「カバザクラ」は、カバノキ科シラカンバ属の落葉広葉樹です。なぜ、「桜」という文字が使われているのかと言うと、木目が桜と似ており、日本にバーチ材が入ってきた際に桜の代用品として使われたことに由来しています。カバザクラは、導管という木の中で水分を通す管が細く、木全体に満遍なく散らばっている「散孔材」です。導管が細い散孔材ゆえに、カバザクラは木目の優しい表情、すべすべした滑らかな手触りが魅力の一つといえるでしょう。