子供部屋の作り方 おすすめのインテリアとフローリングの組み合わせについて

子供部屋のインテリアとフローリングのアイディア

はじめに

子供部屋

子供がいる家庭の場合、住まいの中で子供部屋をどう作るべきか、考える必要があります。新築の際は、子供の年齢や将来の活用方法までをイメージして、広さや内装のプランを立てていく必要があります。

今回は、子供部屋の作り方について、インテリアやフローリングのアイデアと共に、ご紹介します。

まず、子供部屋の広さはどれくらいが適切と言えるでしょう。子供部屋に配置する家具は、学習机、ベッド、洋服ダンス、本棚などが一般的です。これらを置くのには6帖程度の広さがあれば充分です。その他、おもちゃの片づけや、洋服の整理整頓はできる収納が必要ですが、部屋だけの広さとして6帖が目安となります。

子供部屋を作るときの注意点として、広くて贅沢な作りは避けるべきだと言われています。快適過ぎる部屋を作ると、子供は自分の部屋から出てこなくなり、自立心が育たなくなる可能性があるからです。そうすると、部屋に引き籠りがちになり、家族観のコミュニケーションが不足する原因となります。子供の成長に悪影響を与えない環境を作るためには、子供部屋の広さ、家の中での配置にも気を配るようにしてみましょう。

<今回の記事のポイント>
・子供部屋に適した内装がわかる
・子供部屋に最適なフローリング選びがわかる

更新日:2024/02/16
初稿:2021/07/25

<目次>
子ども部屋に最適なフローリングとは
子供部屋までの動線と内装のポイント
子供部屋作りについてまとめ

子ども部屋に最適なフローリングとは

子供部屋をつくるポイントとおすすめフローリング

戸建てリノベーション

最近、このような理由から、子供が二人いる家庭では、9~10帖程度の子供部屋を作り、大きくなったときに間仕切りをつくり2部屋になるようにするケースも増えています

新築を計画するタイミングは子供が小学生になる前の場合も多いのではないでしょうか。

個別の子供部屋を使うのは数年先の場合、広いワンルームを作れば当面の間、子供の遊べる部屋にしたり、家族全員の寝室として当面の間使用することもできます。

ただ、後から間仕切りを作るリフォームをする場合、追加費用が発生します。将来子供の教育費がかかる時期に負担にならないように、計画しましょう。

子供専用のスペースが本格的に必要だと感じるのは小学校高学年になる頃からです。新築時の子供の年齢と、何年度に個室が必要か見極めて、最初から個室の2部屋に作る方が良いか、ワンルームで作るほうがよいのか、先を見据えて計画を立てましょう。

また、子供がいずれ学生、大人になり家を出た後に、この部屋をどうのように使うのか、新築計画時に考える事が大切です

無垢フローリング

子供部屋の床はどのような素材が安心でしょうか。水や汚れに強い、走り周る音が響かないなど、つい小さい時の子供の行動を基準に考えがちです。しかし、子供が個室として子供部屋を長時間使うようになるのは、小学校高学年が一般的ではないでしょうか。長い目で考えた時、私たちLIFE UP FLOORがおすすめするのは無垢材のフローリングです。

合板やクッションフロアを接着する際には大量の接着剤が使われます。この接着剤に含まれる有機化合物が空気中に広がり、喉の痛みや頭痛などの症状が出るシックハウス症候群を引き起こす可能性があるのです。

子どもが安心して過ごせる空間づくり

フローリング

シックハウス症候群を防ぐのに最も効果的なのは、換気よりも、有害物質を放散させない天然素材を使うことです

一枚板の無垢フローリングなら、大量の接着剤を使わないので、その心配がありません。また、天然木は「木が呼吸している」と言われるように、調湿効果があり、夏は湿気を吸収してさらっとした床に、冬は湿度を保ちしっとりとした床にしてくれます。ウレタン塗装をしたフローリングは傷もつきにくく、お手入れも簡単ですが、素足で夏にあるくと足の裏がベタベタします。裸足で歩きまわることの多い子供にとっては、無垢材のフローリングはどんな季節でも快適に過ごすことができる、子供にぴったりの床と言えるでしょう

無垢材のフローリングというと、床暖房は使えないと思われがちですが、床暖房に対応した商品もあります。冬場、天然木の冷たさが気になる場合は床暖房を合わせて検討してみてください。

子供部屋におすすめの無垢材

フローリング

「子供部屋におすすめの床材はどれですか?」という質問をいただくことがあります。現在フローリングとして扱う天然木には様々な種類があり、それぞれの良さがあるので、樹種ごとの特徴とインテリアに合わせて選ぶことをおすすめします。

木には広葉樹針葉樹の2種類あります。先がとがり細い葉の針葉樹は英語でソフトウッド、扁平な形の葉の広葉樹はハードウッドと言うように、木が含んでいる空気の量に関係して、木の硬さや重さが違います。

また木の幹は、針葉樹はまっすぐ伸びているのに対し、広葉樹は太くて曲がっていることが多く、さらに枝分かれしているのが特徴です。この特徴がフローリングにも反映されますので、スギパイン材などは柔らかく、真っすぐに伸びた木目が特徴的です。オークメープルなどは、硬く、木目も曲がっており優しい雰囲気です。

保育園や学校などに採用さることの多い人気の樹種の一つに「スギ」があります。この樹種は日本の家屋ではよく使われている無垢材の一つで、柔らかな木質が足腰への負担を軽くしてくれるので、赤ちゃんからお年寄りが使う部屋には特に優しい木材と言えます。

将来、子供が巣立ったあとに高齢になった自分たちが使う予定のある部屋のフローリングとしては最適と言えるでしょう。木に含まれる天然成分から出る香りは森の中にいるとリラックスする癒しの効果もあります。

