フローリング選びの失敗しないチェックポイント|床材 無垢フローリング材専門店 LIFE UP FLOOR|

失敗しないチェックポイント【フローリング選び編】

失敗しないチェックポイント

無垢フローリング

無垢フローリングは『木』天然植物から製材された商品です。皆様もご存じの通り、木は根から水分を吸い、葉は光合成をし二酸化炭素を酸素に変える機能を持っています。
『木材は呼吸している』と聞いた事ある方も多いと思いますが、正しくは『木材は水分を吸収し放出する』です。無垢フローリングは木そのものを商品にしているので水分を吸収したり放出したりします。湿度が高い時は水分を吸収し、乾燥した時は吸った水分を放出して室内の湿度を自然的に調整できるメリットがあります。しかしこの自然調湿機能にはデメリットもあります。それは『伸縮、割れ、変形』です。伸縮、割れ、変形は木材の特徴でもあり、温度や湿度の変化によって起こる現象です。無垢フローリングの場合は湿気を吸うと膨張し、乾燥すると収縮します。収縮するとフローリングの繋ぎ目に数ミリの隙間ができる事もあります。
しかしそれは使用年数を重ね、膨張⇔収縮を繰り返す事で環境になじみ、安定してきます。商品になる前のフローリングは約半年~一年間倉庫で保管され水分を調整ます。また、現在は人工乾燥の技術も格段に上がっており、出荷時には水分を10%~13%程に抑えて出荷しています。 無垢フローリングを選んでいただく際は、以上をご理解ください。

フローリングを選ぶ上で必要な知識

・無垢材の選び方
世界に分布する樹木には大きく分けて『針葉樹』と『広葉樹』の2種類があります。その中で多種多様な樹木が床材として使われています。広葉樹は重厚感があり硬く傷つきにくい特徴があります。一方、針葉樹は傷つきやすいが、軽くてぬくもりのある柔らかさが特徴です。
木の特徴を活かした色のバリエーションや節や色むらの有り無し、硬さ、さわり心地など様々なニーズにあわせた床材があります。
広葉樹では【オーク】・【カバ】・【ブラックウォールナット】・【チーク】などが多く使われ、針葉樹では【パイン】・【檜】・【杉】などが代表的です。

・フローリングの色選び
床は部屋の中で大きな面積を占めるので、フローリングの種類により部屋全体の雰囲気が決まります。そのため<床選び>はとても大切です。
床材としてもっとも広く使用さているオーク(楢)は重厚感がありどんな建築にも合います。レッドパインは明るくナチュラルな風合いで北欧の暖かい部屋を再現します。大変貴重なカリンは独特な雰囲気をもちます。イメージに合うフローリングをお選びください。

・加工について
無垢フローリングには専門用語でOPC(一枚物)・UNI加工・FJL加工・乱尺・うずくり・エンドマッチなどと呼ばれる加工がいくつもあります。それらの加工により風合い、施工のしやすさ、コスト、リスク(くるい等) などに特徴があらわれます。
【OPC】:ONE PEACE (一枚物)は継目がない一枚の板でつくられています。ピースによる継目がないので、『木』本来の木目や持ち味、重厚感、高級感があります。OPCの無垢フローリングとして製材できる木材は限られるためコストは高くなります。
【UNI】:UNI加工は長さ方向に継目がある加工で、長さ1,820㍉(6尺)を4箇所から5箇所でつなぎ1枚の床材をつくります。木材の割れや節などを取り除きフローリングに加工することで無駄をおさえています。木の持ち味・良さを十分に持ち合わせるので最も一般的な無垢フローリングの加工になります。
【FJL】:Finger Joint Laminteの略です。長さ方向、巾方向にも継ぎがあります。小さい木材をあつめて床材に加工することでよりコストをおさえた加工になります。継ぎ目が多くなることで独特の風合いがあります。

・塗装について
代表的なフローリングの塗装にはオイル塗装とUV塗装があります。
『UV塗装』はウレタンやアクリル性などの塗料に紫外線を照射して固める塗装です。硬い塗膜によりフローリングの表面に傷がつきにくく、撥水性も高くなりよりお手入れが簡単になる塗装です。
『オイル塗装』はフローリングの表面に自然植物性のオイルを浸透させて保護する塗装です、UV塗装と違い硬い塗膜が無いため傷がつきやすですが【木】本来がもつ自然な風合いとさわり心地、ナチュラルな仕上がりで人気があります。また、傷のメンテナンスがしやすいメリットもあります。

複合フローリングについて
複合フローリングは合板と単板を接着し組み合わせた床材で日本の住宅や建物には最も使用されている床材です。合板の強度や変形(くるい)の少ない特徴・安いコストをいかした製品で表面には様々な樹種の単板をもちいたフローリングがあります。
一般的に流通している日本の大手建材メーカーの商品は0.2㍉などのとても薄い単板を使用した床材が多く、最近では化粧シートを表面にもちいた製品が多くあります。
『LIFE UP FLOOR』が取扱う複合フローリングでは表面に3㍉の厚い挽き板を使っています。厚い単板を使うことで無垢の風合いにより近くなり、合板と組み合わせることで寸法の安定性を高くし幅の広い商品や床暖房への対応を可能にしています。また、コストも抑えることができます。弊社の厚張り単板の複合フローリング150シリーズは無垢フローリングと同様に良いご評価を頂いています。

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