北欧インテリアと暮らしのアイディア
北欧インテリアは、数あるインテリアスタイルの中でも人気のスタイルの1つです。
シンプルでモダンなデザイン、明るい気持ちになる色使い、自然をモチーフにした可愛い柄のファブリックなど暮らしを彩るアイテムは眺めるだけでハッピーな気分にさせてくれます。カフェが好きな方ですと北欧デザインの食器を一度目にしたことがある人も多いと思います。ただ、自分のお部屋を北欧テイストにしたい場合、どんなものが北欧インテリアなのか、どのようにコーディネイトすれば良いか、悩む方も多いのではないでしょうか。
実は、北欧スタイルのインテリアは、日本の家とも相性抜群です。古くから日本の家は木を大切にして造られてきました。よって、同じように木を大切にし、何世代にも渡って使われるような北欧インテリアと日本の家は親和性が高いのです。
北欧インテリアは、ただ北欧デザインの家具を取り入れるだけでは完成しません。テーマや家具の選び方にこだわることがポイントです。今回は北欧インテリアを暮らしに取り入れる方法、おすすめの内装の作り方コツをご紹介します。
<今回の記事のポイント>
・北欧インテリアについて知れる
・北欧インテリアに最適な内装がわかる
更新日:2024/02/14
初稿:2021/08/06
<目次>
・北欧インテリアのデザインの背景
・北欧インテリアについて
・北欧デザインの家具の特徴について
・北欧インテリアを楽しむファブリック
・北欧インテリアと暮らしのアイディアまとめ
北欧インテリアのデザインの背景
北欧デザインは、いまや家具・雑貨などでひとつのジャンルとして確立されています。この北欧デザインという言葉が誕生したのは1950年代にロンドンの歴史ある家具店で、北欧の家具を集めた展示会が開催されたのがきっかけと言われています。そこから、北欧諸国発のデザインは、機能的でシンプルな特徴を持つデザインとして、ヨーロッパからアメリカ、そして世界へと広まっていったのです。
北欧インテリアのデザインの背景にはこの地域の持つ気候が影響しています。北欧の冬は日照時間が短く、寒さも想像以上に厳しい日が続きます。そんな暗く寒冬を乗り越えるため、長時間自宅で過ごすのに視覚や使い心地から明るさ、温かみを大切にした家具やインテリアコーディネートが行われてきました。
そのため、北欧インテリアは白やグレーなどのモノトーンやナチュラルカラーを基調とした内装、温かみのある木材をふんだんに取り入れた家具、明るい色を組み合わせたデザインのファブリックでアクセントを付けた空間を作りあげていきます。
また、すっきりとしたシンプルなデザインは飽きがこないだけでなく、長く使い続けられる実用性を兼ねていることも大切にされてきました。
北欧家具は、温かみのある無垢材を使用するのが特徴です。定番のオークは、硬く丈夫で耐久性があるので、古くから高級家具やウィスキー、ワインの樽材といても使われてきました。経年変化により、褐色に変化していきますが、色付き方は比較的穏やかな樹種です。
無垢材のインテリアには同じ無垢フローリングを使ったコーディネートがおすすめです。オークはタンニンという虫をつきにくくする成分が多く含まれているので、素材の安定性だけでなく、天然の防虫効果を期待できます。家族が安心して暮らす住まいづくりに無垢フローリングを取り入れてみてはいかがでしょうか。
北欧インテリアについて
北欧インテリアのカラーコーディネート
具体的に北欧インテリアを選ぶポイントをご紹介していきましょう。
北欧インテリアの基本的なベースカラーになるのは、ホワイトやグレー、ベージュ、ブラウンのようなナチュラルカラーです。そこに、クッションやラグ、アートパネルなど、 ワンポイントで映えるようなビビットカラーをアクセントとして取り入れるスタイルが多くみられます。寝具やカーテンなど広い面積に使ってメリハリのある空間を作ることもできます。 アクセントにはっきりとしたカラーを取り入れることで、長時間家の中で過ごす空間が暗くならずに明るい印象になります。
空間によってテーマを決めてコーディネートするとよいでしょう。寝室は心が休まる温もりを感じる色がおすすめです。一方で、洗面所や書斎などは爽やかなブルーやグレー系でまとまると1日の始まりを気持ちよくスタートできるでしょう。
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北欧インテリアに欠かせない照明
北欧は日照時間が短いことから、空間を明るく照らしてくれる照明を大切にしてきました。
そのため、北欧インテリアに近づける一番お手軽で簡単な方法として、北欧デザインの照明を取り入れることから始めてみるのもおすすめです。北欧インテリアには時代が移り変わっても廃れない、代表的なデザイナー照明がいくつかあります。その普遍的なデザインは人々を魅了し、「自分の家を建てたらこの照明を絶対に取り入れたい!」という人もいるほどです。
北欧インテリアにとって照明は欠かすことのできないアイテムです。 デザイナーの照明は高級で手が出ないという場合でも、北欧ブランドの家具量販店に行けば、おしゃれで手頃な照明がたくさん置いてあります。
ペンダントライトとはチェーンやコードなどで、天井から吊り下げた照明のことを指しますが、ダイニングやリビングに北欧デザインのペンダントライトを設置すれば、天井から下がった位置にあるため、視界に入りやすく、お部屋の雰囲気を変えることができます。
ペンダントライトとだけでなく、間接照明もあわせて取り入れてみると良いでしょう。お部屋全体を蛍光灯で明るくするのではなく、ベッドサイドや、ソファの横など、ポイントとなる部分に間接照明を取り入れると、一層お部屋の温かみが増し、リラックスできる空間になります。
