老人ホーム施設の一室に【オークフローリング】をご採用いただきました

老人ホーム施設リフォーム施工事例|複合オーク120mm幅

老人ホーム施設リフォーム施工事例|複合オークフローリング 150mm幅

今回の老人ホーム施設の一室リフォームでは、自然な木の温もりと高い耐久性を両立する複合オークフローリング(150mm幅)をご採用いただきました。
穏やかな木目とやさしいベージュトーンが落ち着きある空間を演出し、入居者の方々に安心感と快適さをもたらしています。
今回の施工では、歩行補助器や車椅子の利用にも配慮し、滑りにくく安定感のある仕上がりに。高い寸法安定性を持つ複合フローリングの特性を活かし、季節変化のある環境下でも反りや隙間のない美しい仕上がりとなりました。

オーク(ナラ)とは

オーク(ナラ)はブナ科コナラ属の広葉樹で、ヨーロッパや北米、ロシアなど北半球の温帯地域に広く分布します。日本ではミズナラ・コナラとして知られ、家具材・床材の定番として高い人気を誇ります。英名ではOak、その力強い木目と高い耐久性から「森の王」とも呼ばれます。

材質は重硬で衝撃に強く、耐摩耗性にも優れています。木肌はやや粗めで、はっきりとした導管(虎斑杢)が現れるのが特徴。ナチュラルでありながら存在感があり、年月を重ねるほどに色が深まり、上質な味わいを生み出します。

複合フローリングの構造と利点

今回採用された複合オークフローリングは、表面に2〜3mmのオーク単板を貼り合わせた多層構造となっています。芯材には合板を使用し、湿度変化による反りや収縮を抑制。床暖房にも対応できる安定した構造です。

単層無垢材と比較して膨張・収縮が少なく、施工後のトラブルが少ないことから、施設や集合住宅などのメンテナンス性が重視される空間に最適です。表面にはウレタン塗装が施されており、耐水性・耐汚染性にも優れています。

老人ホームの空間との調和

老人ホームでは「安全性」と「快適性」の両立が求められます。オーク特有のやさしい木目は、入居者に安心感を与え、精神的な落ち着きを促します。150mmの幅広仕様により、視覚的な連続性が生まれ、室内が広く感じられる効果も。

また、適度な硬さと弾力があり、歩行時の安定感と足触りの良さを実現。温かみのある色合いは、照明との相性も良く、自然で明るい室内環境を演出します。

メンテナンスと耐久性

複合オークフローリングは、汚れや傷がつきにくく、日常の清掃が容易です。ほこりは乾いたモップや掃除機で除去し、水拭きの際は固く絞った布を使用します。表面塗装がしっかりと保護しているため、頻繁なワックス掛けは不要です。

また、耐摩耗性に優れているため、車椅子やキャスター家具の使用にも適しています。定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたり清潔で美しい状態を保つことができます。

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