無垢材フローリング掃除の基本
無垢材フローリングは、その自然な風合いや温かみが人気ですが、掃除やお手入れに手間がかかるイメージを持たれがちです。「水拭きしてもいいの?」「黒ずみが取れない…」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、無垢材フローリングの掃除で気をつけるべきポイントや、汚れの種類に応じた対処法を分かりやすく紹介します。さらに、「見た目は無垢材そっくりなのに掃除が簡単」という理想を叶えるフローリング材【KRONOTEX】についても取り上げています。
無垢材を美しく保ちたい方も、手入れのしやすさを優先したい方も、この記事を読めば“後悔しない掃除と床選び”のヒントがきっと見つかりますよ!

<この記事のポイント>
✔️ 無垢材フローリングの掃除でやってはいけないことと正しい基本手順を解説
✔️ 汚れの種類ごとの掃除法やおすすめ掃除道具を具体的に紹介
✔️掃除が簡単で見た目も美しい代替フローリング材「KRONOTEX」もご紹介
初稿:2025/4/12
<目次>
・無垢材フローリング掃除の基本とは?
・無垢材フローリングの汚れ別掃除法
・掃除道具・洗剤の選び方と注意点
・掃除がラクになる!おすすめアイテム&工夫
・お手入れが楽なフローリング材「KRONOTEX」
・無垢材フローリングを美しく保つために
無垢材フローリング掃除の基本とは?
無垢材フローリングは、自然な質感と美しさが魅力ですが、その分、扱いには注意が必要です。掃除の基本は「乾拭き」と「水分を極力使わない」こと。
特に水分は、反りやシミの原因になりやすいため、固く絞った雑巾を使用しての拭き掃除が鉄則です。また、洗剤やスチームなどの使用にも注意が必要。正しい方法を押さえることで、長く美しい状態を保つことができます。

無垢材はなぜ掃除が難しい?
無垢材フローリングが他の床材と比べて掃除が難しい理由は、「水分に弱く、傷がつきやすい」という素材の特性にあります。合板や塩ビシートのフローリングは、表面がコーティングされており、水拭きや洗剤にも比較的強いですが、無垢材は木そのもの。つまり吸水性が高く、湿気を含むと膨張・収縮を繰り返します。
「うっかり水をこぼして放置したら、輪ジミになってしまった…」という声もよく聞きます。さらに、ワックスやオイル仕上げなど、塗装が施されている場合、そのコーティングが剥がれることで、さらに汚れが染み込みやすくなるというデメリットも。
だからこそ、無垢材フローリングの掃除では“やさしく扱うこと”がとても大切なのです。素材の個性を理解したうえで、対策の負担をかけずにお手入れする方法を選びましょう。

掃除の基本ステップ
「結局、どう掃除すればいいの?」という疑問にお答えします。無垢材フローリングの掃除は、毎日の軽いお手入れと、定期的なメンテナンスに分けて考えるとわかりやすいです。
まず基本は“乾拭き”です。掃除機で隙間などのほこりを取ったあと、やわらかい布で乾拭きしましょう。汚れが目立つ場合は、固く絞った雑巾に中性洗剤を少しだけ薄めて使うのがコツ。それでも落ちない場合は専用クリーナーの使用を検討しましょう。
ポイントは「水気を残さない」「こすりすぎない」「木目に沿ってやさしく拭く」の3点です。これらを守ることで、無垢材の風合いを損なうことなく、きれいな状態をキープできます。

無垢材フローリングの汚れ別掃除法
無垢材フローリングにつきやすい汚れには、皮脂による黒ずみ、水ジミ、輪ジミ、油汚れなどがあります。これらは素材の性質上、一度染み込むと落とすことが難しくなるため、早めの対処がポイントです。
この章では、汚れの違いごとに効果的な掃除方法をご紹介します。無垢材に優しい補修方法を知っておくことで、日々のケアもぐっとラクになります。

黒ずみ・皮脂汚れの落とし方
「住宅の床が黒ずんできた気がする…」そんなときは、皮脂汚れや足裏の脂分が原因かもしれません。特に人のよく通る場所は、少しずつ汚れが蓄積して黒ずみに変わります。
まずは乾拭きで軽く汚れを取り、それでも落ちない場合は中性洗剤を水で薄め、雑巾に含ませて固く絞ってから優しく拭きます。ポイントは「力を入れすぎず、こするように拭かないこと」。その後は必ず乾いた布で水分を拭き取り、換気して乾燥させましょう。