柔らかな灯りでで優しく包み込む照明、明るく楽しい気持ちにさせてくれる色柄物のファブリック類、無垢材の家具やフローリングなど、北欧インテリアには金銭的・物質的ではない精神的な豊かさが反映されているのです。
LIFE UP FLOORでは、バリエーション豊富な天然木フローリングをご用意しております。
北欧デザインの家具の特徴について
北欧デザインの家具はシンプルで飽きのこないデザインが特徴です。長時間室内で過ごすことを前提としているため、いかに使いやすく、快適に使うことができるかが重要とされています。
北欧で100年以上前から使われている「名作家具」と呼ばれるものは、装飾的要素がとことん省かれ、素材の美しさを最大限に活かした形状であったり、シンプルで飽きのこないデザインに仕上がっているものがほとんどです。
北欧インテリアで好まれる無垢材家具は 職人による手作りであることが多く、高価な家具となっています。その分、良質な材質で丁寧に作られた家具は耐久性も高くなり、「良いものを親から子へと受け継ぎ、長く大切に使い続ける」という北欧の考え方にも通じるのです。
無垢材の家具と一言で言っても、ダイニングテーブルやキッチンの食器棚のように全体が無垢材で作られている家具もあれば、ソファーのフレームや椅子の脚部分のみ無垢材が使用されているパターンなどバリエーションも豊富です。木の温かみや質感を存分に楽しみたい場合には、ダイニングテーブルやチェストなど、無垢材がふんだんに使用されている大型家具がおすすめです。
フローリングも同様に無垢材を選び、コーディネートすると空間全体が温もりのある雰囲気になります。
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北欧インテリアを楽しむファブリック
北欧のファブリックには自然や動物をモチーフにしたカラフルで鮮やかな色合いのものや、幾何学模様でモダンなでデザインなど、遊び心のあるファブリックが豊富にそろっています。日本で人気のブランドも多数あり、知っている柄もあるのではないでしょうか。好みの柄を見つけて、コースターやランチョンマット、などの小物類から、クッションカバーやテーブルクロス、カーテンなど、お部屋の中に取り込んでみましょう。近くに北欧雑貨を置いているお店が無い場合でも、現在は通販サイトなど北欧雑貨を専門に扱うショップも増えています。
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北欧ファブリックを取り入れるポイント
・ファブリックパネルを置けば華やかなお部屋に
ファブリックパネルは、木製のパネルに生地を貼り付けたインテリア小物です。自分の好きな柄のテキスタイルを買ってきて、木枠にDIYすることもできます。ポスターのように壁に掛けるだけでなく、棚やカウンターに立て掛けて使ったり、空いているスペースに置いたり、手軽に取り入れられるのが魅力です。季節に合わせて変えるのもおすすめです。一枚だけ飾るのではなく、同じ柄を続けて並べる方法もあります。上質な北欧スタイルのお部屋になります。
・クッションで手軽に北欧デザインを取り入れる
手軽に取り入れられて、簡単にお部屋の印象を変えられるインテリアアイテムといえばクッションです。ひとつの柄で統一しても素敵ですし、様々な柄を組みあわせてもまとまりやすいのが北欧インテリアの特徴です。北欧インテリアの基本となるベージュやグレーのシンプルなソファに柄物のクッションを置くだけで一機に北欧テイストを味わえます。ベッドにも置くとおしゃれな寝室が完成します。
・カーテンでお部屋の印象を大きく変えてみる
お部屋で広い面積を占めるカーテンは、存在感が出るので、基本的にはナチュラルな素材とアースカラーを選ぶのがおすすめです。ベージュなどの落ち着いた色合いは、カラフルなファブリックのクッションなど北欧インテリアを引き立ててくれます。
また、少しチャレンジしてみたい方には、花や動物柄など、カーテン事体を北欧らしい柄物にしてみても、カーテンをメインにしたインテリアコーディネートができておすすめです。なりたい部屋のイメージを膨らませて、丁寧に北欧デザインのファブリックを選んでみてください。
ファブリックは畳むと場所を取らないので、季節ごとに変えたり、場所ごとにバリエーションを増やしたり、手軽の模様替えができるのでおすすめです。
北欧インテリアではグリーンもアクセントに
ナチュラルカラーのソファや無垢材の家具、カラフルなクッションなどのファブリックを置いて、最後にそれらを繋ぐ役目として最後にポイントとして置きたいのが観葉植物です。生花を花瓶で飾るのも素敵ですが、毎日お水の交換をしたり、気温によって痛みやすかったりします。観葉植物なら1年を通して安定的にグリーンの葉を付けてくれるので、寒い冬でも自然を感じることができます。
北欧インテリアを邪魔しない観葉植物としておすすめなのが、ウンベラータです。ハートの形をした大きな葉っぱは存在感もあり、白を基調とした北欧インテリアとの相性が良いです。小さな葉を好む場合、オリーブがおすすめです。オリーブは幸福の木とも呼ばれ、薄い緑色の小さな葉はナチュラルテイストの北欧インテリアに馴染みます。お部屋のアクセントとしてグリーンを取り入れて、癒しのある北欧インテリア空間を作りましょう。
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コラム監修者からのメッセージ
鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者
LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。