挽板とは?無垢材の違いを解説
床材選びに悩んでいませんか?「無垢材は高価だし、突板は少し物足りない...」と感じる方も多いはずです。理想のインテリアを目指す中で、「美観、耐久性、コスト」を全て満たす建材を見つけるのは簡単ではありません。
そこで注目されているのが「挽板フローリング」です。この素材は、無垢材の自然な風合いを持ちながら、突板よりも丈夫で扱いやすいという特性を持っています。しかし、挽板についての詳しい情報が少ないため、「本当に自分の家に適しているのか?」と不安に思うこともあるでしょう。
本記事では、挽板の特性や無垢材・突板との違い、具体的な選び方を徹底解説します。これを読めば、自分のニーズに合った最適な床材を選ぶヒントが見つかるはずです。理想の住空間づくりに役立つ情報をお届けします!
<この記事のポイント>
✔️挽板について理解が深まる
✔️挽板のメリット・デメリットが分かる
初稿:2024/12/14
<目次>
・挽板の基本情報について
・挽板フローリングの長所と短所
・挽板の選び方と注意点
・挽板フローリングの魅力まとめ
挽板の基本情報について
挽板とは、読み方は「ひきいた」で、木材を薄く挽き割った板材の一種であり、床材や家具などに使われる素材です。無垢と同様に木の質感を持ちながら、比較的安価で使いやすい点が特徴です。挽板は薄い層で作られているため、無垢材よりも軽く、環境負荷が少ないと言われています。また、耐久性や美観に優れ、表面仕上げの選択肢も豊富です。家庭用から商業用まで幅広い用途で採用されています。
挽板とは何か?木材の構造と加工方法
挽板は、木材を薄い板状にスライスしたもので、無垢材や突板と比較すると独自の特性を持っています。通常、木材を数ミリの厚さに切削して製造され、表面の木目がそのまま活かされています。この加工法により、無垢材の自然な風合いを保ちながら、軽量で使いやすい特徴を実現しています。
無垢材・突板との違いを比較してみる
木材にはさまざまな種類がありますが、無垢材、挽板、突板はそれぞれに異なる特性があります。無垢材は木そのものを加工した材料で、天然の質感や香りが特徴です。一方、挽板は無垢材を薄く挽き割ったもので、無垢材に近い見た目と触り心地を持ちながら、軽量で扱いやすい点が魅力です。また、突板は非常に薄い木材を芯材に貼り付けたもので、コストを抑えつつ見た目を良くしたい場合に適しています。用途や予算に応じて、これらの特徴を理解して選ぶことが重要です。
◆無垢材・挽板・突板の比較表◆
特性 | 無垢材 | 挽板 | 突板 |
見た目 |
自然な木目がそのまま |
自然な木目がそのまま |
自然な木目(場合による) |
耐久性 |
高い |
中程度 |
低め |
コスト |
高い |
中程度 |
低い |
加工のしやすさ |
加工が難しい |
加工が比較的容易 |
非常に容易 |
環境負荷 |
中程度 |
低め |
高め(芯材に依存) |
挽板の代表的な用途と活用シーン
挽板フロアは、住宅や商業施設での床材、家具、内装パネルなど、幅広い用途に利用されています。特にキッチンやリビングといった場所のフローリング材としての人気が高く、無垢材のような自然な風合いを持ちながら、軽量で施工が簡単な点が評価されています。
また、ホテルや店舗などの商業空間では、耐久性とデザイン性を両立するために挽板フロアが採用されることが多いです。さらに、カスタマイズ性が高いため、さまざまな表面仕上げが可能で、インテリアデザインに合わせた選択肢が豊富です。挽板フロアは「美しさ」と「実用性」を兼ね備えた素材として、多くのシーンで活躍しています。
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挽板フローリングの長所と短所
挽板フローリングは、美観と機能性を両立させた床材として注目されています。無垢材のような自然な風合いを持ちながら、軽量で施工しやすい点が大きなメリットです。一方で、無垢材ほどの耐久性はなく、長期間の使用には表面のメンテナンスが必要です。また、価格帯は無垢材よりも手頃ですが、突板よりも高めの設定となる場合があります。これらの特徴を考慮して、用途やライフスタイルに合わせた選択が重要です。
挽板フローリングのメリット:耐久性とコストの魅力
挽板フローリングの最大のメリットは、無垢材に近い美観を持ちながら、コストパフォーマンスが優れている点です。以下にその主な魅力を挙げます。