天然木の明るい色合いはインテリアとのコーディネートもしやすく、ナチュラル雰囲気になります。子供向けのインテリアに多いポップなデザインカーテンやベッドカバーとの相性もばっちりです。

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スギフローリング

一方でとても柔らかな木材のため、傷が付きやすいというデメリットがあります。しかし、日々の掃除は掃除機で行って心配はありません。

もし、合板のフローリングの場合、傷を補修することはできず、張り直しが必要となります。

子供が小さなうちにオモチャなどの傷付きが気になる場合は、ラグやクッションマット等を敷いて傷を防ぐ方法も一つです。ただ、先に紹介したよに、天然木材の良さを実感するためには、なるべくマットなどを敷かずに使用することをおすすめします。

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子供部屋までの動線と内装のポイント

アクセントクロス

リビング階段を設けて家族が安心する動線づくり

リビング階段

子供部屋の内装、レイアウトの他に気にするポイントは、玄関から子供部屋までの動線です。学校から帰宅したときの子供の表情をママが確認したり、友人を連れてきた場合なども、顔を合わせるタイミングが自然とあることが安心するのではないでしょうか。

2階に子供部屋を設けた場合、玄関から子供部屋に直行できるような間取りではなく、リビングを経由して部屋に行けるように、リビング階段を設ける住まいが増えています。

子供が家の中で過ごす一連の動きをイメージして、「荷物を置いて洗面所で手洗い」、「キッチンからダイニングに行きおやつを食べる」、「宿題を終わらせてから遊ぶ」という子供の家の中での行動がスムーズに進む間取りを考えてみましょう

子供部屋の内装は男の子、女の子によっても好みが分かれ、非常にに悩むポイントです。子供部屋に限らず、一般的に壁や天井は「ビニールクロスや紙クロス」「調湿効果の高い塗り物」「木材(羽目板)」などを張ります。最も主流なのは、ビニールクロスで仕上げです。デザインも豊富で子ども向けにデザインされたかわいいクロスも多くあります。ただ、成長に合わせて好みは変化するので、将来リフォームの予定が無い場合は、シンプルな壁紙を選ぶとよいでしょう。壁の1面だけ色や柄を変えるアクセントクロスにするのも、おしゃれに仕上がりおすすめです。

天然素材で安心の子供部屋づくり

漆喰

ビニールクロスは接着する際に大量の接着剤を使うので、天然素材の壁にこだわりたい方は漆喰や珪藻土などの塗り壁がおすすめです。無垢材の床と同様に自然の吸湿効果、消臭効果も期待できます。無垢材のフローリングとは相性が抜群なので、安全、安心な子供部屋を作る素材として検討してはいかがでしょうか。

また、羽目板といって、壁面の一部の木材を取り付ける内装も人気があります。

壁や天井の一部分に天然木の板を張ることで床と同様にスギやヒノキを使うと香りや視覚の効果から、癒しの空間を作ることができます。クロスが汚れやすい、床から腰の高さまで用いれば、汚れなども気にせずにすみます。木材の全面張りにすると、圧迫感が産まれ逆効果になることもあるので、注意が必要です。

子供部屋

子供部屋のインテリアはどのようなものがよいでしょう。想像力や好奇心を掻き立てるために、子供のおもちゃはカラフルなものが多くあります。カラフルなおもちゃに、カラフルなインテリアの組み合わせもポップで明るい雰囲気になりますが、勉強をする場所だと考えた場合、少し落ち着かないかもしれません。

インテリア、内装共に木を使用したナチュラルな雰囲気に仕上げると、こども用品の明るい色合いともぶつからず、馴染みます。また、落ち着いて勉強をする空間を作ることもできます。

おすすめのメープルフローリング

ナチュラルな雰囲気のインテリアに合わせる床材はメープルがおすすめです。カナダ北東部やアメリカ北東部に広く分布しており、木の幹から採れる甘い蜜のメープルシロップで知られています。

摩擦や消耗にも強いので、丈夫な床を求める人に高い人気があります。子供が走り周ったり、オモチャを多少引きずっても気にならずに使える樹種です。無垢材ですと、細かな傷や汚れは紙ヤスリで削ってきれいにすることも可能ですし、経年変化と共に色が濃くなるので傷も目立ちいくくなります。メープルの明るく癖のない木目はすっきりしています。どんなインテリアとも相性がよく、取り入れやすい無垢材といえるでしょう。

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子供部屋作りについてまとめ

フローリング

ここまで、子供部屋の作り方、おすすめのフローリングについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。子供部屋を与えることには様々なメリットがあります。まず一つは、子供の管理能力を育むことに役立ちます。子供部屋を与えることで、自分の持ち物を自分で管理させることができるようになり、自分自身でモノをどこにしまうか、配置を考え、部屋の整理整頓を学ぶことができます。帰宅後にランドセルなどを決まった場所に置く、おもちゃや絵本を楽しく片づける棚や収納家具を用意をしてあげましょう。

二つ目は、子供の自立心を育てられる点です。 子どもはいつまでも親と一緒に過ごす訳ではありません。ある程度年齢が上がってくると、一人になりたい時もあるでしょう。一人の時間こそ、自分と向き合ったり、新たなアイディアを産み出すチャンスです。また、学習机を置いて勉強に集中できる空間を作ってあげることも大切でしょう。子どもに自分専用のプライベートな空間を与えることによって、家族と適切な距離を保ちながら自立心の成長の手助けになります。

今回ご紹介したフローリングをはじめ、LIFE UP FLOORでは、バリエーション豊富な天然木フローリングをご用意しております。

コラム監修者からのメッセージ

コラム監修者

鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者

LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。

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最終更新日: