ログハウスの施工事例|ラーチ135 無塗装 / 複合ブラックウォールナット150

ログハウスの施工事例|ラーチ135 無塗装 / 複合ブラックウォールナット150

ログハウスの室内は木材に囲まれた温かみのある空間が魅力ですが、各部屋の用途に合わせて木材の種類を変えることで、デザインに心地よい変化をもたらすことができます。今回の施工事例では、ログハウス内のお手洗い空間において、片側の壁面に「ラーチ(カラマツ)135 無塗装」を、床面に「複合ブラックウォールナット150 セレクト オイル」を採用いただきました。

壁面の明るくナチュラルな木肌と、床面の落ち着いた深い色合いが組み合わさることで、限られた面積の空間に美しいコントラストが生まれています。木の温もりを保ちながらも、お手洗いというプライベートな空間にふさわしい、静かで洗練された雰囲気が整えられました。

2つの樹種の特性とグレードについて

壁面に採用された「ラーチ(カラマツ)」は、針葉樹の中でも比較的硬さがあり、はっきりとした力強い木目が特徴です。今回使用したものは無塗装のため、木本来が持つ色味や香りをそのまま感じることができます。135mmという幅の広さが、木目のダイナミックな表情をより豊かに見せてくれます。

一方、床面に採用された「ブラックウォールナット」は、クルミ科の広葉樹であり、深い茶色に紫がかった色合いを持つ銘木として知られています。適度な硬さがあり、落ち着きのある上品な空間づくりに好まれる素材です。今回お選びいただいた「セレクト」グレードは、自然な木目の中に適度な色差や節を含んだバランスの良いグレードで、整った印象と天然木の風合いを同時に楽しむことができます。

また、床材は基材に合板を用いた「複合フローリング」となっており、150mmという幅広サイズでありながら、温度や湿度の変化による木の伸縮を抑え、寸法が安定しやすい構造を採用しています。

異素材が織りなす空間の対比と調和

お手洗いのように限られた空間では、視覚的な情報が印象に大きく影響します。片面の壁に135mm幅のラーチを、床に150mm幅のブラックウォールナットを配置することで、それぞれの大らかなラインが空間にゆとりを感じさせ、圧迫感を軽減する効果を生んでいます。

デザインの面では、無塗装ラーチの素朴で明るい表情と、ウォールナットの深みのある重厚感が、互いの魅力を引き立て合う見事なコントラストを形成しています。壁面はログハウスのラフな雰囲気を残しつつ、足元にはモダンで引き締まった色合いを置くことで、空間全体が洗練された印象にまとまります。陶器のトイレボウルや金属のペーパーホルダーといった設備機器とも、この異なる2つの木材はしっくりと馴染みます。

床面のウォールナットに施されたオイル塗装は、木材の表面に薄く浸透し、マットで自然な質感を残します。照明の光を優しく受け止め、落ち着いた空間を演出するのに一役買っています。

部位ごとの適切なお手入れと経年変化

壁面に施工したラーチは無塗装ですが、人が直接手で触れる機会が少ない場所であれば、汚れを気にせずそのままの風合いを楽しむことができます。日常のお手入れは、表面のほこりを軽く払う程度で十分です。年数が経つにつれて紫外線や空気に触れることで、明るい色合いから徐々に深みのある飴色へと変化していく過程を楽しめます。

床面の複合ブラックウォールナットは、オイル塗装が施されているため、日常の掃除機がけや乾いた布での拭き掃除で清潔を保てます。汚れが気になる場合は、硬く絞った雑巾を使用してください。水回りでの使用になりますが、複合フローリングの高い寸法安定性により、無垢単層のフローリングに比べて水分の影響による反りや隙間が起こりにくいというメリットがあります。

また、ブラックウォールナットは経年変化により、当初の濃い茶色から少しずつ色が抜け、明るくまろやかな色合いへと変化していきます。壁と床、それぞれの木材が異なる表情に育っていく様子を実感できるのも、自然素材ならではの魅力です。

ログハウスのお手洗い空間において、壁面の「ラーチ(カラマツ)135 無塗装」と床面の「複合ブラックウォールナット150 セレクト オイル」を組み合わせた施工事例をご紹介いたしました。

空間の用途と面積に合わせて、明るい針葉樹と重厚な広葉樹を対比させることで、単調になりがちな木質空間にモダンで上品なアクセントが加わりました。それぞれの素材の特性や色合いの変化を活かした適材適所の木材選びは、住まいのデザイン性を高める上で非常に有効な手法です。

異なる樹種を組み合わせた空間コーディネートの参考として、ぜひお役立てください。

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