新築一戸建ての施工事例|カバ130幅

この度は、新築一戸建ての住宅に【カバ130幅】をご採用いただきました。
カバはバーチ材とも呼ばれ、緻密で光沢のある美しい木肌ときちんと乾燥された材であれば狂いも少なく、非常に加工性の良い木材として家具やフローリング材として重宝されてきました。
木材の部類ではどちらかというと硬い部類になですが、同じ広葉樹のチークなどに比べれれば弾力性があり、適度な硬さが足や腰に負担がかからないので、ダンススタジオや体育館などによく使用されています。衝撃の吸収性も高く、目が詰まっていて減りにくいのも特徴です。




この、カバのきめ細かく、なめらかな肌触りのヒミツは、木にある、導管と呼ばれる水分や養分を伝導するための管にあります。
導管が太く、環状に並んでいる木材を環孔材といい、代表的な木材に、ナラ材やタモ、ケヤキ材があります。これらは木目がはっきりして、道管が太いため表面の手触りもやや凹凸が感じられるでしょう。
カバは散孔材と言い、導管が細く、木全体に満遍なく散らばっているので、非常になめらかで優しい雰囲気の木材なのです。