リフォームで叶える!フローリングと畳
住宅に限らず、床のリフォームを考えた際に、床材の選択は大切なポイントです。
中でもフローリングと畳は、日本の建物において一般的な選択肢となります。
今ではフローリングの割合が多いですが、畳には畳の良さがあり、一区画に畳のある和室を設ける方も少なくありません。
今回の記事ではリフォームにおけるフローリングと畳の魅力や選び方、フローリングへの張り替えについて解説していきたいと思います。もし、張り替えをご検討中の方や、張り替えでフローリング材をお探しの業者様は参考にしてみてください。
<この記事のポイント>
・フローリングと畳の特徴がわかる
・張り替えにおすすめのフローリング材がわかる
初稿:2024/4/17
<目次>
・フローリングの魅力はどこにある?
・畳は古き良き日本の伝統文化が魅力
・フローリングを選ぶ際のポイントとは?
・畳からフローリングへのリフォーム
・フローリングへリフォームする際の注意点
・今までのリフォーム施工事例をご紹介
・リフォームについてまとめと振り返り
フローリングの魅力はどこにある?
畳は古き良き日本の伝統文化が魅力
畳は日本の伝統的な床材であり、古い時代から和室で生活していた日本人にとっては馴染み深いものです。
独特の香りや肌触りはリラックス効果もあり、保湿性も持ち合わせているため、暖房がなかった時代から重宝されてきました。冬場でも足元が暖かく過ごしやすいですし、湿気が多い日本においては理に適った床材でした。
また、茶室や和室など、用途に合わせた仕様や敷き方、作法があることで、日本の奥ゆかしさを物語っているようにも感じます。
一般的な畳はイグサを編み、表面の畳表と芯材となる畳床で主に構成されています。
現在は断熱材や藁を挟んだものや、紙やプラスチックを利用しているものなど様々な種類の畳が販売されているようです。数十年前は間取りのほとんどが和室だったため、畳の部屋が当たり前でしたが、現在は生活様式も変化し、一戸建て住宅やマンション・アパートでも和室や畳の需要は減少傾向にあります。しかし、現代のスタイルにも合うよう、洋風にマッチするような琉球畳や置き畳などが用いられるケースも少なくありません。
フローリングを選ぶ際のポイントとは?
続いては、床材をフローリングにリフォームする際の選び方のポイントについて解説していきたいと思います。
畳からフローリングにリフォームする場合や、フローリングを新しく張り替える場合など、それぞれに選ぶポイントを知っておくことで、後悔のない選択ができることでしょう。
◆生活スタイルに合わせる
例えば、子供やペットがいるお家では、柔らかいフローリングがおすすめです。他にも、タイルやフローリングシートなど床材は多種類ありますが、フローリングは子供やペットの足にも優しく、足触りもいいため、お子様の成長や知育、ペットの怪我防止などにも繋がります。子供部屋など間取りによってフローリングを変えてリフォームするのもいいかもしれません。
また、アウトドア好きのご家庭であれば、アウトドア用品や趣味の道具を手入れすることを考え、丈夫でカジュアルな雰囲気のフローリングが人気です。中でもブラックウォールナットやチーク材、ラミネートフローリング(KRONOTEX)が好まれます。
このように、住む人の生活スタイルに合わせてフローリングを選ぶことで使いやすさにつながったり、愛着も湧くようになります。そして空間のインテリアやデザインを含めて検討することで統一感も増し、一体感のある空間が手に入ります。
◆予算とメンテナンス
フローリングにリフォームをするには、初期投資がかかります。今までの床材を剥がし、新たに下地処置を行い、張替えたいフローリングを購入するため、一通りコストがかかります。また、下地の状態によって改修が必要なケースや、既存の床材の種類によっては破棄するのにも費用がかかることもありますので、業者様に依頼する際にはそういったところも含め、事前に確認が必要です。
フローリングの費用については、おおよそ20万円〜50万円ほどと幅があります。これは床の状態や使う素材、工賃によって変動するので、工賃を浮かせるためにDIYを検討する方も多いです。
そして、リフォーム後のメンテナンスや耐久性も重要なチェックポイントです。
せっかくリフォームして張り替えたにも関わらず、数年後に劣化や腐食によって張り替えなければならないとなると元も子もないです。また、普段のお掃除に気を使わなければならないとなると、維持することが大変に思えてきます。
