別荘の外壁施工事例|レッドバラウの重厚な美しさ
今回の施工事例では、別荘の外壁材として「レッドバラウ(Red Balau)」をご採用いただきました。
レッドバラウは東南アジア原産の高耐久ハードウッドで、深みのある赤褐色と優れた耐候性を兼ね備えた天然木材です。施工直後の鮮やかな色合いは建物全体に温もりと高級感を与え、時を重ねるごとに落ち着いたブラウンへと変化していきます。その経年美化は、自然と共に暮らす別荘建築にふさわしい趣を醸し出します。
また、レッドバラウは木の繊維密度が非常に高く、油分を多く含むため腐朽やシロアリに強く、耐水性にも優れた素材です。雨風や紫外線にさらされる屋外環境でも形状の安定性を保ち、長期間にわたり美しい外観を維持できます。
外壁として使用することで、断熱性と調湿性を自然に発揮し、夏は涼しく冬は暖かい快適な空間を保ちます。人工素材にはない天然木ならではの呼吸するような質感が、別荘の居心地を一層豊かにしてくれます。
仕上げは無塗装・オイル仕上げいずれにも対応しており、お好みに合わせた風合いの調整が可能です。無塗装のまま使用するとシルバーグレーへと自然に変化し、より落ち着いた印象に。オイル塗装を施すことで赤褐色の深みを長く保つことができます。
さらに、レッドバラウは森林認証(FSC・PEFC)に対応した合法木材として供給されることが多く、環境にも配慮されたサステナブルな素材です。
今回の施工では、自然との調和を重視したデザインの中で、レッドバラウの深い色合いと質感が建物の表情を一段と引き立てています。時間とともに美しさを増す外壁として、住まいに永く寄り添う素材です。