フローリングの幅広を選ぶメリットと選び方
「せっかくフローリングを張るなら、おしゃれで広く見える部屋にしたい」
そんな方に注目されているのが、幅広フローリングです。
最近ではナチュラルテイストのインテリアが人気を集めており、幅広のフローリングは開放感や高級感を演出できる床材として、新築やリノベーションの現場で選ばれることが増えています。ただし、「見た目だけで選んでしまって大丈夫?」という方向けに、後悔しない選び方やメリットとデメリットを紹介していきます。
<この記事のポイント>
✔️幅広フローリングの特徴と一般的なフローリングとの違いがわかる
✔️幅広フローリングのメリット・デメリットがわかる
✔️どんな材種が人気で、どう選べば失敗しないかがわかる
初稿:2025/10/25
<目次>
・幅広フローリングとは?通常との違い
・幅広フローリングのメリットとデメリット
・幅広フローリングの材種と選び方
・幅広フローリングのおすすめ商品紹介!
・幅広フローリングの魅力を施工事例で解説!
・幅広フローリングの選び方ガイド
・幅広フローリングで理想の空間をつくろう
幅広フローリングとは?通常との違い
幅広フローリングとは、一般的なフローリングよりも1枚あたりの板幅が広い床材のことを指します。具体的には、幅が120mm以上のものが幅広タイプとされることが多く、標準的な75〜90mm幅のフローリングに比べて、少ない枚数で床を構成できるのが特徴です。
視覚的な効果としては、目地(すきま)の本数が減るため、床面がすっきりとした印象になり、空間がより広く見えるというメリットがあります。また、木目の表情がより大きく出るため、無垢材ならではの自然な風合いや素材感も引き立ちます。
見た目や質感にこだわりたい方にとって、幅広フローリングはとても魅力的な選択肢です。
幅広フローリングの定義と見た目の特徴
フローリングの幅は、空間の印象を大きく左右する要素のひとつです。
一般的なフローリングの幅は75〜90mm程度ですが、幅広フローリングは120mm以上、中には150mmを超えるものもあります。ライフアップフロアでは、120〜150mm超の製品がラインナップされており、国内の住宅でも取り入れやすい仕様になっています。
幅が広いことで空間に奥行きや開放感が生まれるのが大きな魅力とされ、リビングやダイニングなど広さを強調したい部屋にぴったりです。
また、1枚あたりの木目が大きく表現されるため、木の表情を楽しみたい方にもおすすめです。オークやウォールナットなど人気の無垢材では、その違いがよりはっきりと現れます。
「素材感」「高級感」「デザイン性」
これらを重視する人にとって、幅広フローリングは間違いなく「選ぶ価値のある床材」です。
幅広フローリングのメリットとデメリット
幅広フローリングは、見た目の美しさだけでなく、機能面でも魅力がある床材です。しかし、選ぶ前にメリットだけでなくデメリットも知っておくことが大切です。ここからは幅広タイプのフローリングの主な長所と短所を比較して紹介します。
メリット:広く見える、高級感、掃除しやすい
幅広フローリングの最大の魅力は、空間を広く見せる視覚効果です。
板の幅が広い分、床全体の継ぎ目が減り、視界に入る「線」が少なくなるため、部屋がすっきりと開放的に見えます。特に、LDKのような広い空間ではその効果がはっきりと現れます。
また、幅広の木目がしっかりと見えることで、天然木の風合いや個性がより豊かに感じられるのも大きなポイントです。高級感があり、ホテルライクな空間演出にも最適です。
さらに、板数が少ない分、目地の隙間にゴミが溜まりにくく、掃除もラクになるという、日常生活でうれしい利点もあります。小さなお子さんやペットがいるご家庭にも向いています。
「見た目の美しさ」と「実用性」を両立したい方には、幅広フローリングは理想的な選択肢です。
デメリット:価格や施工上の注意点