それでも汚れが取れない場合は、専用の無垢材向けクリーナーを使用すると効果的です。ただし、研磨剤入りのものはNG。表面を傷めてしまう可能性があるので避けてください。
「黒ずみ=劣化」と思われがちですが、しっかりケアすればキレイに戻りますよ。
水ジミ・輪ジミはどう対処する?
コップの水滴やうっかりこぼした飲み物が原因でできるのが、水ジミや輪ジミです。自然素材である無垢材は基本的に水を吸いやすいため、シミになりやすく、一度できてしまうと「もう取れないかも…」と不安になるかもしれません。
まず、できるだけ早く乾いた布で拭き取るのが大前提。シミになってしまった場合は、軽く濡らした布に中性洗剤を少量つけて、木目に沿って優しく拭き取っていただければ問題ありません。その後、乾拭きしてしっかり水分を取り除きましょう。

時間が経ってしまった落ちにくいシミには、「オイルメンテナンス」も有効です。専用オイルを塗って表面を整えることで、シミを目立たなくすることができます。どうしても落ちない場合は、サンドペーパーを使用して部分的な研磨+再オイルという方法もありますが、これは経験者や専門業者の手に任せるのがおすすめです。
「水には気をつけて」と言われる無垢材ですが、浸透してしまう前に焦らず対処すればまだ間に合う場合もあるため、心配な場合は専門業者に質問してみても良いでしょう。

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掃除道具・洗剤の選び方と注意点
無垢材フローリングを掃除する際、道具選びはとても重要です。中性洗剤や雑巾なら何でもOKと思われがちですが、実はフローリングを傷めてしまうものもあるんです。ここでは、使っていいもの・避けたほうがいいものを分かりやすくまとめました。正しい道具を選ぶことで、無垢材の風合いを長く保つことができます。

スチームクリーナーやモップはOK?NG?
結論から言うと、スチームクリーナーや水分を多く含んだモップはNGです。理由は、無垢材が水分を吸収しやすく、内部から反ったり割れたりするリスクがあるためです。
「掃除機じゃ細かい汚れが取れないし、スチームのほうがスッキリしそう」と思う方も多いですが、それがかえってフローリングの寿命を縮めてしまうことも。スチームは熱+水分で汚れを浮かせますが、木材にはその両方が大敵。表面が乾いて見えても、内部に湿気が残ることで膨張・収縮が起こり、木が反ってくる可能性があります。

また、水分たっぷりのモップも同様にNGです。床に濡れた状態が長く続くと、カビの原因になったり、表面に黒ずみやシミができやすくなります。
安全に掃除したいなら、「固く絞った雑巾」や「ドライタイプのフローリングワイパー」でこまめにケアするのがベスト。手間を惜しまないことが、美しい無垢材を長持ちさせる秘訣です。

掃除がラクになる!おすすめアイテム&工夫
「無垢材って手入れが大変そう…」と思っている方にこそ使ってほしいのが、掃除をラクにする便利アイテムやちょっとした工夫です。正しいアイテムを選べば、時間も手間もグッと減らせます。ここでは、無垢材フローリングにやさしく、しかも時短につながるアイテムと、お掃除のストレスを軽くする工夫を紹介します。

忙しい人におすすめ!時短お掃除アイテム
「毎日掃除なんてムリ…」という方のために、無垢材にも使えて、手軽にケアできる時短アイテムを紹介します。時短のポイントは、いかに水を使わずに、ホコリや皮脂を取り除けるかです。
まずおすすめなのがドライタイプのフローリングワイパー。力を入れずにホコリをしっかりキャッチしてくれるので、朝の5分でも床がサラッときれいになります。また、ハンディ掃除機(ソフトブラシ付き)も便利。毛足の長いノズルなら、木目に沿ってなでるだけでOK。
さらに、専用のクリーナーシートも無垢材対応のものを選べば、洗剤不要で手軽にリフレッシュできます。
これらのアイテムを使えば、「今日はサボっちゃおうかな…」と思う日もサクッと掃除ができますよ。

おすすめの時短お掃除アイテム
- ドライタイプのフローリングワイパー
- ソフトブラシ付きハンディ掃除機
- 無垢材対応クリーナーシート

掃除後のケアも大切!乾拭きと換気の重要性
掃除は“拭いたら終わり”ではありません。実は、掃除後のひと手間こそが、無垢材フローリングを長く美しく保つカギなのです。中性洗剤や水拭きをしたあと、そのままにしておくと、残った水分がフローリングの内部に染み込み、変色や反りの原因になります。だから、必ず最後に乾拭きで水気をしっかり取り除きましょう。
また、換気も忘れずに行ってください。部屋全体の空気を循環させることで、床だけでなく家具や壁に残った湿気も飛ばせますし、カビやダニの予防にもなります。「乾拭きなんて面倒…」と思われるかもしれませんが、1分でできる作業が5年後、10年後の美しさにつながりますよ。「掃除したのに、なんか床がベタつく…」という方は、ぜひ“掃除の後”に注目してみてください。