- 自然な木目と風合い:無垢材と同様の質感を楽しめます。
- 施工のしやすさ:軽量で扱いやすいため、DIYにも向いています。
- 耐久性の高さ:芯材を使用することで安定性が向上し、反りにくいです。
- コストの適正さ:無垢材よりも手頃な価格で、美観と耐久性を得られます。
これらの特性により、家庭用から商業施設用まで幅広く採用されています。
挽板フローリングのデメリット:注意点と対策方法
挽板フローリングにはいくつかの注意点がありますが、適切な対策を取ることで快適に利用できます。
- 耐久性の限界:無垢材と比べると摩耗に弱い場合があります。→定期的な表面コーティングを推奨
- 湿気に弱い:湿度の高い環境では劣化が早まる可能性あり。→除湿器や換気で湿度管理
- 修復の難しさ:深い傷がつくと補修が難しい。→ラグやフェルトパッドで予防
- 初期コストの高さ:突板よりも高価になる場合あり。→長期的なメリットを重視
これらを理解し、適切なケアを行えば、挽板フローリングを長く美しく保つことができます。
手入れや商品に関する質問や確認等、わからないことはお気軽にお問い合わせください。
挽板の選び方と注意点
挽板を選ぶ際には、用途や環境に適したものを選ぶことが重要です。耐久性やデザイン、価格帯を確認し、自分のニーズに合った製品を選びましょう。また、設置場所の湿度や使用頻度も考慮する必要があります。施工方法やメンテナンスのしやすさもポイントです。特に床暖房対応の挽板など、機能性を持つ製品は快適な暮らしに繋がります。選ぶ際は、メーカーの保証やレビューも参考にすると良いでしょう。
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挽板を選ぶときに知っておくべきポイント
挽板を選ぶ際のチェックポイントを以下に紹介します。
- 設置場所:リビングや寝室など、使用頻度や湿度を考慮。
- 表面仕上げ:光沢の有無や耐久性を重視。
- 価格帯:予算に合うものを選択。
- メンテナンス性:日常的な掃除や修復のしやすさを確認。
- 環境対応:エコフレンドリーな素材や製品を選ぶ。
- 保証内容:製品の保証期間やアフターサポートをチェック。
これらを念頭に置いて選ぶと、後悔のない買い物ができるでしょう。
挽板の表面仕上げ種類と選び方のコツ
挽板の表面仕上げには、以下のような種類があります。
表面仕上げ |
特徴 |
適した用途 |
オイル仕上げ |
木の質感を活かすナチュラルな仕上げ |
リビングや自然派インテリア |
UV塗装 |
耐久性が高く光沢のある仕上げ |
商業施設や使用頻度の高い部屋 |
マット仕上げ |
落ち着いた印象で滑りにくい |
子供部屋や落ち着いた空間 |
適した仕上げを選ぶことで、空間に調和した美しさを引き出せます。
挽板を長持ちさせるためのメンテナンス術
挽板を美しく保つためには、以下のメンテナンスが有効です。
- 日常掃除:乾拭きや掃除機でホコリを除去。
- 湿気対策:適度な湿度管理を行い、除湿器を活用する。
- 傷防止:家具の脚にフェルトを付ける。
- 定期コーティング:表面保護のためのワックスやオイルを塗布。
これらのケアを行うことで、挽板の寿命を延ばし、美観を保つことができます。しつこい汚れは台所用中性洗剤を使って水拭きしましょう。
挽板とは複合フローリングの床材の1つです。基材の上に薄い天然木を張り付けているので、挽材によるフローリングは、無垢フローリングと見た目においてほとんど変わりません。挽板は、ねじれや歪みに強い構造なので、床材として人気があります。挽板を選ぶ際には、使用目的にあった木材を選ぶようにしましょう。
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挽板フローリングの魅力まとめ
挽板フローリングは、無垢材に近い美観とコストパフォーマンスを両立させた素材です。耐久性やメンテナンスのポイントを押さえつつ、用途や環境に合った選択をすることで、快適な住環境を実現できます。この記事で挙げた選び方のポイントやケア方法を参考に、挽板の魅力を最大限に活かしてください。
コラム監修者からのメッセージ
鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者
LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。