幅広フローリングは魅力的な反面、いくつかの注意点もあります。
まず始めに、価格面では材料費が高くなる傾向があります。1枚の面積が大きいため、使用する木材量が多くなり、無垢材の場合は比較的高価になるケースが一般的です。
また、幅が広いほど湿度や温度による伸縮・反りが起こりやすくなります。季節によって板が動くこともあり、適切な施工知識が必要です。施工業者の選定には注意が必要で、フローリング施工に慣れている職人さんに依頼することが安心につながります。
加えて、板が大きいために狭い空間や複雑な間取りでは施工が難しい場合もあります。失敗や後悔をする前に、事前に施工場所の確認をしておくことが大切です。
こうしたポイントを理解した上で選べば、後悔のないフローリング選びができるでしょう。
幅広フローリングの材種と選び方
幅広フローリングを選ぶ際に、どんな木材を選ぶかはとても重要なポイントです。
材種によって見た目や質感、耐久性、価格が大きく異なります。特に人気が高いのはオークとウォールナットの2種類です。
どちらも幅広との相性が良く、木目の美しさや空間に与える印象に定評があります。とは言え、部屋の雰囲気や使い方によって適した材種は変わってくるので、実際にオークとウォールナットのそれぞれの特徴と選び方のポイントを比較して解説します。
オークとウォールナットの比較
幅広フローリングに限らず、オークとウォールナットには、それぞれに異なる魅力があり、空間の雰囲気や好みによって適した選択が変わります。
オークは日本でも馴染みのある木材で、ナチュラルで明るい印象を与えてくれます。木目がはっきりしており、空間に温もりをプラスしてくれます。また、耐久性にも優れているため、家族が集まるリビングや子ども部屋にも最適です。
【ブラックウォールナット】
一方のウォールナットは、深みのある色合いと高級感が最大の魅力で、シックで落ち着いた雰囲気を演出でき、ホテルライクな空間や書斎、寝室におすすめです。
経年変化により、色が濃くなっていく味わいも楽しめます。
以下に比較表をまとめてみました!
| 比較項目 | オーク | ブラック ウォールナット |
|---|---|---|
| 色味 | 明るめのナチュラルカラー | 濃く深みのあるブラウン |
| 木目 | はっきりと表情豊か | シックで曲線的な木目 |
| 雰囲気 | ナチュラル・北欧 | 重厚感・モダン・高級 |
| 耐久性 | ◎ | ◎ |
| 経年変化 | 緩やかに深みが増す | 濃くツヤが出てくる |
| おすすめ空間 | リビング・子供部屋 | 書斎・寝室 |
上記を参考に、お好みの樹種をお選びください。
幅広フローリングのおすすめ商品紹介!
「幅広フローリングを選ぶなら、どこの商品がいいの?」
そんな疑問を持つ方におすすめなのが、無垢フローリング専門通販「ライフアップフロア」です。
ライフアップフロアでは、120mm以上の幅広仕様を中心に、無垢材から複合材、床暖房対応品まで幅広いラインナップを取り揃えています。ナチュラル系・ダーク系など色のバリエーションも豊富で、部屋の雰囲気や好みに合わせた選択が可能です。
中でも、次のような商品は、実用性とデザイン性のバランスが良く、多くのユーザーに選ばれています。
おすすめ幅広フローリング
▶︎ オーク120(無垢)
耐久性・デザイン性のバランスが良い。
▶︎ ブラックウォールナット120
高級感ある濃色で、空間に重厚感をプラス。
▶︎ カバ130(無垢)
明るくてやさしい雰囲気が魅力。水にも強い。
▶︎ 複合オーク150(挽板)
床暖房対応で施工もしやすく人気。
▶︎ 三層オークヘリンボーン120
デザイン性を重視したい方向け。
幅広フローリングの商品一覧はこちら
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幅広フローリングの魅力を施工事例で解説!