お手入れが楽なフローリング材「KRONOTEX」
無垢材の風合いは魅力だけど、「掃除が大変なのはちょっと…」と感じている方には、KRONOTEX(クロノテックス)という選択肢もおすすめです。KRONOTEXはドイツ生まれの高性能フローリングで、まるで本物の木のような見た目でありながら、掃除やお手入れがとても簡単。耐水性・耐久性にも優れ、忙しい方や小さなお子様・ペットがいる家庭でも扱いやすい床材です。無垢材にこだわらず暮らしやすさを重視するなら、要チェックの素材です!

KRONOTEXの魅力は?耐久性・見た目・掃除のしやすさ
KRONOTEXの最大の魅力は、「無垢材と見間違えるほどのリアルな質感」と「驚くほど手間がかからない掃除のしやすさ」です。見た目は天然木の木目そのままですが、実は高圧ラミネート加工が施された機能性フローリング。日常的なお手入れがグッと楽になります。

また、耐久性も抜群。ひっかき傷や凹みにも強く、椅子の移動やペットの爪などにも安心。耐水性にも優れているため、飲み物をこぼしてもサッと拭くだけでOK。無垢材では気を使うシーンでも、KRONOTEXなら気軽に使えます。
しかも、カラーやデザインが豊富で、ナチュラルからモダンまで、インテリアに合わせて選べるのも魅力のひとつです。

KRONOTEXの魅力ポイント
- 天然木に近い美しいデザイン
- 掃除がラク!水拭きOK&洗剤も使える
- 傷・凹みに強く、ペットや子どもがいても安心
- 耐水性が高く、キッチンや洗面所にも使える
カラーバリエーションが豊富で部屋に馴染みやすいのが特徴
KRONOTEXをおすすめする理由と選び方
KRONOTEXは「見た目と手入れのしやすさを両立したい」人にぴったりのフローリングです。無垢材のようなぬくもり感を持ちながら、日々の掃除はほとんど気を遣わずに済むという、忙しい現代人に寄り添った仕様。特に、共働き世帯や子育て中のご家庭には非常におすすめです。
選び方のポイントとしては、使用する部屋の特性に合わせて「耐水性の高いモデル」や「厚み」「グレード(ACクラス)」を確認することが大切です。たとえば、キッチンや水回りには耐水モデル、リビングには足触りのいいタイプを選ぶと快適です。

また、KRONOTEXはDIYにも対応しているため、施工コストを抑えたい人にもおすすめ。実際にサンプルを取り寄せて、光の当たり方や質感を確認してから選ぶのが失敗しないコツですよ。
無垢材に憧れがあるけど「お手入れの手間」がネックという方は、KRONOTEXという選択肢も前向きに検討してみてください。
⇩⇩KRONOTEXの施工事例はこちら⇩⇩
無垢材フローリングを美しく保つために
無垢材フローリングは、見た目の美しさと心地よい足ざわりが魅力ですが、その一方で掃除やメンテナンスには注意が必要です。とくに水分や洗剤の取り扱いを間違えると、黒ずみや反りといったトラブルに発展することも少なくありません。
この記事では、無垢材の掃除で「やっていいこと・ダメなこと」を具体的に整理し、黒ずみ・水ジミといった汚れへの対処法、正しい洗剤や道具の選び方、そして時短につながる便利アイテムまで幅広く紹介してきました。

さらに、掃除のしやすさと美しい見た目を両立したフローリング材「KRONOTEX」についても詳しく解説しました。無垢材に憧れはあるけど、毎日のお手入れに不安がある…という方には、新たな選択肢となるはずです。
無垢材の魅力を長く楽しむためには、正しい掃除とちょっとした工夫が大切です。この記事が、あなたのフローリングとの付き合い方を見直すきっかけになれば幸いです。

コラム監修者からのメッセージ

鈴木 翔吾
・二級建築士・プレカットCAD技術者1級・第二種電気工事士・CLT大臣認定管理技術者
LIFE UP FLOORでは、お客様のご要望に合った高品質なフローリング材を全国販売し、最短当日発送が可能です!お陰様で長野東北信エリアでは販売実績No1となりました。ありがとうございます。
無垢フローリングは樹種によって特性やカラーが異なります。ぜひ、お好みの無垢フローリング材を見つけて、理想とする空間づくりをお楽しみください。木材の購入でお困りの方、設計・施工業者様の皆様からのお問合せをお待ちしております。