応じて選べるフローリングがあれば、それに越したことはありません。その点、ラミネートフローリングのKRONOTEXであればご要望に沿った選択ができることでしょう。

土足対応可能なラミネートフローリングは、店舗やオフィスなど多くの人が利用する場所において、その利便性と美しさも保てるため、全国各地のお客様より好評をいただいております。

フローリング

レストランや店舗事務所やオフィス自宅やホテルといった場所でもフローリング選びは大切です。簡単に床の張り替えができないからこそ、後悔や失敗のない選択ができるよう、私たちもサポートさせていただきます。フローリング選びにお困りの方がいらっしゃいましたら、いつでもお気軽にライフアップフロアまでご相談ください。まずは無料サンプルサービスやカタログでご確認いただければと思います。

コラム監修者からのメッセージ

監修者

鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者

LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。

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