そのため、自分達で出来る範囲のメンテナンスで、手間やコストがなるべくかからないものを選ぶといいでしょう。
床は頻繁に張り替えをすることができませんから、メンテナンスや耐久性はとても大切になってきます。弊社で紹介しているラミネートフローリングのKRONOTEXは高い耐久性と施工性、そしてメンテナンスもとっても簡単に行える置き敷きタイプのフローリングです。
置敷施工により、施工も素早く行えますし、お手入れも楽々で、土足やキャスターでも利用可能なほど耐久性にも優れています。
ラミネートフローリングは欧米諸国では割と一般的で、気分転換のように模様替えを頻繁に行う海外の人たちにとっては、DIYで施工ができてしまうところも魅力的とのこと。
見た目は無垢材のようでいて、機能性に優れたラミネートフローリングのKRONOTEXをお手元でご覧になりたい方は無料サンプル請求にてお問い合わせください。
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畳からフローリングへのリフォーム
リフォームの中でも、畳からフローリングへリフォームするケースが多く、特に中古や賃貸の物件で採用されます。先ほどもお伝えした通り、古い時代の建物は和室がほとんどで、現在の生活様式に合わせるためにリフォームが検討されます。
築年数が古い住宅は、建物同様に住んでいる人も歳をとります。そのため、高齢になるにつれ、バリアフリーを意識して畳からフローリングにリフォームする場合が多いです。また、賃貸物件は、賃借人の入れ替わりに合わせてフローリングを張り替えたり、元々は和室だった部屋をフローリングにリフォームすることで借り手が付きやすい傾向にあります。
また、現在は、世界的にも環境配慮が謳われている時代ですから、中古住宅や中古マンションなどの古い物件の住宅基準を高めるために、国や自治体でもリフォームを推奨しています。では、畳からフローリングにリフォームするメリットとはどんなものがあるのでしょうか。
メリット1:清潔さとメンテナンスのしやすさ
フローリングは畳に比べ、汚れが目立ちにくく、掃除もしやすいです。
畳の場合、水をこぼしてしまったらシミになってしまったり、傷が付いてしまった際にも補修が難しいです。しかし、フローリングであればサッと拭き取ったり、傷を補修することもできますし、傷が味わいになることもあります。
メリット2:空間の広がりとデザインの自由度
フローリングは広々とした空間を演出し、インテリアのデザイン性も高めてくれます。例えば、空間に奥行きを出したい時には、フローリングを奥行きを出したい方向に向かって張り合わせることで奥行演出ができます。また、様々なカラーや素材から自分好みのスタイルを選べるため自由度も高いです。
メリット3:暖房効果と快適な足触り
フローリングは床暖房との相性も良いです。
昔は床下に断熱材などを施工していないお家も多く、板間の床は底冷えや冷たさを感じる場所としてイメージが強かったかもしれません。しかし、現在は色々なところで断熱材が使用され、暖房機器を置いたり、床暖房を入れることで冬場でも足元が暖かく、快適に過ごすことができます。さらに、畳とは違った足触りがあり、裸足で歩いた時の心地よい感触も魅力です。
フローリングへリフォームする際の注意点
床をフローリングにリフォームする際には注意点もございます。
ここからはフローリングリフォームの注意点について解説していきます。
フローリング選びのポイントでもお話した通り、まずは適切なフローリングを選ぶことが先決です。
フローリングにも無垢や複合など様々な種類があります。その中で、機能性やデザインも加味しつつ、自分たちの生活スタイルや予算に合わせて適切なフローリングを選ぶことが大切です。
全体像を考えず、好きなものだけを取り入れてしまうと、統一感が得られなかったり、後々後悔することにもなり兼ねません。しっかりと事前にフローリングの性質や機能性、使用する箇所との相性などを調べて確認しておきましょう。
次に注意する点は施工業者の選定です。
フローリングの施工は正確さや品質も重要です。雑な施工をしてしまうと、後になって浮いてきたり、壁との隙間が出来てしまったり、欠陥につながる恐れもあるので、信頼できる業者様を選び、安心して任せられるよう進めていきましょう。
最後は保証についてです。
フローリングをインターネットなどの通販サイトから購入する際、「思っていたのと違う」「納品されたばかりなのに傷が付いている」などトラブルが起こるケースがあります。そんな時でもきちんとした保証制度があったり、丁寧に対応してくれるスタッフや会社であれば、その後のアフターフォローなども充実している可能性があるので安心して購入することができます。
ライフアップフロアでもご購入いただくお客様にご安心いただけるよう、3つの安心保証をご用意しています。
今までのリフォーム施工事例をご紹介
弊社では今までも全国各地のお客様からお問合せやご注文をいただいております。
リフォームにて採用いただいた事例も多く、ぜひ参考にしていただければと思います。
接着剤やハンマーも使わないマンションリフォーム
こちらはマンションにて、KRONOTEXを採用いただいた施工事例です。
採用いただいたのはKRONOTEX EXQUISIT D2805です。
EXQUISITは一見、無垢材との見分けがつかない程の質感を持ち、マンションや戸建てでも大変人気のあるフローリングです。四層構造からなっており、表面には装飾フィルムと保護フィルムが張られており、非常に丈夫なのが特徴です。
また、置敷施工により接着剤やハンマーなども使用しないため、非常に静かに施工できるので、集合住宅内のリフォームにも向いています。
古民家が生まれ変わるリフォーム
カバは、耐久性に優れているという特徴があります。日常的な使用や摩耗にも強く、傷が付きにくい樹種です。また、カバのフロアは足ざわりが良く、素足で歩いた時の快適さがあります。
照明も新しくしたことで、古い和室のイメージから和モダンな空間に変身しています。
シンプルな中にも温もりを感じるリフォーム
次は、平屋のリフォーム事例です。
杉30㎜無塗装を使用し、明るさもありながら、シックな雰囲気に演出されています。
杉フローリングは、針葉樹のため他の樹種と比べて柔らかく馴染みやすい床材です。また、本来の木が持つ特性で、調湿効果や保温性があるため、暖かさも感じます。
今回の事例のように、フローリング材を縦長に張ることで部屋がスッキリして見えています。また、部材や建具のブラックが引き締め効果を発揮してくれています。
上記以外にも、一般住宅やマンションなどでリフォーム・リノベーションの際にさまざまなフローリングを採用いただいております。特に最近はKRONOTEXの需要が高く、簡単施工が行える他、耐久性の高さ、そしてバリエーションの豊富さから選んでいただくことも増えてまいりました。
ぜひ、フローリングのリフォームをご検討の方がいらっしゃいましたら、この機会にKRONOTEXもご覧になってみてください。
今までの施工事例はこちら
リフォームについてまとめと振り返り
今までご説明してきたように、フローリングへリフォームする際には、それぞれの特徴や、張り替える際のポイント・注意点などを知っておく必要があります。もちろん、お好みのものを選択することも良いですが、快適性やデザイン性、使い勝手を考えて選ぶことで、その後の生活もしやすく、住みやすさにもつながってきます。
日本の文化でもある畳も、優れた機能や唯一無二の風合いなど、良いところはたくさんありますが、現代の生活様式を考えると洋室への移行とともにフローリングにするのが最適でしょう。フローリングへのリフォーム費用の相場は、大体一部屋20万程度と言われています。使用する材料や厚み、作業の方法によっても料金は異なりますので、事前に見積もり依頼がおすすめです。
床のリフォーム、フローリングへの張り替えをご希望の方はぜひ、LIFE UP FLOORのフローリング材をご確認ください。豊富な樹種、サイズ、バリエーションできっと理想のフローリングが見つかるはずです。
何度もご紹介してきたKRONOTEXは、手軽に設置できるため、アパートやマンション、集合住宅などまとめて張替え工事をする場合におすすめです!敷くだけの施工性の高さだけでなく、おしゃれに仕上がり、土足でも利用できるほど丈夫でカビなどの発生もしにくいです。
今回お話ししたリフォーム以外にも新築住宅や別荘、オフィスやショップ、事務所といった場所でもフローリング選びは大切です。フローリング材を選ぶ際には注意しながら、それぞれの側面から検討することをおすすめいたします。
フローリング選びにお困りの方がいらっしゃいましたら、いつでもお気軽にライフアップフロアまでご相談ください。
空間に合わせて、最適なフローリングをいくつかご紹介させていただきます。
コラム監修者からのメッセージ
鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者
LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。