どんなに魅力的な床材でも、「実際に施工したらどんな雰囲気になるのか?」というところは、気になるポイントですよね。
ここでは、ライフアップフロアの幅広フローリングを使用した古民家リフォームの事例をご紹介します。
オーク:古民家リフォームの施工事例
古民家改修で弊社のフローリング【オーク120幅】をご採用いただいた事例になります。
オークのフローリングは内装材として使用されることが多く、最もポピュラーな木材で、家具の材料としても人気があり、広く親しまれています。
虎斑(シルバーグレイン)と呼ばれるめずらしい模様がでるものもありますし、強く、高耐久なため、ウイスキー樽としても使われています。
この商品は存在感のある120幅仕様となっております。
他の幅広フローリングの施工事例をご覧になりたい方はこちら
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幅広フローリングの選び方ガイド
「幅広フローリングって素敵だけど、どうやって選べばいいの?」そう感じる方も多いのではないでしょうか。
幅広フローリングは、材種・仕上げ・板の表情・機能性など、選ぶポイントがいくつもあります。
まず意識したいのは、部屋の広さや使い方に合っているか?
例えば、狭い部屋でも明るい色味を選べば圧迫感を感じにくく、逆に広い部屋ならダークトーンで落ち着いた印象を演出できます。また、節の有無や表面の仕上げによっても印象は大きく変わります。
日常使いがメインの部屋には、メンテナンス性の高い複合材やオイル仕上げのものもおすすめです。
節あり・節なし、色味・質感のポイント
幅広のフローリングを選ぶときに注目したいのが、節(ふし)の有無や色味・質感です。
同じ材種でも、節があるかないかで部屋の印象は大きく変わります。
例えば、節ありのフローリングは自然素材らしいラフな雰囲気が魅力で、カジュアルで温かみのある空間に仕上がります。木の個性を活かしたい方にぴったりです。
一方で、節なしは均一で洗練された印象を与えるため、すっきりとしたモダンなインテリアに合わせたい方におすすめです。
明るい色は部屋を広く、暗めの色は落ち着いた雰囲気に演出できます。
仕上げも、オイル塗装で木の質感を生かしたり、ウレタン塗装で耐水性やメンテナンス性を高めたりと、用途に応じて選べるのが嬉しいところです。
そのため、「自分の理想の部屋」を思い描きながら、木の表情や仕上がりを選ぶのが後悔しないコツです。
幅広フローリングで理想の空間をつくろう
幅広フローリングは、見た目の美しさだけでなく、快適性やメンテナンス性など、暮らしやすさも兼ね備えた床材です。
「部屋を広く見せたい」
「自然素材の温もりを取り入れたい」
「洗練された雰囲気を出したい」
そんなこだわりのある空間づくりを目指す方にとって、非常に心強い選択肢と言えるでしょう。
今回の記事では、幅広フローリングの基礎知識から、メリット・デメリット、人気材種の比較、そしてライフアップフロアで実際に採用された施工事例まで、幅広くご紹介してきました。
特に、オークやウォールナットなどの無垢材は、木目の美しさや経年変化も楽しめるため、長く愛着を持って使える床材です。
また、施工性やメンテナンス性にも優れた複合材・三層材といった選択肢もあり、住まいやライフスタイルに合った最適なものがきっと見つかるはずです。
床は毎日目にする場所であり、暮らしの印象を大きく左右する要素です。だからこそ、こだわって選んでほしいと思っています。
もし今、床材選びに悩んでいるなら、ぜひ一度、ライフアップフロアの幅広フローリングをチェックしてみてください。
あなたも、理想の住まいを叶える第一歩として、幅広フローリングで心地よい空間づくりを始めてみませんか?
ライフアップフロアでは、即日又は翌営業日までに迅速対応をお約束します!
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商品詳細を詳しく聞きたい方や、お急ぎのお客様はお電話にてお問い合わせください。
初めてのお客様・業者様でもお気軽にご相談いただけます。
コラム監修者からのメッセージ
鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者
LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。