フローリング材について知ろう!
こんにちは!LIFE UP FLOORです。弊社では種類豊富な無垢フローリングを取り扱っておりますが、「フローリング」には様々な種類があることはご存知ですか?床は住まいの中でもお部屋の印象や暮らしの快適さを決める大切な要素です。
今回はフローリング材について種類や張り方、リフォームについても詳しくご紹介します。フローリング材について知って、快適な空間造りのヒントになれば嬉しいです。
<この記事のポイント>
・フローリングとして使われる床材はフロアタイル、クッションフロア、複合フローリング、単層(無垢)フローリングがある
・木の質感を楽しみたいなら複合フローリングと無垢フローリングがおすすめ
・フローリングの代表的な張り方は定尺張りと乱尺張り、ヘリンボーン張りの3つ
更新日:2023/12/25
初稿:2022/02/26
フローリング材の種類
フローリングマットには使われているモノによっていくつかの種類があります。
価格が抑えられるのは「プリント化粧板」です。MDFと呼ばれる、木材チップを蒸煮・解繊したものに接着剤となる合成樹脂を加え板状に熱圧成型したものやベニヤ板を張り合わせて作った合板に木目調のプリントが施されたものです。
リアルな木目のプリントやヴィンテージ調のもなど、一見すると本物のフローリングと間違うようなものもあります。何よりも軽いので、女性一人でも簡単に設置できるのが魅力と言えます。ただ、良く見るとプリント感は分かるのでチープな印象は拭えない部分もあります。
フローリングとして使われる床材として次の3つがあります。
同じ床材によっても価格のバラつきはありますが、単価が安い順に、フロアタイル、クッションフロア、複合フローリング、単層(無垢材)フローリングとなっています。
みなさんも一度は聞いたことがあるフローリングもあるのではないでしょうか。それぞれ、素材の持つ、メリットデメリットがあります。また、戸建てやマンション、賃貸物件や注文住宅など、場所や予算によって使い分けられています。
では、それぞれのフローリング材について、詳しくみてみましょう。
安く集合住宅におすすめ
・フロアタイル
「タイル」という名前のように、合成樹脂でできている薄いタイル状のフローリング材です。別名、塩ビタイルとも呼ばれることもあります。薄く軽量で、タイルと同じ要領で1枚1枚をパズルのように貼り付けて施工も簡単にできます。
一般木造住居だけでなく、オフィスや店舗など、コンクリートの建物でもフローリングの雰囲気を出したい時に採用されることがあります。
メリットとしては、汚れや水に強く、日々のメンテナンスがラクなこと、木材で出来たフローリングに比べ安価なことが挙げられます。また、デザイン性も豊富なので、イメージする色やデザインを選びやすいでしょう。
デメリットとしては、フローリングに木材の雰囲気を求める方には雰囲気や質感が劣ります。天然の木が持つ、木目や色の差が無いので、画一的な個性の無い空間になります。
また、塩ビ製は温度変化により伸縮が起き、薄い床材なのでクッション性もなく、長時間立ち続けると足腰に負担がかかると言われています。
・クッションフロア(CF)
フロアタイルと同じく、塩ビ系の樹脂を原料とする、柔らかい床材です。大きなシート状であることがフロアタイルとは異なる点です。カーペットのように敷いて施工します。
表面に木目調やタイル、大理石調のプリントがされているものが多く、安く、手軽にリフォームすることができます。耐水性が高く、キッチン、洗面所やトイレ、浴室などの水回りに向いています。
クッションの名の通り、柔らかく防音性があるので、マンションやアパートなどで採用されている場所も多くあります。
一方で、クッション性がある分、重い家具を長期間置いた場合、凹んで痕が残りやすいとうデメリットがあります。熱にも弱いので、誤って熱湯をこぼしたり、アイロンなどを置いてしまったということが無いように気を付けましょう。
木の質感を楽しむ複合フローリングと無垢フローリング
複合フローリング
複合フローリングとは、合板を張り合わせた下地材の表面に天然材やシート状の化粧材を張り合わせたフローリング材のことを差します。複合フローリングは表面に張り合わせる素材によって、次の3種類に分類することができ、見た目だけでは無垢フローリングか分からないようなものもあります。
LIFE UP FLOORでも、人気のある、ブラックチェリー、オーク、メープルなどの複合フローリングを取り揃えています。お気軽にお問合せください。
シートフローリング:表面に木目調のプリントがされたシートを基材に張り合わせたフローリング材です。シート自体は樹脂製のものや、特殊加工化粧シートと呼ばれるものがあります。
リーズナブルかつメンテンスもしやすいので経済的です。一方で、表面の化粧材に傷が付くと剥がれてボロボロになることもあり、年数が経つごとに劣化が見られます。
突き板フローリング:突き板フローリングは基材の表面に0.3〜1mm程の薄い天然材を張り合わせたもの。塗装を施すことで、木目がはっきりと浮かび上がり、無垢材と見分けのつかない商品もあります。
シートフローリング同様に深く傷つけてしまうと中の合板が見えてしまうこともあるので、はさみを落としたり、尖ったものが床に触れないように注意が必要です。
挽き板フローリング:天然木を厚みのある2mm~3mm程度に板材として加工したものを基材に張り合わせたフローリング材です。表面に天然木を張っているので、見た目、質感ともに無垢材のようでありながら、反りやゆがみなどのくるいがほぼ無いのが特徴です。複合フローリングの安定性と無垢フローリングの木の質感を存分に感じることができます。
複合フローリングは基材と表面の化粧材を貼り合わせたフローリング材なので、表面に傷が付くと劣化が進み、見た目も良くありません。傷が深い場合はフローリングの張り替えが必要になるケースがあるます。
普段から家具やイスの下に100均などでも販売されている、キズ防止のフェルトシール貼るなどして、床に傷が付きにくいようにしましょう。広い面積をキズから守るには、カーペットやラグマットを敷くのが簡単です。インテリアとしても、カーペットを敷くことでお部屋の雰囲気を簡単に変えることができますよ。
イチオシの無垢フローリング
単層(無垢)フローリング
天然木そのものの一枚板のフローリングを無垢フローリングと呼びます。無垢フローリングは天然の木の温もり、美しい木目を感じることができる床材です。
フローリングマットやクッションフロアは合成樹脂で出来ているため、夏の暑い日、足の裏に汗をかいた時などはベタつきを感じるでしょう。
無垢フローリングは、自然の調湿効果があるので余分な水分を吸収し、素足で歩いてもべとつかない、さらさらした肌触りがあります。
また、無垢ならではの「ラスティック」「ナチュラル」と言ったキーワードは最近インテリアでも人気のあるオシャレな、雰囲気を演出してくれます。
他のフローリングよりもメンテナンスの手間はかかり、1年に1回は蜜蝋などのワックスを塗り、床を保護する必要があります。
しかし、築年数と共に艶や深い飴色に移り変わっていく様子は、メンテナンスの手間よりもインテリアが好きな方、丁寧な暮らしを心掛けている方々を魅了しています。
無垢フローリングのデメリット・注意点
無垢フローリングは使われる樹種によって特徴が異なります。針葉樹は生育スピードが速く、大量に生産されているので、価格も安く抑えられいます。その代表的な木材スギです。スギは白く美しい木目と芳香があり、柔らかい木質のためクッション性があるので、足腰への負担が軽くなります。その一方で傷が付いやい。基本的に節が入り、無節の商品を探すのは難しいなどのデメリットもあります。
オークなどは、古くから高級家具に使われるなど、頑丈な木材として重宝されてきました。赤茶色の色味も魅力の一つです。
オークのメリットは、水にも強く、反りが少ない頑丈なフローリングになるところです。しかし、広葉樹のため、熱伝導性がやや高く、冬は素足で歩くとひんやりとした感触となります。素足で歩くが気持ちいいフローリングですが、冬はスリッパや靴下が欠かせないかもしれません。
無垢フローリングでも床暖房に対応している商品もあります。1年中、より快適に使いたい方は、床暖房も検討してみてください。
フローリングリフォーム
床の張替えリフォームについて、一般的には施工後約15~20年程度が張り替えのタイミングと言われています。ただし、目に見える傷や劣化を感じた時はは経過年数に関わらずリフォームを検討してみてください。
張り替えの目安として、キズや汚れが目立って補修が難しい、歩いた時に沈みや床鳴りがする、窓辺の日光が当たる部分の色褪せ等があります。
ただし、無垢フローリングですと、ある程度の傷や色の変化も天然木特有の経年変化として、濃い飴色変化した艶と共にあまり気にならないという方もいます。家族の歴史、子供の成長を一緒に刻む床として、無垢フローリングをおすすめします。
フローリングの貼り方のアイディア
和室の畳からフローリングにリフォームする時は、フローリングの張り方にも目を向けてみませんか?
フローリングの張り方の種類はいくつかあります。壁の長編に沿った向きで張っていくと、奥行き効果で部屋が広く見えるのでおすすめです。また、幾何学的な張り方をすれば、デザイン性の高いインテリアと組み合わせて個性の光る空間になるでしょう。畳からフローリングに変えた印象もがらっと変わるかもしれません。
フローリングの張り方代表的な3つ
代表的な3つの貼り方をご紹介します。
定尺張り:最もポピュラーな張り方で、同じ寸法の床材を一定の幅で交互にずらしながら貼っていく方法です。規則性があるので、整然としたスッキリしたな印象になります。
乱尺張り:こちらもポピュラーな張り方で、長さが一定ではない様々な長さのを床材を四方に貼る方法です。尺が揃った床材を集める必要がないので、余りが出にくく、コストを抑えることができます。定尺張りとは一味違うリズムを生みます。
ヘリンボーン張り:ヘリンボーンはニシンの骨という意味で、開きにしたニシンの骨の形に似ていることから名付けられています。海外インテリアスタイルが似合うデザインです。ヴェルサイユ宮殿でも用いられており、洗練された雰囲気にも合います。
このように張り方×無垢材で何通りものフローリングデザインを造ることが可能になります!
フローリング材についてのまとめ
ここまでフローリング材について、種類やリフォーム、リノベーションのタイミング、張り方をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。
それぞれを選ぶと何パターンのも床を決めていくことになります。
ぜひ、納得できるお気に入りの床を見つけてくださいね。
LIFE UP FLOORでは豊富な種類の無垢フローリングを取り揃えています。業者様だけでなく、一般のお客様も大歓迎です!お気軽にお問合せください。